- ハルメク365トップ
- 暮らし
- ラク家事
- オンライン片付けレッスン!1週間でこんなに変わる
家事代行サービス「カジタク」スタッフ・山口さんが片付けのコツを紹介する連載企画。今回は特別編として、片付けが苦手な読者3名が山口さんの「オンライン片付けレッスン」に挑戦しました。1週間でどこまで変わったか、片付けビフォーアフター写真は必見!
苦手な人にこそおすすめ!オンライン片付けレッスン
「部屋を片付けたいけれど、どこから手を付ければいいのかわからない」、「片付けのモチベーションが保てない」そんな人におすすめなのが「オンライン片付けレッスン」。
オンライン片付けレッスンは、プロによるレクチャーで片付けの進め方などの知識を身に付けるとともに、自宅の状況に合わせた具体的なアドバイスもしてもらえるのが魅力です。
一方で、「オンラインレッスンを受講したことがない」「レッスンのあと、一人で実践できるのか不安」という人も多いようです。
そこで、今回ハルメクWEBでは「プロの掃除・片付けワザ」の連載でもおなじみ「カジタク」山口奈穂子さんにお願いして、グループレッスンを実施することに。
3名の読者に同時にオンラインレッスンを受講して知識を身に付けてもらった上で、山口さんからご自宅の状況に合ったアドバイスを実施。その後実践編として、1週間かけて参加者みなさんで片付けに取り組んでいただきました。
レッスンの後もオンラインチャットを通じて、講師・山口さんはもちろん、一緒に受講するメンバー同士で励まし合いながら挑戦して、モチベーションアップできるのがグループレッスンならではのポイントです。
ハルメク版「オンライン片付けレッスン」の進め方
- チャットルーム設置→自己紹介&ビフォー写真送付
- オンライン片付けレッスン(90分)→片付けの進め方などの座学&ワークショップ&個別アドバイス実施
- 1週間片付けチャレンジ→チャットルームで質疑応答&アフター写真送付
メリット1:グループレッスンならではの一体感
レッスンの1週間前に、参加者3名&講師・山口さんが参加したチャットルームを設置。まずは、メンバー同士、自己紹介を兼ねて、今回片付ける場所のビフォー写真をシェアしてもらいました。
※写真は複数枚あります。Yahoo!ニュースなど、外部サイトでご覧の方は、写真を「>」でスライドしてご覧ください。
- 鈴木さん「一人暮らしで、だらけた生活を送っています。家で過ごす時間も充実させられるよう、今回がんばってリバウンドしない部屋づくり&早めの終活をしていきたいと思っています」
- 北野さん「洋服がなかなか捨てられなくてあふれています。しまうスペースさえあれば、片付けられるような気がするのですが、捨てる勇気がなく……。どうか片付け方を教えてください」
- Kさん「育児と家事で毎日バタバタです。リビングを片付けたいと思いながら、忙しさを言い訳にカオスな部屋になっています。これを機に、片付けをしてスッキリした気持ちで家族円満に過ごしたいです」
片付いていない部屋を見せるのを「恥ずかしい」と思う人が多いと思いますが、そこは同じ悩みを持つ仲間同士!
チャットルームは参加者&講師だけのクローズドスペースということもあり、みなさん安心した様子でお互いの写真を見て「お二人の写真に勇気をいただきました(北野さん)」と、早くも一体感が生まれます。
そんな様子を見た講師・山口さんも「私もかつては、モノを捨てられず、散らかしまくり、モノをなくしてばかりで。恥ずかしい部屋を見られてドン引きされ、家族とケンカもし、いろいろ経験してきました。安心してお片付けにチャレンジしていきましょう」と明るくコメント。
「今まで自分一人だと難しかったのですが、この機会にみなさんと一緒に取り組むことで、言い訳をし続けていた自分にけじめをつけたいです!(鈴木さん)」と、仲間がいることで片付けへのモチベーションもアップ。
片付けで悩んでいるのは自分だけじゃない。みんなで一緒に&プロのアドバイスがあれば、きっと今度こそ何かが変わるはず! そんな期待感を抱きつつ、オンラインレッスン当日を迎えました。
メリット2:片付けの進め方をプロに教えてもらえる
オンラインレッスン当日、メールで指定されたURLをクリックしてログインすると、講師・山口さんが笑顔で待っていました。
参加者3名は初めての顔合わせですが、チャットルームでやり取りしていたこともあり、緊張感はなく、初めからすっかり和やかな雰囲気に。簡単に自己紹介をしたら、いよいよレッスンスタートです。
片付けの進め方のレクチャーの途中、山口さんがこう問いかけました。
「ところでみなさん、1日の1%って何分くらいだと思いますか? 私はなんとなく5~6分かなって思ったんですけど、計算すると実は約15分くらいなんです。そう思うと、1日1%でも結構長いし、いろいろできそうって思いませんか?」
そこで、「1日1%なら片付けを継続できそうって思った人?」とスタッフが聞いてみると……
3名全員が手を挙げてくれました!
