更新日:2025年08月20日 公開日:2022年05月17日
素朴な疑問
塔婆(卒塔婆)はいつまで立てておく?処分方法は?
こんにちは!好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
お盆やお彼岸、年忌法要の際に塔婆(卒塔婆、とうば、そとうばと読みます)をお寺にお願いして立てることがありますね。お墓に立てた塔婆をそのままにしておくと、供養の度に新しいものを用意するため、どんどん増えてしまいます。
「塔婆はいつまで立てておいていいの?」「古くなった塔婆はどうやって処分したらいいの?」そんな疑問を解決するために、今回は塔婆の役割や処分方法について詳しくご紹介します!
塔婆(卒塔婆)とは?いつまで立てておくの?
まずは、塔婆(卒塔婆)の役割についておさらいしてみましょう。塔婆とは、故人の戒名や経文(南無阿弥陀仏など)が書かれた木の板のことで、墓石の背後に立てることで故人の魂を慰めるためのものとされています。
塔婆を立てるタイミングは特に決まりはありませんが、通常は供養の節目に立てる場合が多いです。
例えば、次のような法要や行事の際に塔婆を用意します。
- お盆
- お彼岸(春・秋)
- 命日
- 法要(四十九日、1周忌、納骨式など)
- 施餓鬼会(せがきえ。お盆の時期に行われることの多い行事)
塔婆の功徳(役割)は法要中の祈りの際に最大となり、終わったらその役割を終えるものとされています。本来なら法要が済んだ段階で処分するべきですが、実際には次の法要まで残しておくことが一般的です。
塔婆(卒塔婆)はいつ処分するのが良い?
供養のために立てた塔婆は、ただ燃えるゴミに出してしまうのは抵抗がありますよね。塔婆を供養の気持ちを込めて処分するには、以下の方法がおすすめです。
1. お寺や霊園の専用置き場を利用する
多くのお寺や霊園には古くなった塔婆を集めておく専用の置き場があります。そこに塔婆を置けば、お寺側が供養としてお焚き上げを行ってくれます。ただし、霊園や寺院によってはお焚き上げに少額の費用がかかる場合があるため、事前に確認してください。
2. 自分で処分する場合
お寺や地域によって考え方は異なりますが、塔婆をお寺に返さず自分で処分することもあります。この場合、供養の意味を込め、お焚き上げをするか、丁寧に燃えるゴミとして処分すると良いでしょう。ただし、自分で処分する際は、お寺や霊園管理者に相談して指示を仰ぐのがベストです。
地域による違いに注意
塔婆の処分方法や扱い方はお寺や地域の風習によって異なる場合があります。まずはお寺や地域の方々へ相談してから行動するのが安全です。適切に相談することで、故人やご先祖様への敬意を守りながら進めることができます。
まとめ:塔婆の役割を理解して丁寧に処分を
塔婆は故人への供養を込めた大切な存在です。その役割は法要中に最大となり、法要が済んだら次の供養の際に処分できるようになります。
処分の際にはお寺の専用置き場を活用し、地域の風習に配慮することで、安心して次の供養を迎える準備が整います。
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参照:株式会社森田石材店
イラスト:飛田冬子




