素朴な疑問おそばとうどん、身体にいいのは?

公開日:2019/01/16

おそばとうどん、身体にいいのは?

 

寒い日が続きますね。こんな日には手軽に温かいものが食べたくなります。こんな時、麺類っていいですよね!

 

たまたまおそばとうどんがどちらも家にありました。おそばと同じくらいうどんも好きなんですが、やっぱり体にいいのはおそばなのかしら? だって、おそばはうどんよりヘルシーで、カロリーも低いイメージがあるし……。気になるので調べてみました。

 

ゆであがった麺は、おそば260グラム、うどん230グラムが標準的な一人前の量とされています。そこで、日本食品標準成分表2015年版をもとに、それぞれのカロリーを計算してみると、なんと驚きの結果が!

 

生麺の場合、おそば一人前で343キロカロリー、うどんが242キロカロリーでした。うどんの方が圧倒的に低カロリーなのです。ちなみに乾麺の場合は、おそばが296キロカロリー、うどんが290キロカロリーなので、ほぼ引き分けです。

 

どちらにしろ、うどんよりおそばが低カロリーというワタシの予想は、見事に大ハズレでした。

 

とはいえ、全国健康保険協会のGI値(血糖上昇率)早見表によると、うどんが100グラム中80で、おそばが59というGI値でした。糖尿病を患っていたり、メタボリックシンドロームが気になる人には、うどんよりおそばがおすすめといえます。

 

食物繊維については、うどんには100グラム中2.4グラム、おそばには3.7グラム含まれています。食物繊維に整腸作用があることや、お通じがお肌に影響することはご存じですよね。美容が気になる人にも、おそばがベターなようです。

 

また、おそばにはルチンというポリフェノールが含まれていますが、うどんには含まれていません。ルチンには、血液をサラサラにして、毛細血管を丈夫にするはたらきがあるため、動脈硬化と高血圧の予防、コレステロールの抑制と大活躍です。

 

いろいろ調べた結果、おそばとうどん、体にいいのはおそばでした! こう結論を出したいところですが、消化しやすくて、弱った胃腸にやさしいのは? そう、回復期にぴったりなのは、やわらかなうどんの方なんですよね~。

 

うどんは小麦粉と塩だけで作られていますから、胃腸に負担をかけずに消化できて、すみやかにエネルギーに変わってくれます。悩むところだけど、今日の晩ご飯はあったかいうどんにしようと思います。

 

 

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参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)→第三章索引1.食品名別→第二章PDF

   全国健康保険協会和歌山支部資料

   大塚製薬 食品に含まれる食物繊維量一覧

 

冬は鍋焼きうどんが無性に食べたくなる
冬は鍋焼きうどんが無性に食べたくなる

 

イラスト:飛田冬子

 


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