素朴な疑問秋の七草って?2つの覚え方と種類

公開日:2022/09/19
秋の七草って?
秋の七草って?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

我が家では春の七草の時期に七草粥を食べて、1年の無病息災を祈るのですが、秋にも七草があると知りびっくり!秋の七草も春と同じようにお粥にして食べるのかしら……?

 

秋の七草の由来や春の七草との違いが気になったので、調べてみました!

 

秋の七草とは?

秋の七草とは?

秋の七草は、万葉の歌人である山上憶良(やまのうえのおくら)が二首の歌を詠んだことがきっかけで、日本の秋を代表する草花として知られるようになりました。

 

  • 『秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花』
  • 『萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花』

1つ目の歌では、秋の野に咲いている草花が7種類あること、2つ目の歌で、その草花の名前を述べています。※朝貌については諸説あり、現在では桔梗(ききょう)が定説。

 

また、春の七草は七草粥にして食べることで無病息災を祈りますが、秋の七草は美しい草花を鑑賞するものなので、お粥にして食べることはしないのが一般的です。

 

7~10月に見頃を迎える秋の七草には、以下のような種類があります。

●萩(はぎ)……マメ科で落葉低木である萩は、夏から秋にかけてみられる植物。根を乾燥させて煎じて飲むと、眩暈やのぼせに効果があるとされている。

●尾花(おばな)……尾花は薄(すすき)のことで、平地からやや高地、河原といったさまざまな場所に生息している。乾燥させた根には解熱効果がある。

●葛(くず)……マメ科で、山野や荒れ地に生息する。風邪のひき始めに服用される「葛根湯」に使用されている。

●撫子(なでしこ)……ナデシコ科で夏から秋にかけて花を咲かせる。利尿作用があることや、月経不順の薬として用いられる。

●女郎花(おみなえし)……スイカズラ科で夏から秋にかけて開花する。根には利尿作用や消炎作用がある。

●藤袴(ふじばかま)……キク科で現在は「環境省レッドリスト2020」に準絶滅危惧種として登録されるほど減少している。晩夏から秋にかけて袴の形に似た花を咲かせる。

●桔梗(ききょう)……キキョウ科で晩夏から秋にかけて咲く花。近年では品種改良によって夏に咲く花もあるが「環境省レッドリスト2020」に登録されている。

 

秋の七草の覚え方

秋の七草の覚え方

春の七草は、五・七・五・七・七でリズムに合わせて口ずさむことで覚えられますよね。秋の七草も同じようにリズムに合わせて五・七・五・七・七で覚えましょう!

 

【はぎ・ききょう/くず・ふじばかま/おみなえし/おばな・なでしこ/秋の七草】

 

このように、リズムに合わせて口ずさむことで、自然と秋の七草を覚えられますよ。他にも、語呂合わせで覚えるユニークな方法もご紹介します。

 

【ハスキーなおふくろ/ぎ・すき・きょう・でしこ・みなえし・じばかま・ず・

 

【おすきなふくは?/みなえし・すき・きょう・でしこ・じばかま・ず・ぎ】

 

春の七草に比べるとあまり聞くことのない秋の七草ですが、観賞用として、薬として活躍して大切にされてきた植物です。

 

五・七・五・七・七や語呂合わせで秋の七草を覚えて、家の中に飾ってみてくださいね!

 

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参照:hibiyakadan.com

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ハルメク子さん
秋の七草はお粥にはしないのね!飾って楽しみたいわね!

イラスト:飛田冬子


 

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