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- 2020年、終息する気配を見せないコロナ禍の夏
知的好奇心が強く、さまざまな社会活動を行っているとし古さん。長引くコロナ禍の中で、活動はほぼ自粛。活動を再開する際には細心の注意を払っているそうです。コロナ禍は一体いつまで続くのでしょうか?
新型コロナに翻弄される日々
7月は記録的な雨に見舞われました。九州や東北に壮絶な被害をもたらし、大雨注意報・大雨警報が交互にきて、ようやく梅雨明けが宣言されたのは中国地方では2020年7月30日。宣言とともに、いきなり猛暑がやってきました。そして、新型コロナウィルスの猛威も、収まる気配を見せません。
児童はコロナ休校返上のため、夏休み短縮で熱中症と戦いながら登校しています。私も彼らの登校時に「児童の見守り」(通称「ガードボランティア」)を続けています。なかには急いで戻ってくる児童がいて、「忘れ物?」と声を掛けると、「マスク忘れた!」と走って行きます。そうです、今やマスクは児童にとっても必需品です。
このコロナ禍の中、私が関わっているさまざまな活動も、自粛や中断を余儀なくされています。5年目に入った「ふれあい健康麻雀」も、4月と5月は休会していました。私の骨折入院の前日に、世話役4人に集まってもらって注意事項を確認の上、6月から再開しました。
「人生100年時代」に、子育てや仕事をリタイアした後の人生をどう生きるかを考える場として、2019年に立ち上げた「美鈴カレッジ」は3月から休講していました。7月から受講生の人数制限をして再開しました。8月は、もともと立ち上げ時から「夏休み」と設定していましたが、9月は「認知症にならないために」というテーマですでに講師も決まり、開催が予定されています。しかし、新型コロナウイルスの感染が収まる気配を見せないので、果たして開講できるかどうか不明です。
「百歳体操」は室内でスクリーンを見ながら座ったままの体操で、足腰の弱い高齢者に人気ですが、ラジオ体操に切り替えて戸外で実施しようかと検討中です。私の住む地域では数カ所で、朝NHKの放送に合わせてラジオ体操を実施していますが、椅子を並べての実施は初の試みとなります。
「おしゃべり食堂」は高齢者や幼子を抱えたママたちが友人とおしゃべりしながら食事をする場なのですが、これは3月から閉店しています。どうしても「3密」になってしまうので、当分再開できないのではないかと危惧しています。「いつから再開?」と問い合せも結構ありますので、食堂が再開できるまで、2020年9月からはお惣菜のみ販売することにしました。
例年ですと、この時期、全国のコミュニティでは夏まつりが開催されますが、地域の各催しは皆自粛。私の住む団地(3600余の戸数)でも、40年前から8月第1土曜日に「夏まつり」を開催して、子どもたちの故郷の思い出作り、人々の交流の場として住民に浸透していましたが、今年は、残念ながら中止。夏まつりの打ち上げ花火のみ実施しました。新型コロナウィルスと戦う活力になるよう、医療従事者の皆さんの御尽力に対する感謝を込めて、小学校の校庭で打ち上げました。
以上が、私が関わっている活動の主なものです。骨折した私の右手首も、手術からそろそろ2か月たちます。週2回理学療法士の施術を受けていますが、家事もリハビリの一環と心得ています。でも、重い物はできるだけ避けて、自己防衛しています。
8月1日、「今回のパンデミックは1世紀に一度の健康危機であり、その影響は今後数十年続くだろう」との見方をWHO(世界保険機構)は示しました。小池都知事は「今年の夏は例年の夏とは違うことになります」と述べましたが、その例年とは違う夏を、後世の人たちはどのように記憶するのでしょうか。歴史に残るこのコロナ禍の夏、なんとか無事に穏やかに過ごしたいものです。
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