「片付けもある意味、スキル次第。毎日片付けて場数を踏むことが大切です。ベイビーステップで、少しずつでも、毎日の習慣として進めていきましょう」
メリット3:実現可能な目標設定&アドバイスでサポート
片付けの進め方がわかったところで、目標設定のワークショップへ。山口さんいわく、目標設定には以下の5つの項目(SMARTの法則)が大切なのだそう。
- S(Specific):具体的
- M(Measurable):数値
- A(Agreed upon):納得
- R(Realistic):現実的
- T(Timely):期限
「きれいにする・片付けるなどのボヤっとした目標はNG。実際の光景が目に浮かぶように、場所や期限を明確にして、実現可能な目標設定をしましょう。さぁ、みなさんはどんな目標にしますか? 3分時間を取るので書いてみてくださいね」
そして、参加者3名が書いた目標がこちらです。
- 鈴木さん:シンクに洗い物をためない
- 北野さん:クローゼットに入らない衣類をなくす
- Kさん:リビングテーブルの上をスッキリして拭いて、ご飯を食べる
目標が決まったら、最後に「うまくいく片付けの心構え」を教わります。
「片付けは豊かな暮らしを手に入れるためにするものです。みなさん『豊かな』の対義語ってなんだと思いますか? 実は『過多な』なんです。部屋にモノが多過ぎる人は、ちょうどよい量に減らすと、豊かな空間にできます」
それを聞いた参加者の顔が「それができたらもうやってるよ……(泣)」と、一気に曇ったのは気のせいではないはず。でも、そんな参加者を見渡しながら、山口さんはゆっくり、でも、きっぱりと宣言しました。
「モノを捨てるときに感じる『罪悪感』を手放すことが大切です。WEBの片付け連載記事でも紹介したのですが、捨てられない理由は『罪悪感』を感じるから。実は『恥』と同じくらい、エネルギーレベルが低いそうです」
これを聞いて、ハッとした表情を浮かべた参加者3名。モノを捨てるときの罪悪感こそが、片付けられない理由なのだと気づいた瞬間でした。
進め方・目標・心構えの3つのポイントがわかれば、あとは実際に片付けを進めるのみ!
レッスンの最後は、事前に送ってもらった写真をもとに、山口さんから個別アドバイスをもらいます。それぞれ違うお悩みではあるものの、他の人へのアドバイスも貴重な学び。みなさん最後まで真剣な表情で聞き入っていました。
果たしてオンラインレッスンから1週間で、どこまでキレイにできるのか。レッスン翌日から、いよいよ実践編のスタートです!
メリット4:仲間と一緒に励ましあいながら進められる!
通常のオンラインイベントだと、レッスンが終了したら、あとは自分一人で片付けを進めるだけですが、今回のグループレッスンでは、片付けが完了する1週間後まで、チャットルームで講師&参加者同士でメッセージのやり取りができます。
早速、翌日の朝「シンクに洗い物をためない」が目標だった鈴木さんから、メッセージが!
「シンクのリセット、やっぱり何もないって気持ちいいなと感じるので、明日の私のためにも続けてあげようと思います。今回、キッチン部分に集中してやっていこうかなと思います。昨日のアドバイスで、今まで『出して棚を拭く』という行為をしたことがなかったと気付きました。まずは『出す』ができる自分になりたいです。やるぞー!っていう気合宣言でした」(鈴木さん)
なんとシンクだけではなく、キッチン全体を片付けることにしたそうです。
これに山口さんが「『拭く』は『福』。気持ちもきれいになります。早速行動に変化があってうれしいですね!応援してます」と励ましコメント。北野さんも「拭くは福、名言ですね! 私も拭いてみます!」と返信します。
さらに、Kさんからも「早速行動に移していてすごいです! 今夜から私も実行します。昨晩家族にレッスンの話をしたら、今まで聞く耳を持たなかった旦那さんもおとなしく聞いてくれました」とコメントが。
片付けが苦手な参加者同士みんなで一緒に挑戦することで、豊かな暮らしへの第一歩を踏み出せたようです。
メリット5:ビフォーアフター写真で達成感も!続く片付け
その後も毎日、お互い励まし合い、変化を喜び合いながら、「1日1%=15分でできる片付け」を続けた参加者のみなさん。オンラインレッスンから1週間、アフター写真を送ってもらう日がやってきました!
