公開日:2021年06月27日
素朴な疑問
ストレッチポールって何?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日チャレンジしたテニスで「ハルメク子はカラダが硬いわね。その状態で急に運動したらけがをしてしまうわよ。ストレッチをしたらどう?」と友人に言われました。そこで、健康グッズを調べていたら、簡単にできそうな「ストレッチポール」というものがありました。詳しく調べてみましょう。
ストレッチポールとは?

ストレッチポールは、誰でも簡単にコンディショニングやエクササイズなどのセルフケアができる円柱形のツールです。アメリカで販売されていた円柱形のツールをヒントに、縦に使うように日本のアスレチックトレーナーが開発した、株式会社LPNの商標登録製品です。
エクササイズやトレーニングツール以外にも、医療現場ではリハビリの一環として使用されています。
サイズや重量、用途によって3つの種類があり、ストレッチポールの上に寝転がってエクササイズ行うことで、疲れや筋肉痛からの回復、ストレッチ効果、傷害の予防など、体にとってさまざまなメリットが期待できます。
ストレッチポールの効果

ストレッチポールには、いくつかの効果があります。簡単にまとめてみました。
- 筋肉が緩む
日常生活で前かがみになりがちなため、私たちの体の前面の筋肉は緊張しています。ストレッチポールに寝て呼吸することで、胸や背中、肩、太ももといった日常生活で凝り固まりやすい筋肉が手足の重さでストレッチされ、無理なく緩めることができます。
- 背骨が整う
足を組んだり、前かがみの姿勢になったり、バッグを肩に掛けたりすることが多い人は、姿勢がゆがんで背骨のS字カーブが崩れがち。ストレッチポールに仰向けで寝ることで、頭、胸椎、仙骨の3点が下から押され、背骨のカーブを適正に戻して猫背や反り腰を改善してくれます。
- 呼吸が深くなる
ストレッチポールに寝ると自然と胸が開き、前かがみの姿勢で浅くなっていた呼吸を整えて深く呼吸することができます。
- リラックスできる
ストレッチポールで筋肉が緩み、呼吸しやすくなることや、円柱形ならではの自然な揺らぎがリラックス効果を生み出し、安心感を得ることができます。
ストレッチポールの使い方

- ストレッチポールの基本姿勢
- ストレッチポールを床に置き、端にお尻を乗せて膝を立てるようにして座る。
- ポール上で寝転がるようにしてゆっくり仰向けになる。このとき両手は、床につけてバランスをとる。ここまでが基本姿勢。
- ポールから降りるときは、左右どちらでもいいので、降りやすい方にお尻を滑らせるようにして寝転がったまま床に降りる。
- 肩甲骨まわりのストレッチ
- 基本姿勢のようにストレッチポールに膝を立てたまま仰向けに寝る。
- 床の上で手のひらを天井に向けた状態で脇を閉じる。
- 手の甲を床の上で這わせるようにして肩の位置までスライドさせる。このとき肩の力を抜いて動作をするのがポイント。
- 今度はゆっくり腕を下げる。
- 一連の動作を繰り返す。
- 股関節まわりのストレッチ
- 基本姿勢のようにストレッチポールの上に仰向けに寝る。
- 体を安定させながら、膝を伸ばしてかかとを床につける(足幅は腰幅くらい)。
- 床につけた手のひらを天井に向けた状態で脇を閉じる。
- 股関節を動かすように意識して、力を入れずにつま先を左右に揺らす。
- 片足ずつゆっくりひざを立てて元の姿勢に戻る。
- ひざ緩め運動(股関節を緩める)
- 基本姿勢のようにストレッチボールの上に仰向けに寝る。
- 片足を片足ずつ伸ばす。左右のつま先の間隔は腰幅くらいになるように。
- 膝をほんの少し浮かせるように小さく曲げたり伸ばしたりを10回ほど繰り返す。力を入れずに、股関節が動くのを意識しながらやるのがポイント。
- 片足ずつゆっくりひざを立てて元の姿勢に戻る。
ストレッチポールの上に寝転んで簡単なストレッチをするだけで、さまざまな効果が期待できるなんて、ズボラな私でも続けられそう!
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イラスト:飛田冬子




