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2019年01月11日
観光案内や着物の着付けetc.
日本の文化を通じ国際交流を! と、広島市に来た外国人観光客向けにボランティア活動を開始。その名も「佐伯区おもてなし隊」。どんな活動内容なのでしょう……!?
日本を訪れる外国人観光客の数が年々増え続けているといわれていますが、実際、街や観光地に出かけてみるとそれを実感します。私の住む広島市には世界遺産が一件、隣接市にも一件あり、そのおかげで外国人観光客が多いようです。
実際、「旅行口コミサイト」によると、広島市を訪れた29年度の外国人観光客は前年より29.2%増えて151万9千人で、東南アジアからの観光客も増加傾向のようです。外国人の満足度の高いスポットの3位と4位にランクインされているのは「原爆資料館」「厳島神社」だそうです。
外国人観光客の増加をうけて、2013年には、当市の経済観光局政策部の事業として「おもてなし隊」が結成されました。私の住む区も、それに呼応して「佐伯区おもてなし隊」を立ち上げることになりました。2016年3月に大型豪華客船クイーン・エリザベス号が当区の五日市港に初寄港するのにあわせてのことでした。そこで私も、駅や埠頭で外国人観光客に観光案内をするボランティア役を頼まれ、友人たちと一緒に参加することになりました。
客船の寄港時に、日本文化紹介コーナーとして、着物の着付けや折り紙・けん玉などの体験ブースが埠頭に設けられ、お茶席や琴演奏などもあって、「熱烈歓迎」ムード。駅では電車の乗り方や目的地までのルートの案内もします。日本の文化を媒体にして、市民レベルでの国際交流を楽しめる貴重な機会です。
クイーン・エリザベス号の寄港以来、カンタム・オブ・ザ・シーズ号(世界第2位の大きさ)やサファイア・プリンセス号、マジェスティック・プリンセス号など、大型豪華客船が世界各地の人々を乗せて続々と入港してきます。私はおもに着物着付けコーナーでお手伝い。外国人観光客の方に着物を着てもらい、「はい、ポーズ」と写真をパチリ。あのポーズ、このポーズと何枚も写真を撮り、時には一緒に、ということもあります。
女性の方のおすすめポーズは「見返り美人」、男性の方は「坂本龍馬」ポーズ。「サムライ」「ニンジャ」という単語はご存知のようで、懐に片手を入れた「サムライ」ポーズも結構人気です。
しかし失敗もありました。「あぐら」ポーズも教えて「はい、パチリ」まではよかったのですが、次は着付けを終えた女性の方が、いきなり「あぐら」ポーズ。慌てて、正座と手の置き方を指導(?)しました。
外国人観光客の方たちは当然日本に興味をもって訪れてくれた人たちで、一様に「日本は素晴らしい、きれい」と言ってくださいます。日本をもっと気に入っていただけるような「おもてなし」ができるよう、私たちは微力ながらお手伝いしています。
次回は、企画から携わった「健康麻雀会」についてお話します。私自身なかなか上達しませんが……。