私の仕事は、結婚式の司会者でした。

子どもの結婚式に心配事がある、ご両親へ

公開日:2019/12/23

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専業主婦が憧れていたブライダル司会者へ道を切り開く。現役のブライダル司会者・プランナーとして仕事をし続けてきた過去や、これからのことを語ります。今回は、結婚式を控えた子と親のコミュニケーションについて。

子どもの結婚式

冠婚葬祭は、地域によって特色がある

冠婚葬祭は、その土地、地域によって特色があると聞いています。

私の仕事の結婚式も、地域によって風習や伝統、また、ご家族の想いもあり、百組百通りだと、つくづく実感しています。

東京生まれの東京育ちの私。東京は、結婚式、葬儀ともに、スタンダ-ドだと感じます。

ですから、他県の方の結婚式を担当させていただくときに、へえ~、と思うようなことに出合い、勉強の連続でもありました。

例えば、東京から川一つ越えたすぐ隣の千葉県、茨城県には、こんな地域の風習がありました。

長男の場合、または養子を迎える場合に多かったのですが、ご近所のみなさんも招待していました。。

隣組 (となりくみ)と言って、町内会のお付き合いだそうです。

家の近所、隣組のみなさんのテ-ブルがあります。

席次表には、苗字のみ明記されていることもありました。近所ですが、下の名前までは知らない、当日、その家の何方がいらっしゃるかわからない。その為、苗字のみが間違えがないそうです。

その流れの延長の一つで、結婚した二人に、子どもが生まれると、七五三の披露宴を、結婚式を挙げた式場で行います。結婚披露宴と、ほとんど同じ内容で、主役は七五三の子どもです。もちろん、そこでも 隣組のみなさまがいらっしゃいます。

結婚披露宴と同額の金額をかけた、立派な七五三披露宴です。

式場、ホテルは、結婚式が成約すれば、七五三の披露宴につながる、長いお付き合いになることを考えれば、絶対に成約を得たいはずです。

地域の風習と、しきたりを守ってほしいときは……

地域の風習と、しきたり

東京のすぐ隣でも、このように結婚式には 地域の特色があります。

きっと、日本全国では、本当にいろんな風習、しきたり、特色があることだと思います。

私が担当させていただいたお客様でも ご両親、おばあちゃまから、風習、しきたりのご質問はよくいただきました。


質問で多かったもの・・・

●    若い二人が 準備しているので口は出したくないが、こちらの風習も入れたい……
●    娘に、代々・受け継がれてきた和装を着てもらいたい
●    引き出物に、昔からの地域の伝統のものをいれたい
●    チャペルの結婚式、親、新族は何を着らよいか? また、先方の両親は何を着るか
●    フォ-クとナイフを使う結婚式は 初めて……

地域の伝統を守った結婚式をされたご両親だからこそ、東京で行う結婚式に対して心配事があるのだと思います。

解決策のための歩み寄り・・

解決策のための歩み寄り

昔のように、両家で顔合わせて、結婚式の準備をすることが少なくなり、主役の新郎新婦に任せている方が多くなりました。
両親が、若い二人にとても気を使っていることも伝わってきます。

もちろん、新郎新婦の結婚式なので、二人が好きなようにやることが、一番だと思います。が、基本的に二人が気付いていないことや、知らないこともあると思います。

それとなく 両親の心配事の解決妥協案を提案していくと、「そんな伝統があったんだ」と、納得してくれたり「これくらいなら」と、歩み寄ってくれることがほとんどです。

本来でしたら、一度だけでも、新郎新婦との打ち合わせに同席していただくと、両親の考えも伺えるので、一番いいのですが、離れて暮らしている場合は、なかなか、同席は難しいと思います。

でも、心配があれば、ぜひ、担当に電話をしてください。

私達も、当日に「はじめまして」よりお話させていた方が、安心です。

私は、基本的に新郎新婦に両親に、挨拶の連絡をさせていただくことを了承してもらっています。

親世代、子世代、両方と話すことで、100%とはいかないかもしれませんが、お互いが納得できる範囲に近づける提案ができるはずです。

 

MCイルカ

下町生まれ下町育ち、チャキチャキの江戸っ子。どこへ行っても歌手のイルカさんにそっくりと言われMCイルカの名で披露宴の司会をしていました。現在は人材の育成やマナーの仕事等をしています。また40年間キティちゃんが大好き、キティラーです。司会者になるまでの道のりや日常マナー、キティグッズ等を紹介します。

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