自分の身は自分で守る

不安な日々の中で、私が取り組むコロナ対策

公開日:2020.05.05

更新日:2020.05.05

つらいときに油絵を心の支えにしてきたスミレさん。今回は、新型コロナウイルスに感染しないようにと日々気を付けていることを語ってくれました。終わりの見えない漠然とした不安に包まれた日々の中で、絵の製作がはかどらないそうです。

心をも蝕む新型コロナウイルス

この目に見えないウイルスがやっかいなのは体だけでなく、心まで蝕んでいくこと。毎日少しずつ隙を伺いながら広がる恐ろしいウイルス。旧型はS型だが、武漢ではL型でアグレッシブで感染力強いという話もあります。

未知なる敵と闘うためにたがを外さないでください。全く得体がしれないのですから、恐ろしいです。

マスク不足ででストレスを感じます。でも、マスクは洗って使えるし、内側にガーゼ当てたり、2枚重ねて付けてみるとか工夫次第で安心につながる。マスクの隙間からウイルスが入るそうなので、密着感が大事みたいです。

絶対にあなた(ウイルス)を体に入れない強い意思で、この難しい局面を何とか乗り切ろう。第一次世界大戦以来の危機のように思います。国民性、島国ゆえか……鎖国状態。個人の人権を守るイギリス、日本は世界の中でゆるやか。右向け右、左向け左。北海道が感染阻止に成功したように、ワンチーム体制で厳しくしないと。誰でもかかる可能性がありますし……。ちょっと我慢すれば終息に近づけると言われるけど。

相当我慢して自粛しても収まらないやっかいなウイルス。嫌な相手と長く付き合わなければならない……そう重苦しいです。自分だけはかからないと思わないで。あなどってはいけない。恐ろしいウイルス。

日々刻々と変わる対策に疲れました。マスクなしで人混みに出掛ける人もいる危機感のなさに、温度差を感じます。

緊急事態宣言が、出されました。相当遅いけど政治家に危機感が感じられません。庶民の苦しみがわからない。期待できないことは諦めて、自分の身は自分で守ろうと決めました。

今日もテクテク歩いて気晴らしして、季節の移り変わり目を感じています。

 

コロナ太り

自粛は相当なストレスです。恐ろしや……下腹ポッコリ。ウオーキングだけでは追いつかない。家の中を、ジムにすることに。腹筋、背筋、ラジオ体操、手首、足首に重り着けて「百歳体操」。やっぱり体力はつけとかなきゃ。未知のウイルスだから ……体力は関係ないかもしれないけど。

病院には行かざるを得ませんが、バスの中で咳をしている人がいて 思わず顔をそむけ自分の保身にゾッとしました。外出したら、いつもならあっちこっちへウロウロして、コーヒーショップに行ってホッと癒やされて自宅に帰っていました。でも、これも諦めてしまいました。不安になるならやめよう。でも歩き回ることは結構な運動だったんだと気付きました。

このところ用事を済ませたら即帰宅。感染がいやで まっすぐ自宅へ一目散に向かいます。人とおしゃべりをしなくなり(できなくなり)カラオケにも不安で行かなくなりました。口を使うことが少なくなりました。

家ジムの様子
家ジムの様子

 

表情筋を鍛える体操

人と話すことが減ってしまったので、表情筋を鍛える体操をしています。

「あいうべ体操」は口の回りの筋肉を使います。舌の筋肉運動にもなります。鏡を見ながら大きく口を開けて「あ」と言うと、上の歯と下の歯が離れます。「い」は上の歯と下の歯をくっ付けます。「う」は口をすぼめる。「べ」は舌を前に思い切り出します。私は歯磨きした後にします。舌がどの位置にあるか意識したほうが効果があると思います。

「ぱたから体操」もあります。
ぱぱぱ……
たたた……
かかか……
ららら……
一字を続けて発声します。舌の筋肉運動です。滑舌強化にもなります。唾液の分泌が増えます。顔の横幅が増えた下膨れの顔が変化するかどうか、ただいま実験、観察中です。

 

引っ越しシーズンの知恵

赤いスイトピー
赤いスイトピー

春は引っ越しが多い。困るのは 食器類です。新聞紙で一つずつ包むと割れてしまって、ガッカリした経験があります。ラップで皿を重ねて包むと割れません。観葉植物は引っ越し後すぐに水やりせず、2日後に水をあげると元気になります。その訳はすぐに水やりすると、ストレスで根腐れするからです。植物にとっても引っ越しはストレスなんですね。

絵が描けなくなりました。作品もなかなか完成しません。目的がないと前に進めません。


こんなときこそいっぱい勉強ができるのに……。気持ちがいかに大切か思い知らされました。悲しいけど、もしこのウイルスが終息しても人の心が回復するには時間がかかるように思います。

家から見た近所の景色をスケッチした色鉛筆画
家から見た近所の景色をスケッチした色鉛筆画
まだ肌寒い日、ハトが我が家の松の木で休んでいました
まだ肌寒い日、ハトが我が家の松の木で休んでいました
祈ってるかのように感じてしまった「白い彫像」
祈ってるかのように感じてしまった「白い彫像」
ホームセンターで自由に泳いでる金魚に癒やされました
ホームセンターで自由に泳いでる金魚に癒やされました
女の子のスケッチ(色鉛筆画)
女の子のスケッチ(色鉛筆画)


マスク生活で化粧をしなくなり、散歩で日焼けしてしまいました。

入院中の母は面会謝絶中です。コロナ拡大で会えません。「あんた誰?」と言われるかもしれないと、少し不安です。母の認知症が進まないよう祈るばかりです。

いつ終息するのかわからないコロナ。不安……そんな気が休まらない日々が過ぎていきます。ニューヨークのようにならないか、と心配性の私は思ってしまいます。医療従事者の方々に感謝を込めて、生かされてる日々に手を合わせます。

熊本地震から4年になります。今日熊本では270名以上の犠牲者の方にサイレンが鳴り、黙祷しました。悲しいことはもうたくさんです。

今回もお読みいただきありがとうございました。


 

スミレ

高校の時に美術クラブに入り 油絵を始める。結婚し家庭に入り油絵はすっかり忘れて過ごしていたが、定年後に時間ができて絵を描きたいと思い、カルチャーセンターへ。だんだん面白くなり最近では展覧会に応募し、大作にも挑戦しています。

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