50代おひとりさまが本当に望む暮らしを求めて地方移住。小さく働き、豊かに暮らす術
2024.12.232019年03月25日
内向的だった自分が生まれ変わる決断&挑戦ストーリー
57歳、ワンルームひとり暮らし~娘一家の引っ越し~
離婚後、子育てや仕事に奮闘し、そして迎えた子の自立。日課のウォーキングが気持ちを前向きにしてくれました。今は一人暮らしを満喫中、50代を楽しんでいる様子やこれからの生き方をお伝えします。今回はいよいよ最終回です。
え! 娘一家の引っ越し?
44歳で離婚。
高校生の息子、中学生の娘と世田谷のマンションから木造アパートへ。
再就職してなんとかやりくりし、子供の成長とともに連結した貨車を切り離すように住まいをダウンサイジング。
数度の引っ越しを経て、今はワンルームひとり暮らし。元夫も亡くなり、娘の初めての出産後の手伝いを乗りきって、さて2019年。
娘の初産前後の手伝いをしようと、なじんだ西小山から板橋区に転居したのが5月。
しかし、家族が増えたのを機に娘夫婦が荒川を越えて戸田市に住居を探すと聞きました。
娘の夫の職場に近くなり、同じ家賃でもずっと広く住めるとか。
引っ越し業の娘の夫の繁忙期は3月。
その前には転居をすませたいと言います。
離れることは寂しい。しかし、もとより「動けば運も動く」が信条です。
引っ越し好きの血も騒いで、私もワクワクしてきました。
広~い3LDK!
2月初め、日だまりが暖かい晴天。
引っ越しのバタバタを避けて隣の公園で孫をだっこ。
丸々と太り機嫌のよい子です。
そして、ワンルームで出番なく立て掛けてあったテーブルの天板、台、長いすを娘の夫が運び出し、自分たちの新居に運んでくれました。
捨てないでよかった!
離婚して13年。
暮らしを縮小して、モノもとことん減らしてきました。
でも、家族の生活の中心だった大テーブルと長いすだけは、ともに転々としてきました。
何度も「処分しよう、もういいんじゃないか」と思いました。このワンルームに入らなかったら処分だ、という危機も乗り越えて、入ったもののやっぱり狭くて天板は壁に立て掛けていました。
「地震があったら危ないなあ」と毎日ヒヤヒヤしていたのです。
それを娘一家が使ってくれると!
この家具たちの私との長い旅も終わりです。新天地で、また家族の中心で活躍できます。息を吹き返すでしょう。
テーブルも長いすもうれしそうです。
そして、私も新しい生活
台所まわりの収納係だったライティングビューロー。
「これからはアナタが主役」と中心に据えました。
その奥はベッドスペースです。
お気に入りの小鳥の絵と、相棒の年取ったインコのキスケ。
身軽に、そして元気に働きながら、これからも楽しんで暮らしていきます。