素朴な疑問フィナンシェとマドレーヌの違いって?

公開日:2022/07/24
フィナンシェとマドレーヌの違いって?
フィナンシェとマドレーヌの違いって?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

うれしい楽しい3時のおやつ。忙しいときでも、なるべくこのくらいの時間には休憩を入れて、コーヒーや紅茶、緑茶やハーブティーなど、その日の気分に合わせた飲み物、そしておやつを食べてリフレッシュするようにしています。

 

今日は頂き物のフィナンシェとマドレーヌ!どちらから食べようかしらと見比べていると、ふとした疑問が。フィナンシェとマドレーヌって、いったい何が違うの?3時のおやつを思い切り楽しむため、早速調べてみました!

フィナンシェとマドレーヌの違い

こんがりきつね色で、とってもおいしそうなフィナンシェとマドレーヌ。どちらもフランス生まれの焼き菓子です。

 

二つの大きな違いは、形と材料。詳しく違いを見ていきましょう!

フィナンシェ

フィナンシェ

フィナンシェはフランス語で「お金持ち」や「金融家」を意味する言葉で、パリ証券取引所がある金融街のとあるパティスリーが発祥なんだそう。

 

お店のお客様である金融家が手を汚さずにパパッと食べられるスイーツとして考えられたのが、フィナンシェでした。

 

細長い長方形をしたフィナンシェですが、あの形は実は「金塊」を模したもの!リッチなイメージにふさわしく、焦がしバターとアーモンドパウダーで豊かな味わいのお菓子です。

 

  • 由来:お金持ち、金融家
  • 形:金塊に似せた長方形(フィナンシェ型)
  • 材料:卵白、焦がしバター、アーモンドパウダー、薄力粉、砂糖
  • 味わい:しっとり感があり、表面はサクッとしている。焦がしバターとアーモンドの香ばしい味わい

マドレーヌ

マドレーヌ

フィナンシェと似ていますが、より優しい味わいなのが、ホタテの貝殻の形をしたマドレーヌです。マドレーヌの由来には諸説ありますが「このお菓子を作ったメイドの女性の名前が由来」という説が有名です。

 

あるパーティーの厨房で言い争いがあり、お菓子を作るはずだったパティシエが出て行ってしまいます。そこで、メイドの女性がおばあさんから教わったレシピでケーキを焼きました。

 

パーティーを催したロレーヌ公スタニスラス・レクチンスキーはホタテの貝殻の形をしたそのケーキをとても気に入り、ケーキを作った女性の名前「マドレーヌ」と名付けた……というわけ!

 

みんなから愛されるお菓子にケーキに自分の名前が付けられるなんて素敵よね♪

 

マドレーヌはフィナンシェとは違い、全卵、溶かしバターを使っています。また、ベーキングパウダーも加えているため、ふんわり感があることが特徴です。

 

  • 由来:(マドレーヌを作った)女性の名前
  • 形:ホタテの貝殻の形(マドレーヌ型)
  • 材料:全卵、溶かしバター、ベーキングパウダー、薄力粉、砂糖
  • 味わい:フィナンシェよりもややふんわり感があり、バターの風味が香る味わい

焼き型の種類・素材別の特徴

焼き型の種類・素材別の特徴

自宅でフィナンシェやマドレーヌを焼くときに知っておきたいのが、焼型の素材や種類です。

 

  • 型の形
    フィナンシェ型は金塊をイメージした薄い長方形
    マドレーヌ型には丸い貝の形、細長い貝の形などの種類がある
  • 単体タイプか天板タイプか
    単体タイプ……一つ一つがバラバラになっていて、必要な個数を焼けるタイプ
    天板タイプ……天板にいくつかの型か連なっているタイプ
  • 焼き型の素材
    フッ素加工……生地がくっつきにくく、型離れしやすい
    シリコン……熱伝導率が低いため焼き色が薄め。型離れしやすくバターの量を少なくしても焼き上げられる
    ブリキ……熱伝導率が高く、こんがり美しい焼き色が付く。使う度に油がなじんで錆びにくく、型離れしやすくなる
    アルミ……サビにくく、長く使用できる。熱を通しやすくなるため、焼き上がりが早い

 

型の形、型のタイプ、素材で違いはさまざま。好みやこだわりに合わせてぴったりのものを選ぶのがよさそうね!

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参照:cotta column

   The Okura TOKYO

   グルトピ

ハルメク子さん
結局どちらも食べました

イラスト:飛田冬子


 

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