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「死ぬまでにやっておきたい事にチャレンジしたい」と話す好奇心旺盛なとし古さん。今回は2019年にチャレンジした地域活動について語ります。
「人生100年時代」を実践する場所をつくりたい!
日本人の平均寿命が毎年のように更新され、私たちは「人生100年時代」を迎えました。「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら百まで待てと追い返せ」と、昔、渋沢栄一が言ったそうです。その100年時代を私たちはこれから経験することになるのです。
子育てや仕事をリタイアしたあとの人生をどう生きるかが大きな課題となってきます。自分の「これから先」と向き合った時、「今だからこそ」「まだ遅くない」「まだまだこれからだ」と、自分に言い聞かせ、自分に挑戦してゆきたい。
では、何に挑戦するか。皆でそれぞれ模索するための場所をつくりたい、と思ったのです。
参加して学ぶ場「美鈴カレッジ」を発足!
私が住んでいるのは、17町内会(3600戸弱)ある巨大団地で、各町内会活動とは別に地域を一つにまとめて色々な活動を実施しています。その地域の元会長(私)と前会長(Mさん)とでまずは行動を起こし、仲間を増やしていきました。
市や区、地域の公民館もすでに様々な講座を提供してくれていて、お出かけやふれあいの場があります。私たちは、ただ「出席」するのではなく、「参加」する場を皆でつくりあげていこうと、まず名前を「美鈴カレッジ」にしました。
というのも、私の住んでいる団地には、こども園(保育園、幼稚園)、小学校、中学校、高等学校がるので、おこがましくも「カレッジ」を名乗ることにしたのです。
以前、「おしゃべり食堂へいらっしゃいませ」の記事でも書きましたが、「ら・ふぃっとHOUSE」(NPO法人)で月1回開催することにしました。住民への案内のチラシ作り、「講座」内容の検討および講師交渉(資金ゼロからのスタートですので講師は「地産地消」)、生徒手帖の作成。時には、課外活動(一人では行けない場所の社会見学)のプラン作りなどなど、考えること、すること、交渉することが山ほどあります。
「申し込みがなかったらどうするか」という対策も考えて、第1〜3回の予定も書き込んだカラー版のチラシを地域の要所に張り出し、17町内会長に依頼して班回覧をしてもらいました。そして、いよいよ開校です。
令和1年11月11日に無事開校
開校は令和1年11月11日と、1の羅列日。開校式での「発足の目的」「区長の激励」「手帖の説明」のあと、コーヒーブレイクタイムを設けました。区から出向いていただいた講座を担当する職員を加えて総勢73名の参加者があったので、スタッフのサービスで、コーヒーでちょっと一息。
引き続き、第1回講座が始まりました。講座は、「区長を囲んでの懇談と勉強会」です。私の住む住宅団地の「現状と特性・まちづくりの活動状況・防災の現状・豪雨等による被害と対応」について区長からパワーポイントを使って話していただきました。
次に健康長寿課の課長から「高齢者に関する諸制度のしくみ」について説明がありました。
受講した人たちは耳と目を駆使して講演を聞き、質疑応答も盛り上がりました。区の担当者とは、前もって3回打ち合わせてしていましたが、予想以上に立派な資料を作成して下さったので、感動、感謝、でした。参加者の方たちも皆同じ思いのようでしたので、第1回は大成功だったと自画自賛しています。
初講座が終わったとたん、早速、次講座の準備です。参加者には講座の内容の簡単な説明や次回の案内をお知らせする「news美鈴カレッジ」をA4サイズ1枚で出そうということになり、その時になって初めて、ある失敗に気づいてあわてました。
第3回講座が、地域17町内会の共通イベント「とんど」と日程が重なっていたのです。Mさんの奔走で、講師の了解を得て、カレッジの方は一週間遅らせ、講師も変更することにしてなんとか一件落着。これから参加者への周知を図るところです。…と、あわただしくも、楽しく活動しています。
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