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2022年04月04日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ついこの前ガソリンを入れるとき、「えっ、また値上がりしてる!」とびっくりしてしまいました。車は現代人の移動手段として、ワタシたちの暮らしになくてはならないだけに、ガソリンの価格は気になります。
そもそも一体、ガソリンの価格はどうやって決められるのかしら? 気になったので、調べてみました!
ガソリンは、原油をもとにしてつくられます。そのため、原油価格が変わると、ガソリンの値段もそれに合わせて上下します。
では、原油価格はどうやって変わるのかというと「産油国の原油の生産量」によって変化します。原油を手に入れたい人が増えたり、原油の生産量が減ったりすると、需要が増えるため、価格が高騰するという仕組みです。
原油価格の変動によって、ガソリンだけではなく軽油や灯油、重油、航空機用燃料など、ほとんどの乗り物の燃料代が変わってくるんだとか。
急にガソリンが値上がりしているのを見ると驚いてしまいますが、実は、ガソリン価格の変動は珍しいことではないそう。総務省統計局が公表しているデータをチェックしてみましょう。
まず、この統計が取られ始めた1966年。なんとこの頃はガソリンが、1リットルあたり50円! そこから人々が車を使う機会が多くなるにつれて、緩やかに価格が上昇していきます。
そして、ガソリン価格が急騰したのが1973年の第1次オイルショック(第1次石油危機)です。リッター120円を超えるまでに値上がりしました。
一度は価格が落ち着いたものの、第2次オイルショック(第2次石油危機)でまたもガソリン価格が高騰します。1982年には過去最高値となる177円にもなりました。
その後、ガソリン価格はしばらく落ち着いていたものの、徐々に値上がりを見せ、2008年以降は大きく上下を繰り返しています。
2022年2月現在のガソリンの値上がりは、コロナの影響もあるそうです。
コロナワクチンが普及したことで、これまでストップしていた経済活動が世界的に動き出し、原油の需要が高くなったことでガソリンが高くなっているんだとか。
また、冬は暖房のための燃料が必要なこと、為替レートが円安になっていることもガソリン価格高騰の理由だそうです。
最近運動不足のワタシ……これもチャンスと思って、ウォーキングでガソリンじゃなく脂肪を燃やそうかしら!
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参照:バイクのニュース
イラスト:飛田冬子