更新日:2022年03月21日 公開日:2021年04月28日
素朴な疑問
股関節をストレッチで柔らかくするといいって本当?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
少しずつ暖かくなってきたので、寒さで縮こまった体を伸ばそうといろいろ調べていると、股関節ストレッチというものを見つけました。股関節が硬くなると、むくみや腰痛を引き起こす可能性もあるんですって。股関節を柔らかくするには、どういうストレッチをすればよいのでしょうか? 早速調べてみました!
股関節とは
股関節とは、大腿骨(だいたいこつ)と骨盤をつないでいる部分です。立ったり、座ったり、歩いたりと、日常の基本動作をスムーズに行う上で欠かせない関節です。股関節周辺は多くの筋肉が複雑に作用し合っています。
座りっ放しや運動不足気味の方は股関節周辺の血流が低下して、筋肉本来のしなやかさが失われ硬くなってしまいます。硬くなった筋肉は可動域が低下して腰痛や膝痛などの症状を引き起こすことがあるのです。
股関節まわりの筋肉を柔らかくしなやかに保つためには、短時間で手軽にできるストレッチを習慣付けることが大切です。
股関節ストレッチのやり方

それでは股関節の柔らかさを保つためにどのようなストレッチをすればよいのか、実際に見ていきましょう。
布団の上やテレビを見ながらできる静的ストレッチ
- あぐらをかくように両足の裏を合わせて座り、かかとを体に引き寄せます。足の裏を合わせられない場合はあぐらでもOK。
- 背筋を伸ばして骨盤を立てた状態を維持しなから、30秒間ゆっくりと呼吸します。
- 背筋を伸ばしたままゆっくりと上体を前に倒します。痛気持ちいいと思うポイントで止めて、そのまま60秒間ゆっくり呼吸しながらキープしましょう。
壁を使った開脚ストレッチ
- 天井に向かって脚を伸ばすようにしてお尻と脚を壁にぴったりつけます。
- 下腹に力を入れて、脚を壁につけたままゆっくりと開いていきます。つま先を立てると脚の裏全体のストレッチ効果を期待できます。
- 痛みを感じる寸前で止め、しっかりお腹に力を入れて5秒間キープします。このとき、内ももがしっかり伸びていることを意識しましょう。
- 脚をゆっくり戻し、2~3を数回繰り返しましょう。
注意点
- ストレッチは痛みを感じる寸前で止めるのがポイントです。無理のない範囲で少しずつ動かせる範囲を広げていきましょう。
- ストレッチは少しずつ続けることが大切です。一度に長時間ではなく、1回あたり3分以内を目安に継続することを心掛けましょう。
- 筋肉の柔らかさを維持するには、トレーニングも大切です。股関節のストレッチと並行して、筋トレも始めましょう。
- 股関節の可動域は左右45度ずつ、合計90度の開脚ができれば十分です。無理に伸ばすのはやめましょう。
普通に生活していると、意識して股関節を動かす機会はなかなかないものです。テレビを見ている時間や布団の上など、ちょっとした時間でストレッチと筋トレを続ける習慣を作りたいですね。
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参照:Sheage
イラスト:飛田冬子




