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素朴な疑問「糖質」と「糖類」の違いって?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
スーパーに行くと必ずといっていいほど目にする「糖質オフ」や「糖類ゼロ」という言葉。お菓子や缶コーヒー、お酒など、ありとあらゆる商品にそんな言葉が書かれているのを見かけます。
「糖質」「糖類」って書き分けてるのには意味があるのかしら? 今まではなんとなく「糖質オフの方がダイエットには良さそう」くらいのイメージでしたが、気になったので詳しく調べてみることにしました!
糖質=糖類ではない!
調べてみると、「糖質」と「糖類」は名前の響きは似ているものの、どちらも違うものだということがわかりました。
まず「糖質」とは、人間の体や脳のエネルギー源となる物質のことで、「炭水化物から食物繊維を除いたもの」を指します。
糖質は人間が健康的に活動するためには欠かせない栄養素であり、ワタシたちが毎日体を動かすことができるのは、糖質のおかげ。「糖質制限」という言葉もありますが、不足すると体に悪影響が出ることもあるため、注意が必要です。
そして「糖類」とは、糖質の一部を指します。「糖質から多糖類や糖アルコールを除いたもの」が糖類です。具体的には、砂糖、ブドウ糖、果糖などが糖類に分類されます。
要チェック!「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」の違い
ついつい混乱してしまうのが、「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」についてです。この2つの違いについては、しっかり覚えておきたいところ! 詳しく見てみましょう。
- 【糖質ゼロ】
糖類(砂糖やブドウ糖など)、多糖類、糖アルコールのいずれも含んでいないもの - 【糖類ゼロ】
砂糖やブドウ糖などは含まれていないが、オリゴ糖(多糖類)、キシリトール(糖アルコール)などの甘味料が使われているもの
中には、糖質ゼロのものでも甘みを感じられるものがありますが、これは糖質の代わりに天然甘味料(ステビア、甘草など)や人工甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースなど)が使われているから。
なお、注意したいのが食品表示基準についてです。実は、法律上は糖質が含まれていても「ゼロ」などの表示ができるようになっています。
具体的には、飲料であれば100mL当たり、食品であれば100g当たりの糖質・糖類が0.5g未満であれば「ゼロ」「ノン」「レス」「無」などの表示が可能です。
糖質ゼロ・糖類ゼロだからといって食べ過ぎたり飲み過ぎたりしないよう、甘い誘惑には注意が必要ね!
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イラスト:飛田冬子
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