素朴な疑問今さら聞けない!5G(ファイブジー)とは?

公開日:2021/05/18

 

今さら聞けない!5G(ファイブジー)とは?
今さら聞けない!5G(ファイブジー)とは?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

スマートフォンの買い替えを検討中のワタシ。ショップで4Gと5Gの違いを説明してもらいましたが、いまいちピンときませんでした。気になるので、自分でしっかり調べてみました!

 

5Gとは

5Gとは

5Gは「ファイブジー」と読み、第5世代を意味する「5th Generation」の略語。大きな特徴は3つあります。大容量データを高速で送受信できたり、信頼性の高い低遅延通信ができたり、多数の機器に同時接続が可能になったこと。

 

4Gから5Gへの切り替えによって、遅延速度が10分の1程度に減り、映像などをダウンロードする速度は約10倍速くなります。また、同時接続機器の数も、10万デバイスから100万デバイスへと10倍に増え、さまざまなデジタル家電や各種センサー類とネットワーク上でつなげることができます。

 

5Gによって、医療現場での遠隔手術や顔認証による支払い、自動運転システムなど、多岐にわたってその活躍の場が広がっています。

 

日本の大手キャリアでは、すでに2020年春から5Gに対応したサービスが始まっています。NTTドコモは2020年の3月25日、auは3月26日、ソフトバンクは3月27日、楽天モバイルは9月30日から始動しています。

 

5Gのメリットとは

5Gのメリットとは

超高速化のメリット

ビジネスの場面では、今まで時間のかかっていたデータの送受信が一瞬になり、仕事が効率的に進められます。現状ストレスを感じることもあるリモートワーク中のオンライン会議などもより快適になります。日常生活では、動画配信や3D映像の通信、オンラインゲームなどをストレスなく楽しめます。

 

低遅延化のメリット

4Gに比べて通信の遅延が10分の1程度になるということは、さまざまな分野で好影響をもたらします。例えば、今後期待されている「ロボットによる遠隔手術」や、「自動運転システム」などリアルタイムな操作が重要なものにおいて、通信速度の遅延がもたらす影響は多大な危険を伴いますが、通信速度問題がクリアになれば、リスクを大幅に減らすことが可能です。

 

多数同時接続の向上

世界中で増え続けているスマートフォンユーザー。4Gではいずれ接続数が制限されてしまうとされていますが、5Gならその問題も解決することが可能です。また、医療や製造、商業などの業界でもさまざまな機器の通信が増えて便利になる一方、限界が見えている4G環境では不安。5Gならこれらの問題を解決してくれると期待されています。

 

多数の端末と通信ができることを「IoT」(Internet of Things)と言いますが、これを活用することで、外出後、スマホを介して鍵のかけ忘れを教えてくれたり、さらに遠隔で鍵をかけてくれたりなどもできます。5Gの世界は私たちの日常もより便利な生活へと導いてくれるでしょう。

 

5Gのデメリットとは

5Gのデメリットとは

情報漏洩の可能性

5Gで通信量が増えると、情報が漏洩するリスクもあります。例えば「IoT」を導入した場合、複数の機器を接続するため、スマホの位置情報、職場のパソコンのウェブカメラ、自宅の家電の操作履歴などから、個人を特定される恐れがあります。

 

サイバー攻撃の影響力の向上

ネットワークにつながる機器は、サイバー攻撃のターゲットにもなります。サイバー攻撃は、データを破壊したり、改ざんしたり、通信を停止させることもあります。金銭目当てに企業や組織に攻撃を仕掛けるだけではなく、ただ世の中を騒がせて楽しんでいる愉快犯が増えるケースも考えられます。

 

5Gにはセキュリティー面の欠陥がある?

5Gにはセキュリティー面の欠陥がある?

アメリカの研究グループは、5Gのセキュリティーがぜい弱だという懸念を表明しています。具体的には、現状でも問題視されている電話の通話の傍受、位置情報の取得などが特定されやすいのだそう。5Gでさまざまな分野が便利になる一方で、さまざまなリスク対策は同時に進める必要がありそうですね。

 

 

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参照:株式会社クロス・コミュニケーション

   NTT docomo

   CyberSecurity.com

 

便利さとリスクは表裏一体ね。
便利さとリスクは表裏一体ね。

 

イラスト:飛田冬子

 


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