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素朴な疑問ホトケノザってどんな植物なの?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、お散歩中に空き地を通り掛かりました。雑草だらけの空き地も、お花畑みたいでとても華やか! その中でひときわ目を引く小さな赤紫色の花を付けた「ホトケノザ」。昔から見掛ける雑草だけど、よく見るときれいなお花ですよね。でも、どうしてホトケノザなんて名前なのかしら? 早速調べてみました。
ホトケノザとはどんな植物?
ホトケノザはラッパのような形をした赤紫色の花と、平らな葉が特徴のシソ科の植物で、ユーラシア大陸温帯地域原産です。秋に発芽して冬を越し、3月~6月にかけて花を咲かせる越年草です。葉の様子が仏様の乗っている台座「蓮華座(レンゲザ)」に似ていることから、ホトケノザという名前が付けられました。段状に付いている葉を3階建ての屋根に見立てた「サンガイグサ」という別名もあるそうです。畑や田んぼ付近の栄養豊富な土地に群生しています。
ちなみに、ホトケノザと似たような環境に生息し外見もよく似た植物としてヨーロッパ原産の「ヒメオドリコソウ」があります。葉の下に可憐な花が咲いている様子が「かさをかぶった踊り子の顔のようである」ことから、ヒメオドリコソウと呼ばれるようになりました。ホトケノザと同じシソ科に属しており、特徴的な花の形もよく似ています。
どちらも花の付け根に甘い蜜があり、子どもの頃に吸って遊んだという記憶がある方も多いのではないでしょうか。
食べられるホトケノザは別物?
ところで、ホトケノザという名前は春の七草としても有名です。セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロを入れた七草粥は、1月7日に食べるものとして有名ですよね。
実は今回紹介しているホトケノザと、春の七草に使われているホトケノザ。この2つはまったく別の植物なんだそうです。春の七草のホトケノザは正式名称を「コオニタビラコ」といい、キク科の多年草です。タンポポに似た小さな花と放射状に広がった葉が特徴です。この葉の様子が蓮華座に似ているとして、ホトケノザと呼ばれるようになりました。
春の七草のホトケノザが食用向けの青々とした葉を付けるのに対し、今回ご紹介したホトケノザは食用ではありません。毒はないものの、決しておいしいものではないので、間違えて食べないように気を付けましょう。
雑草とひとくくりにしてしまいがちですが、よく見ると個性豊かできれいなお花もたくさん咲いていますね。観察しながら歩くと、ただ歩くよりお散歩が楽しくなりそうです。
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参照:ハルメク動画サイト
イラスト:飛田冬子
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