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2021年12月18日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
全国各地に点在する湖沼は、鮮やかな新緑や紅葉、雪景色などと相まって、海とはまた違った風情があります。何といっても、水面に映し出される景色はまさに絶景。エメラルドグリーンのような透明度の高い湖沼を見ると、心が和みますよね。
そこで、全国の湖沼をネットサーフィンしていたら、透明度ランキングなるものを見つけました。さっそく詳しく調べてみることにしましょう!
日本一透明度が高い湖沼
環境省自然環境局では、「自然環境保全基礎調査」として、陸域、陸水域、海域 などの状況を把握するための調査を行っています。この中で、令和3年(1991年)度に実施された「湖沼調査※」を基に、透明度の高い湖沼を紹介します。
湖と沼の違いは、国土地理院によると「厳密に区分けするのは困難」とのことなので、今回は沼も合わせた透明度ベスト3をピックアップしました!
ちなみに透明度調査では、透明度5m以下の湖沼が多く、透明度10m以上を誇るのはたったの13湖沼だそう。
※面積1ha以上の主要な天然湖沼で480か所が対象。
出典:「第4回自然環境保全基礎調査湖沼調査報告書」(環境省生物多様性センター)
1位に選ばれたのは、北海道川上郡弟子屈町(てしかがちょう)の摩周湖。透明度は28mで、圧倒的な透明度を誇ります。道北の観光スポットとしても高い人気を誇るカルデラ湖です。
アイヌ語で“神の湖”を意味する「カムイトー」と呼ばれるなど、その美しさは古くから人々を魅了してきました。湖の周囲は崖に囲まれており、直接湖面に下りることはできません。吸い込まれそうな透明感と人を寄せ付けない神秘性も、魅力の一つです。
透明度2位は、北海道白老郡白老町に位置する倶多楽湖(くったらこ)。透明度22mを誇り、こちらもカルデラ湖。周囲8kmの円形で湖を出入りする川が一切ないのが特徴です。
澄み切った美しい水面もさることながら、湖畔へ近づくには限られたルートしかなく「神秘の湖」とも呼ばれています。明治時代から養殖が始まったヒメマスの姿を水面越しに見ることもできるそうです。
3位は、青森県の十和田市八甲田山連峰の山麓にある赤沼。赤倉岳の山体崩壊によって生まれた堰止湖で透明度は18.2mです。
火山爆裂によってできた「蔦の七沼」(赤沼、蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、瓢箪沼、菅沼)のひとつです。周辺は、ブナの原生林で囲われた十和田樹海で、自然散策するのにピッタリ。ちなみに、赤沼は他の6沼から少し離れた立地になっています。
自然に囲まれた場所にある湖は、四季折々の美しさがありますよね。日本各地には、今回紹介した湖意外にハイキングを兼ねて行ける透明度の高い湖もたくさんあります。お出掛けの候補地にいかがでしょうか?
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参照:ニッポン旅マガジン
イラスト:飛田冬子