公開日:2022年04月05日
素朴な疑問
つつじとさつきの花の違いって?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
春になって暖かくなってくるとうれしいのが、たくさんの花を見られること。ふっくら膨らんだ小さな芽を見つけると、いつきれいに咲くのかしらとワクワクしてしまいます。
この時期の花といえば、街路樹の下で色鮮やかにピンク色の花を咲かせる「つつじ」や「さつき」ですが、見た目がそっくりなこの花たちには一体どんな違いがあるんでしょう? 気になったので調べてみました!
つつじとさつきの違いって?見分け方は?
見た目も開花時期もそっくりなつつじとさつき、調べてみると「さつきはつつじの一種である」ということがわかりました。どうりでそっくりなのね!
「つつじ」はツツジ科ツツジ属の植物の総称を指し、「さつき」はツツジ科ツツジ属に分類される植物の一つなんだそうです。
つつじとさつきの見分け方は、実は簡単! 花も葉っぱも、大きい方が「つつじ」です。

【つつじ】
- 品種:ツツジ科ツツジ属の植物の総称
- 見た目:花びらが大きく、枝先に2〜4つほどの花を咲かせる。葉が大きめで、ツヤがない。
- 開花時期:4月〜5月中旬

【さつき】
- 品種:ツツジ科ツツジ属に分類される植物の一つ
- 見た目:花びらが小さく、肉厚。1つの蕾(つぼみ)から2~3つの花を咲かせる。葉は小さめで、ツヤがある
- 開花時期:5月下旬〜6月上旬
日本人に最も親しまれている植物の一つであるつつじは、江戸中期に大きなブームが起きました。
このときにいくつもの園芸品種がつくられましたが、それらを大まかに区別するために4月〜5月中旬に咲くものを「つつじ」、5月下旬〜6月上旬咲くものを「さつき」と呼び始めることにしたそうです。
つつじは「春」、さつきは「夏」季語も違う!

つつじとさつきでは、季語も違います。4月〜5月中旬に咲くつつじの季語は「春」、5月下旬〜6月上旬に咲くさつきは「夏」の季語です。
つつじが咲き終わった頃、気温が上がり始めて、梅雨に差し掛かる頃に咲くのがさつきというわけね!
つつじもさつきも、耐寒性 ・耐暑性に強く、栽培しやすい庭木・花木に分類されるそうなので、お家で栽培に挑戦してみようかしら♪
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参照:Green Snap
イラスト:飛田冬子




