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- 愛すべき場所、スロベニア・ブレッド湖畔
いろいろな国へ旅するのが大好きで、2019年の年末にバルカン半島を巡る10日間のツアーに一人で参加した翠さん。今回は、ツアーで訪れたスロベニアのお話です。
クリスマスの夜
2019年の年末にバルカン半島を巡る10日間のツアーに参加しました。今回は、そのツアーで訪れたスロベニアについてご紹介します。
ブレッド湖はスロベニア北西部にある氷河湖で、スロベニアを代表する観光地です。
ブレッド湖のほとりにはクリスマスマーケットが立ち並んでいました。夜8時を過ぎる頃、湖面は真っ暗で見えなかったけれど、たき火を取り囲み木の切り株のベンチに座りホットワインをフウフウしながら飲んでいる人達がいた。
湖畔に教会の塔が見えたので、歩いて行ってみた。教会のドアは閉まっていたので、外でクリスマスの祈りを捧げた。この時期にバルカン半島の街にやって来られたことに感謝したくなるような静かなクリスマスの夜だった。
小さなマーケットでハンドメイドのシルバーの指輪を買ってみた。いい記念になるだろう。。それから、焚火の近くに腰かけて暖を取りながら、小さなケーキを味わった。隣では若者達数人が談笑していた。笑顔で「アイム フロム ジャパン」、と言ってみた。すると、若者達は「こんにちは」と片言の日本語で返してくれた。彼らが日本語を知っていることにびっくりした。「ドゥ ユウ ノウ ジャパン?」には、「アイ ライク ジャパン」という返事が返ってきた。小さな交流タイムだ。「いいクリスマスだなぁ」と思った。
![プレッド湖畔のクリスマスマーケット](https://halmek.co.jp/media/uploads/c81e728d9d4c2f636f067f89cc14862c1585884651.7131.jpg)
![ツアーで知り合った仲間とワインで乾杯](https://halmek.co.jp/media/uploads/eccbc87e4b5ce2fe28308fd9f2a7baf31585884664.9987.jpg)
夜が更け、ホテルのバーで気の合うツアー同行者4人と、ワインで乾杯した。
今回のツアーも数日内に仲良くなった方がいて、毎晩一緒に飲み合う仲間ができました。お一人様参加であっても、新しい出合いを受け入れれば、仲間と会話を楽しみながら、おいしいお酒を飲んで過ごせるのがうれしかった。
ブレッド湖の島へ渡る
ブレッド湖には小さな島があり、島には教会が立っている。しかも、その島には手漕ぎボートで渡るのだ。手漕ぎボートを経営する家族が湖のほとりに23軒あるそうだ。
ボートは家族の中で一人だけが相続すると聞いた。ボートは15年から20年で造り直すそうで、結構高価なものらしい。
![右手に小さく見えるのが湖畔の教会](https://halmek.co.jp/media/uploads/a87ff679a2f3e71d9181a67b7542122c1585884813.837.jpg)
![手漕ぎボート。20人~30人ほど乗れる大型のボート](https://halmek.co.jp/media/uploads/e4da3b7fbbce2345d7772b0674a318d51585884830.859.jpg)
![島の教会](https://halmek.co.jp/media/uploads/1679091c5a880faf6fb5e6087eb1b2dc1585884944.093.jpg)
![ダルマチア地方の雪山](https://halmek.co.jp/media/uploads/45c48cce2e2d7fbdea1afc51c7c6ad261585884878.1118.jpg)
![湖畔に映る山並み](https://halmek.co.jp/media/uploads/d3d9446802a44259755d38e6d163e8201585884899.0707.jpg)
湖面に映る山並み、ダルマチア地方の雪山、昨夜の教会が対岸に見える美しい景色の中、空気は澄み、深呼吸すると清々しい空気が肺いっぱいに染み渡った。「こんなに美しい場所があるんだ。ここに数日間滞在したい」と思った。
この景色の中に立っていると、「詩も作れそうだし、絵も描けそう、曲も作れるかも」などと思えてしまうから不思議だ。春も美しいだろうし、夏の盛りも素晴らしいのだろう。
この地の一本の木になって、ずっとこの地で景色の移り変わりを見届けたいと思った。
この湖のほとりにはその願いを聞き届けてくれそうな魔女も住んでいるかもしれない。小さな草の根もとにはトロルが住んでいるかもしれない。そんな不思議な物語の世界が繰り広げられそうな湖だ。
心の引き出し
ブレッド湖……。また一つ愛すべき場所ができてしまった。私の心の中には、小さな引き出しがいっぱい存在している。その引き出しを一つ開くと、訪れた街の雑踏、人の足音、どこかで流れる街角の音楽、露店で売っている揚げ菓子の香りまで漂ってくる。そう、この湖の引き出しもまた心の中に納まった。
幾つもの引き出しが私の宝物なのだ。歳を重ねて、足腰が弱り、一人では何もできなくなったときは、毎日心の引き出しを開いて楽しむことにする予定だ。きっと、その時には引き出しの中のブレッド湖も年老いた私を十分に楽しませてくれるはず。そして、澄んだ空気と森の香りも感じることができそうだ。そう、手漕ぎボートのギイギイという音や小さな波を立てる水音もバックグランドミュージックになってくれるはず。
私はまだまだ心の引き出しを増やし続けなければ……。人生は味わい深いものだ。
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