- ハルメク365トップ
- 素朴な疑問
- おそばとうどん、身体にいいのは?
素朴な疑問おそばとうどん、身体にいいのは?
寒い日が続きますね。こんな日には手軽に温かいものが食べたくなります。こんな時、麺類っていいですよね!
たまたまおそばとうどんがどちらも家にありました。おそばと同じくらいうどんも好きなんですが、やっぱり体にいいのはおそばなのかしら? だって、おそばはうどんよりヘルシーで、カロリーも低いイメージがあるし……。気になるので調べてみました。
ゆであがった麺は、おそば260グラム、うどん230グラムが標準的な一人前の量とされています。そこで、日本食品標準成分表2015年版をもとに、それぞれのカロリーを計算してみると、なんと驚きの結果が!
生麺の場合、おそば一人前で343キロカロリー、うどんが242キロカロリーでした。うどんの方が圧倒的に低カロリーなのです。ちなみに乾麺の場合は、おそばが296キロカロリー、うどんが290キロカロリーなので、ほぼ引き分けです。
どちらにしろ、うどんよりおそばが低カロリーというワタシの予想は、見事に大ハズレでした。
とはいえ、全国健康保険協会のGI値(血糖上昇率)早見表によると、うどんが100グラム中80で、おそばが59というGI値でした。糖尿病を患っていたり、メタボリックシンドロームが気になる人には、うどんよりおそばがおすすめといえます。
食物繊維については、うどんには100グラム中2.4グラム、おそばには3.7グラム含まれています。食物繊維に整腸作用があることや、お通じがお肌に影響することはご存じですよね。美容が気になる人にも、おそばがベターなようです。
また、おそばにはルチンというポリフェノールが含まれていますが、うどんには含まれていません。ルチンには、血液をサラサラにして、毛細血管を丈夫にするはたらきがあるため、動脈硬化と高血圧の予防、コレステロールの抑制と大活躍です。
いろいろ調べた結果、おそばとうどん、体にいいのはおそばでした! こう結論を出したいところですが、消化しやすくて、弱った胃腸にやさしいのは? そう、回復期にぴったりなのは、やわらかなうどんの方なんですよね~。
うどんは小麦粉と塩だけで作られていますから、胃腸に負担をかけずに消化できて、すみやかにエネルギーに変わってくれます。悩むところだけど、今日の晩ご飯はあったかいうどんにしようと思います。
■人気記事はこちら!
- 栄養ドリンクでお馴染みのタウリンってなに?
- 安藤和津さん「心と体を喜ばせる」という食べ方
- 抑うつ感や落ち込みのケアに必要なのは「栄養」
- 豆乳は本当に体にいいの?骨粗鬆症予防にも!
- 朝起きた後に飲むといい飲み物って何?
- 知ってるようで実は知らない?素朴な疑問ランキング ベスト100
参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)→第三章索引1.食品名別→第二章PDF
イラスト:飛田冬子
- いいね 0
- びっくり 0
- 役に立つ 0
- 泣ける 0
\ この記事をみんなに伝えよう /
-
子に遺すべき資産は?
「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは -
突然の我慢できない尿意
実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って? -
個人情報管理できてる?
銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が… -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?