私にもできた!北半球105日クルーズ

北半球クルーズでよかった観光地ベスト5!(2)

公開日:2019.04.14

更新日:2019.04.14

海への憧れを、66歳にして叶えた松本悦子さんの105日間の北半球のクルーズ旅行記をお届けします。今回は、北半球クルーズでの寄港地でよかった観光地第3位! 北欧の雄大な自然と歴史ある街並みをご堪能ください。

ロシアから、北欧・フィンランドに向かいます

ロシア サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館
ロシア サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館を背景に

2017年5月30日 広大なロシアの第2の都市サンクトペテルブルグ。ユニークな外観の教会や、ヨーロッパ最大級の美術館でもあり宮殿でもあるエルミタージュ美術館、運河のある街並みを観光して、ピースボートは北欧三国へと海路を走ります。

今回ご紹介する、お気に入りの寄港地第3位は、ロシア……ではなく、この後に向かう北欧3国とフィヨルドです。

 

ヘルシンキ大聖堂
ヘルシンキ大聖堂

5月31日 北欧3国のフィンランドの首都ヘルシンキ入港。「バルト海の乙女」と称されスウェーデンとロシアの影響を受けた街並みを観光する、3時間のヘルシンキ市内のウォーキングツアーに参加。

ヘルシンキ中央駅・国立劇場・現代美術館・テンペリアウキオ教会(1960年に岩盤をくりぬいて作られた地下空間の教会)等をガイドと共に観光。現代美術館でのコーヒータイムでは、映画「かもめ食堂」で見た、憧れのシナモンロールも食べて感動しました。

美味しかったシナモンロール
美味しかったシナモンロール

エストニアのタリンに入港!

トームペアの丘展望台よりタリン旧市街
トームペアの丘展望台よりタリン旧市街

6月1日 エストニアのタリン入港。

13世紀に創設された、バルト3国エストニアの首都タリンは城の城壁に囲まれています。中世の面影を色濃く残したタリン歴史地区は、1997年ユネスコ世界遺産に登録されました。

5年毎、7月に世界的なフェスティバルが催される歌の広場を見つめる作曲家、​​​グスタフ・エルネサクスの銅像。
   エストニア第2の国家歌、「わが祖国・わが愛」の作曲者

世界遺産タリン旧市街観光に参加して、トームペアの丘からの色鮮やかな家々の旧市街や尖塔の教会等を眺めたり、石畳の細い路地を散策しました。トームペア城、今はミュージアムとして利用されているロシア皇帝ピュートル帝の別荘・カドリオルク国立公園・歌の広場・ニグリステ教会では私達のために、中世の服装をして中世の楽器を演奏して歌と共に音楽会をしていただきました。

トームペア城の城壁と石畳とストリートミュージシャン
トームペア城の城壁と石畳とストリートミュージシャン

 

ニグリステ教会の中世の音楽会
ニグリステ教会の中世の音楽会
元ロシア皇帝ピュートル帝の別荘・現在はミュージアムとして利用
元ロシア皇帝ピュートル帝の別荘・現在はミュージアムとして利用

あまりの寒さに、街角のおばあさんの店で手編みの毛糸の帽子を買いました。

ストックホルム郊外のレストランでランチ、シャクナゲの花がきれいでした。タリンで買った手編みの帽子
ストックホルム郊外のレストランでランチ、シャクナゲの花がきれいでした。タリンで買った手編みの帽子

スウェーデンの首都ストックホルムに

​  運河クルーズ船 北欧のベニスと称される街を水上から観光  ​
ストックホルム港にはクルーズ船がたくさん停泊しています

6月2日 スウェーデンの首都ストックホルム入港。
バルト海とメーラレン湖に囲まれた、大小14の島々からなるストックホルムは「水の都」「公園の都」と呼ばれています。

運河クルーズ船 北欧のベニスと称される街を水上から観光
運河クルーズ船 北欧のベニスと称される街を水上から観光
ガムラスタンと呼ばれる旧市街
ストックホルム市庁舎 ノーベル賞の記念晩餐会の会場「青の間」とパーティ会場の「黄金の間」があります

運河クルーズで「北欧のベニス」と呼ばれる街並みや毎年ノーベル賞受賞晩餐会が行われる市庁舎を観光する予定でした。しかし、残念ながら午後2時の予約でしたが突然の公的事情で入場見学はできませんでした。代わりにノーベル博物館・郊外のレストランでランチすることに。。

ノーベル博物館の天井には歴代の受賞者の紹介カードが下がっています
ノーベル博物館の天井には歴代の受賞者の紹介カードが下がっています

オスロに次ぐノルウェーの第2の都市ベルゲンへ

フィヨルド観光 同行のAさんとTさん 
フィヨルド観光 同行のAさんとTさん 

6月5日 ノルウェーのベルゲン入港

再び船に乗り込み向かったのは、オスロに次ぐノルウェーの第2の都市、そして最大の港町のベルゲン。世界遺産であるブリュッケン地区には中世の街並みが残されていて、色とりどりの家が港周辺に立ち並んでいます。見どころはフィヨルドという、氷河による浸食作用によってできた複雑な地形の湾・入り江です。私はフェリーからネーロイフィヨルド遊覧、そしてソグネフィヨルドの街人口400人程のフロムへ行くフロム鉄道(フィヨルド列車)に乗って万年雪の山々と雪解けの滝と小さな村々等を観光するツアーに参加。

フィヨルドの岸辺の家々
フィヨルドの岸辺の家々
山肌を流れる滝
山肌を流れる滝

フロム鉄道はノルウェー国鉄の最高傑作と言われ、わずか20Kmの路線ながら次々と目にする景観は息をのむ美しさでした。当日は天候にも恵まれ、一生に一度は見てみたいと願っていたフィヨルド観光を堪能しました。

このツアーは寄港地からバス移動往復5時間余りの長距離移動のため、ベルゲンまでのバス車中は夕食後の事もあり、皆眠り込んでいました。

ベルゲン鉄道から見える残雪の山と村の家
ベルゲン鉄道から見える残雪の山と村の家
山肌を流れる滝
ベルゲン鉄道から迫力ある滝が見えます

6月6日
この日ピースボートは長さ204㎞、最深部は1308mの世界最大規模「ソグネフィヨルド」を航行しました。約100万年前の氷河期に河床がⅤ字、U字型に削られてできた深い谷に海水が入り込みつくられました。大型のピースボートがゆっくりとフィヨルドを航行し、私達は7Fの前方デッキから絶景を楽しみました。

また、世界遺産登録のネーロイフィヨルド航行中には記念の集合写真を撮影しました。

ピースボートフィヨルド航行中
航行するピースボートから見た、フィヨルド
人気のフィヨルド、クルーズ船も多数航行中
人気のフィヨルド、クルーズ船も多数航行中

 

次回は第2位の寄港地、観光地の感動をお届けします。 

松本 悦子

先祖代々生まれも育ちも埼玉県。フットワークのよさで、軽めの頭をのせて今まで生き抜いてきた気がします。5坪程の畑で季節の野菜、果物の木を植え、花を愛でて現在夫と2人暮らしです。2017年4月から7月で105日間北半球一周のクルーズに行ってきました。 大切な宝物のクルーズ体験記を読んでみてください。

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