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2021年06月04日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
スーパーでも見かけるようになった「キクイモ」。ウチでは、炒め物にして食べることが多いのですが、いったいどのような栄養があるのでしょうか? 食べ方のバリエーションも知りたいので、調べてみようと思います!
キクイモは、ゴボウなどと同じキク科の野菜です。ヒマワリ属の多年草で、食用として食べられているのは根の部分です。江戸時代に日本に入ってきた頃は、「豚いも」とも呼ばれ家畜のエサとして使われていました。
キクイモは、全体が黄褐色の皮に覆われた「白色種」と、全体が紫色っぽい「紫色種」(別名フランスキクイモ)があります。ジャガイモの半分ほどの低カロリーで、「イヌリン」と「カリウム」が豊富に含まれています。
それぞれの特徴を見てみましょう。
「天然のインシュリン」と呼ばれることもあるイヌリン。野菜の中ではイヌリンの含有量が大変多いのが特徴です。水溶性食物繊維であるイヌリンは体内でゲル状になり、余分な糖質やコレステロール、塩分などの吸収を低減します。その結果、血糖値の上昇を緩和させる効果があります。
さらに、イヌリンが腸まで届くと善玉菌が増える他、腸を刺激し便秘解消の効果もあります。
カリウムには、ナトリウム(塩分)を排出する効果があり、高血圧の予防にも良いと考えられています。また脳卒中の予防や骨密度の増加を助ける役割もあります。
他には、「亜鉛」や「セレン」、「ポリフェノール」なども含まれていて、抗酸化作用があります。
抗酸化物質を抑制したり分解したりする「亜鉛」、抗酸化作用のある「セレン」やポリフェノールなども含まれていることがわかっています。
皮をむいてスライスした後、水にさらしてアク抜きをします。麺つゆとお酢にしばらく漬けておくと、シャキシャキとした食感の浅漬けが完成します。
千切りにしたキクイモとニンジンで作るきんぴら。ゴボウを柔らかくしたような食感に仕上がるので、お弁当のおかずにもよさそうです。
キクイモを水で洗い一口サイズに切ります。水分を拭き取り、そのまま油で素揚げにして塩を軽く振れば出来上がり。これは、お酒のおつまみにもよさそうですよね! キクイモは皮が薄いので、皮付きのままでもおいしくいただけますよ。
キクイモがとても体にいい野菜だということがわかりました。今まであまり積極的に食べていなかったけれど、今後は我が家の定番野菜になりそうな予感! 早速キクイモのきんぴらでも作ってみようかしら?
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参照:旬の食材百科
イラスト:飛田冬子