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- 先祖代々のお墓を「引き継ぐ」「墓じまいする」方法
自分が入るお墓の選択方法について、葬儀・お墓・終活ビジネスコンサルタントの吉川美津子さんに教えてもらう企画の第2回。今回は、先祖代々のお墓がある方に向けた解説。お墓を引き継ぐ方法、墓じまいする方法、それぞれの具体的な手順についてです。
お墓を引き継ぐ?改葬・墓じまいする?
第1回目では、入るお墓があるかないかなど、ケースに合わせて、お墓を「守る」「新しく選ぶ(購入する)」「改葬・墓じまいする」という3つの方法から、どの道に進むべきかを確認しました。
今回は、入るお墓があり、「守る」もしくは「しまう」方法について、詳しく見ていきましょう。
先祖代々のお墓を「引き継ぐ」ときの注意
「先祖代々のお墓であっても、大きな石塔の下に複数の遺骨が入る今のお墓が普及したのは明治以降です」と話すの、は葬儀・お墓・終活ビジネスコンサルタントの吉川美津子(きっかわ・みつこ)さん。
「以前は一人一人の土葬が中心でしたが火葬率が上がり、石塔の下の納骨室に遺骨を入れる文化になりました。江戸時代以前から続くような家系を除けば長くても3代くらいなのですが、承継者がいない悩みは増えています」と吉川さんは言います。
故人やご自身、子・孫世代も、先祖からの墓に入り、将来守っていく意思が確認できているのであれば、承継の手続きに進みます。
「承継者は慣習により、故人の配偶者や長男がなることが一般的ですが、自動的に承継されるのではなく、関係各所への確認とさまざまな書類の準備、手続き、手数料が必要です」と吉川さん。...
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