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素朴な疑問打ち水で涼しくなるのはなぜ?効果的なやり方は?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
日本で古くから行われている「打ち水」は、毎年暑くなる夏に効果的と言いますが、最近マンションに住んでいる人も増えているし、一軒家でも見なくなってきたわね……。
でも、この間テレビで「打ち水をすると節水や節電にもなる」と聞いて、ワタシもやってみよう!と思いました。さっそくやり方を調べてみました!
打ち水で涼しくなる原理
打ち水をすると涼しく感じるには以下のような理由があります。
- 気化熱で地面の熱を奪うため
- そよ風が発生するため
打ち水をすると、水が蒸発する際に接触している地面から熱を奪うため、地面の温度が下がり周囲が涼しく感じるようになります。
また、水蒸気によって生じる気圧の変化に伴い、空気が気圧の低い方に流れていくため、自然なそよ風が発生します。濡れた地面を爽やかな風が通ることで、涼しく感じるということです。
打ち水で得られるうれしい効果
打ち水は五感を刺激することから、涼しさを体感できるともいわれていますが、実際に以下のような効果が得られます。
- 室内の温度を下げる
- 節電につながる
- ヒートアイランド現象を緩和できる
「熱中症ゼロへ」のプロジェクトチームが行った調査によると、打ち水イベントによって打ち水前に62.4度あった地面の表面温度が、打ち水後に41.8度と、約20度も低くなったことが報告されています。
地面からの熱気が抑えられることで、ベランダや庭、玄関先から室内に入る空気の温度が下がり、エアコンを使用する時間を短くしたり、設定温度を上げたりすることもでき節電につながります。
また、アスファルトやコンクリートに溜まる熱が原因の一つとも言われる、都市部の「ヒートアイランド現象」も、打ち水によって緩和できます。
効果的な打ち水のやり方・ポイント
庭、家の前の道路、マンションのベランダなどで、打ち水を効果的に行うには、朝夕の太陽が高くない時間帯にまくのがおすすめです。気温が低い時間帯に打ち水をすることで、より高い効果を感じられます。
気温の高い日中に打ち水をしても効果がないわけではありませんが、すぐに水が蒸発してしまうため、何度も打ち水をすることになってしまいます。
同じ理由から、日が当たりにくい日陰に打ち水をすると良いでしょう。マンションや庭に日陰がないという方は、すのこやグリーンカーテンを利用して日陰を作り、打ち水をすることでより涼しさが増して、エアコンを使わない時間を作れます。
厳しい暑さで熱中症が心配ですが、節電も重要となる夏に向けて、打ち水という手段を覚えておくと、熱中症対策にもなり節電にもなるのでおすすめです!
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参照:となりのカインズさん
イラスト:飛田冬子
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