「片付けられない自分を変えたい」と、グループレッスンへの参加を決意してくれた3名。できない自分に負い目を感じ、罪悪感からモノを捨てられなかったみなさんの部屋は、いったいどんなふうに変わったのでしょうか?
鈴木さん:シンクからキッチン、最後は部屋丸ごとキレイに
最初は「シンクに洗い物をためない」が目標だった鈴木さんですが、気付けば、キッチンどころか部屋全体がすっきりキレイに!
目に見える場所だけではなく、冷蔵庫の中や引き出しの中も整理整頓したそうです。
「このレッスンが生まれ変わるきっかけとなりました。ありがとうございます。一人だと甘えて自分に負けて落ち込んで……って繰り返しでした。今回ベイビーステップの大切さに気付いて、部屋と向き合って、できるって自信がついたので、やりたい気持ちがあふれたら、またやろうと思います」(鈴木さん)
北野さん:棚からあふれた服がすっきり!ハンガーも新調
洗面所の棚の上に、クローゼットに入りきらない服があふれていた北野さん。仕事に家事にと忙しい日々の中、「クローゼットに入らない衣類をなくす」を目標に、引き出しの中の洋服を畳んで整理してくれました。
これまではクリーニングのおまけでもらえる針金ハンガーを使用していたそうですが、クローゼット収納をすっきり見せるために、オンラインチャットで山口さんがおすすめしていた「ハンガーを揃える」方法も取り入れていくそうです。
「今回のレッスンで片付けの基本がわかりましたし、捨てることへの罪悪感が減りました。モノを買うということは、捨てるまで責任が及ぶということが身に染みました。みなさんのがんばりにも刺激を受けました。教えていただいたことをベイビーステップで実践していきます」(北野さん)
Kさん:ピカピカの机で家庭円満!他の場所の片付けも
開始前「片付けをしてスッキリした気持ちで家族円満に過ごしたい」と言っていたKさん。「リビングテーブルの上をスッキリして拭いて、ご飯を食べる」ことを目指して、ご家族とも話し合いながら、毎日少しずつ片付けを進めていきました。
机の上のものに資源ゴミが多いことに気づき、山口さんに相談。ペットボトル→水筒へ変えることや、ご主人が会社から持ち帰ったペットボトルは責任をもって捨てる仕組み作りをするなど、片付けと同時にライフスタイルの見直しも進めていたのが印象的でした。
机の上がきれいになってからは、お子さんに「念願の机拭きのお手伝いもお願いできた」そう。片付けが家庭円満にもつながったようです。
「最初は応募も迷ったのですが、このグループレッスンに参加できて幸運でした。罪悪感を手放すこと、ベイビーステップからまず始めることなど、たくさん学びました。みなさんから良い刺激を受けて、私もダイニングや服など、他の場所もベイビーステップで片付け始めました!」(Kさん)
人生が変わる!プロと一緒に片付け習慣を手に入れよう
レッスンが始まる前に山口さんがチャットルームでシェアした、モノがないスッキリした部屋の動画を見て、衝撃を受け、「私には無理」だと言っていた参加者のみなさん。
でも、こうしてたった一週間で、自分の力で、しっかり片付けができる人に変身しました。
ビフォーアフター写真、そして投稿されたみなさんの「生まれ変わった」「今までできなかったことができた」という数々のコメントが、その証拠です。
片付けが上手か下手かは、誰かと比べるためのモノではありません。自分が豊かに暮らすために必要なスキルです。そして「片付けができない」のではなく、「やり方を知らないだけ」なのだと、強く感じた1週間でした。
スペースのゆとり=心のゆとり。拭くは福。「住む」は「人」が「主」、モノを部屋の主にしないこと……。
そんな「片付け名人」山口さんの言葉が、一緒にがんばる仲間の励ましが、自分でできる片付け方を見つけるカギになったのだと思います。
片付けられないで悩んでいる人は、ぜひ一度「オンライン片付けレッスン」に参加してみてください。あなたもきっと、生まれ変わった自分を見つけられるはずです。
講師プロフィール:「カジタク」山口奈穂子さん
やまぐち・なおこ アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」で活躍する、掃除・片付けのプロ。定期家事代行、整理収納サービスの経験を活かして、現在は新人スタッフの教育を行うトレーナーも担当している。
取材・文=竹下沙弥香 取材協力=カジタク
■もっと知りたい■
-
子に遺すべき資産は?
「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは -
突然の我慢できない尿意
実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って? -
個人情報管理できてる?
銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が… -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?