
ゼロから英語が話せる!
飽き症さんでもOK!たった60日で英語が苦手な人でも英会話ができるようになると話題の「インド式英会話」をご存知ですか?無料体験セミナー実施中です!
公開日:2023年08月21日
終活とは「これからをどう生きるか?」を考えること
テレビ番組のリポーターとして長年親しまれ、現在は終活コンシェルジュとしても活動している菊田あや子さん。最愛のお母様と過ごした最期の日々は、老いや死の不安とさびしさではなく、いかに「今」を生き切るか、終活とは何かを学んだ時間だったと話します。
リポーター・終活コンシェルジュ
1959(昭和34)年、山口県生まれ。リポーター・終活コンシェルジュ。一般社団法人 終活協議会理事。80年代から朝のワイドショーなどのリポーターとして全国各地を飛び回り、グルメや温泉・旅番組に多数出演。2020年、94歳の母を看取り、終活の必要性・重要性を実感し、終活ガイドの資格を取得。「遠距離介護」や「終活」をテーマに講演活動も行う。著書に『エンジョイ!終活』(幻冬舎刊)がある。
※インタビューは2021年10月に行いました。
私が終活を意識し始めたのは、2019年。遠距離介護を経て、94歳になる母を自宅で看取ったことがきっかけでした。軽い認知症になりながらも、最期まで人生を生き切った母。その母に寄り添い、葬儀や納骨、実家の片付けを経験したことで、私自身、終活の予行練習をさせてもらったように思います。
私は“おひとりさま”なので、母のように世話をしてくれる子はいません。私の場合、どうしたらいいんだろうと考えたとき、私にとっての終活とは「死支度」ではなく「これからの人生をどう生きるか」なんだと気付いたのです。
思い立ったら即行動!の私は、2020年のコロナ禍で時間ができたこともあり、正しい情報を得ようと勉強し、終活ガイドやエンディングノート認定講師の資格を取得しました。そこでわかったのは、面倒なイメージのある終活ですが、実際にやるべきことは意外とシンプルだということ。
私自身、病気の告知や延命治療の意思をエンディングノートに記したり、入院や介護、葬儀や納骨の代行サービスを調べたり、少しずつ考えを整理していますが、やればやるほど、老後や死後への不安が軽くなるのを感じています。
もう一つが家の片付け。物の取捨選択を続けるうちに今の自分の価値観が明確になり、これからの人生に本当に必要なことがわかるようになりました。と同時に、どう暮らしたいか、そのためのお金の使い道や人付き合いなど、すべきこともはっきりしてきて、「今」を第一に考えるクセがつきました。
私は今は独身ですが、これからの人生は、気の合うパートナーと楽しく暮らしたいと思っています。ですから私にとっては「婚活」も大切な「終活」。まわりにも甘えながら、素敵なパートナーを探しているところです。
終活とは、人生を謳歌(おうか)するために必要な、明るく前向きなもの。自分の人生を改めて考え、思い切って何かに挑戦してみる……それが終活の醍醐味です。これからも終活をエンジョイしていきたいと思っています。
オンラインで講師をしたりYouTube撮影で忙しい日々。「今の“いきがい”です」と菊田さん
取材・文=長倉志乃(ハルメク編集部) 撮影=中西裕人
※この記事は雑誌「ハルメク」2021年12月号を再編集し、掲載しています。
驚きの軽さ&使いやすさ!
1本で7つの効果ハルメクが厳選した選りすぐりの商品