素朴な疑問コブシ・モクレン・ハクモクレンの違いって?

公開日:2023/02/19
コブシ・モクレン・ハクモクレンの違いって?
コブシ・モクレン・ハクモクレンの違いって?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

ダンナさんとのお散歩コースにあるお宅の庭にモクレンが咲くのが毎年楽しみで、桜を見るのと同じくらいワクワクしているワタシ。

 

ところで、モクレンと同じような花を咲かせる春の木の中には、他にもコブシとハクモクレンがあると聞いたことがあるけれど、この3種類はどのように違うのかしら?気になったので、調べてみました!

 

コブシの特徴

コブシの特徴

コブシは、モクレン科の落葉高木。

 

花には香りがあり、白い花びらが枝いっぱいに咲くのが特徴で、街路樹、庭園、公園、個人の庭などで見られます。

 

  • 花びらの数……6枚
  • 花の大きさ……4~5cm
  • 花びらの開き方……花びらが開ききる
  • 花の向き……上向きと横向きが混ざっている

 

モクレン(シモクレン)の特徴

モクレン(シモクレン)の特徴

モクレンもコブシと同様のモクレン科です。一般的にイメージされるモクレンは、正式には「紫木蓮(シモクレン)」と呼ばれています。実はモクレンには他にも「白木蓮(ハクモクレン)」、「更紗木蓮(サラサモクレン)」、「黄木蓮(キモクレン)」など種類が豊富です。

 

平安時代に漢方薬として中国から伝わってきたのが始まりで、紫の花を咲かせます。

 

  • 花びらの数……6枚
  • 花の大きさ……7~10cm
  • 花びらの開き方……花びらが開ききらない
  • 花の向き……上向き

 

ハクモクレンの特徴

ハクモクレンの特徴

ハクモクレンも他の2種類と同様のモクレン科です。紫のモクレンよりも遅い江戸時代に、中国から伝わってきたとされています。

 

白い花を咲かせるので、コブシと見分けるのが難しいと感じる方が多いですが、前述のように、花びらの数や花の咲き方がコブシとは異なります。

 

花が咲く時期はモクレンと同時期の3~4月ですが、ハクモクレンの方がやや早く咲くのが特徴です。

 

  • 花びらの数……9枚(3枚はがく片)
  • 花の大きさ……10~15cm
  • 花びらの開き方……花びらが開ききらない
  • 花の向き……上向き

 

コブシ・モクレン・ハクモクレンとの違いと見分け方

コブシとモクレンの違いは、花びらの開き方。コブシは開きますが、モクレンとハクモクレンは開ききらず上向きに咲きます。

 

花の色は、コブシとハクモクレンは白、モクレンは紫色。花びらはコブシとモクレンが6枚で、ハクモクレンは9枚です。

 

また、一番大きな花を咲かせるのはハクモクレンで、花びらの数も多いように見えますが、実は9枚の花びらのうちの3枚は「がく片」なので、実際の花びらは6枚。

 

しかし、コブシとモクレンはがく片が緑色なのに対して、ハクモクレンのがく片は花びらと同じ白なので、花びらが9枚あるように見えるのです。

 

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参照:あきた森づくり活動サポートセンター 総合情報サイト

   LOVEGREEN

   ウェザーニュース

   IN NATURAL STYLE

   GARDEN STORY

ハルメク子さん
お花の違いを知ると、散歩も楽しくなるわね!

イラスト:飛田冬子


 

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