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海への憧れを、66歳にして叶えた松本悦子さんの105日間の北半球のクルーズ旅行記をお届けします。今回は寄港地でよかった観光地第1位! ずっと憧れを抱いていて、訪れた後も大満足だった場所とは?
マチュピチュ遺跡とクスコ観光
![ミラフローレスの閘門](https://halmek.co.jp/media/uploads/455887a528d0c761f0048d91e7fde4541558342259.4657.jpg)
私が憧れ続け、そして実際に行ってよかったナンバー1の観光地は、アンデスの空中都市「マチュピチュ遺跡とクスコ観光」の6日間です。
6月25日(日)に入港したパナマのクリストバル港から、5泊6日のオーバーランドツアー(本船を離れてのツアー)で訪れました。
クリストバル港は太平洋とカリブ海をつなぐ、パナマ運河のカリブ海側の玄関口です。
周辺には豊かな熱帯雨林が広がり、ボート遊覧やハイキング等のツアーで楽しむことができます。
また、先住民族の音楽や踊りを体験しました。民芸品、特に「クナ族」の民芸品「モラ」は美しく、広く知られています。
対照的に首都パナマシティに近づくと、近代的な高層ビルが立ち並ぶ新市街の景観に驚かされました。
![パナマシティの新市街のビル群](https://halmek.co.jp/media/uploads/b745d00ede4119e3987bd3f7f7a995b81558342296.92.jpg)
「マチュピチュ遺跡とクスコ観光」5泊6日の行程と観光について
1日目 6月25日(日)昼食後、バスにてパナマ運河のミラフローレスの閘門見学、閘門と船の通過の仕組みを映像と模型で体感しました。
オーバーランドツアーで船から降りているので、パナマ運河を船上から体験できなかったこと唯一心残り、残念なことです。
その後パナマシティからペルーのリマへ4時間余りの空路移動では、中南米の山々にある氷河も窓から見えました。この日はリマ市内のホテルに泊まりました。
2日目 6月26日(月) 午前中リマからクスコへ空路移動。
![クスコ市内観光「古代遺跡・サンドミンゴ教会・12角の石」等山に囲まれた、標高3400mのクスコの街は石畳と石造りの街並みと教会が特徴です。大きな荷物を背負った物売りの親子などもたくさん見かけ、独特の雰囲気でした。](https://halmek.co.jp/media/uploads/19494c5ee5ec5b0d4d71db9f6a5426ae1558342350.6212.jpg)
![クスコ 12角の石](https://halmek.co.jp/media/uploads/0429370c03eeb8b1472f18884a18617f1558342378.1835.jpg)
![クスコ市内で観光客に1ドルで写真を撮らせる親子](https://halmek.co.jp/media/uploads/266c2f5127b98b9bacd71e481d144de31558342399.6481.jpg)
昼食後、山肌をバスでオリャンタンボ駅へ下り、電車に乗って2時間弱でマチュピチュ村に到着。
![スマックマチュピチュホテル](https://halmek.co.jp/media/uploads/e0bd2032da6b22bf6ac483b2ab66b1181558342444.4008.jpg)
スマックマチュピチュホテルは想像していたより素敵なホテルで、設備も食事もサービスも最高でした。
夕食後、希望者は村のリンパマッサージに案内されました。温めた石でじんわりとした体に受けたマッサージは、昨日からの長い乗り物移動の疲れがほぐされて至福のひと時でした。
料金も日本とは比較にならないほど格安で、技術も高く驚きました。
3日目 6月27日(火) いよいよマチュピチュ遺跡へと心が踊り、同行のみなさんも早朝より目覚めたようです。私もホテル周辺を散歩したりウルバンバ川の流れと霧に包まれて遠くに見える山々をカメラにおさめたりしました。
![早朝にホテル近辺を散策して](https://halmek.co.jp/media/uploads/1a4cec5c0e8ddb955b0a88c728eae1a21558342485.7163.jpg)
![ホテル近くに置いてあったカエルのごみ箱・面白い!](https://halmek.co.jp/media/uploads/4b94bc54d78ffa1934926a5709e45bc61558342511.3462.jpg)
![ウルバンバ川に沿ってマチュピチュへ](https://halmek.co.jp/media/uploads/bf32e235a207b778da3a35dc34943ab11558342537.5097.jpg)
朝食後、遺跡観光用のリュックだけ持ち(他の荷物はホテル預け)バスでウルバンバ川に沿ってマチュピチュ遺跡に向かって出発。
早朝(4時頃)よりホテル前の道を遺跡行きのバスが何台も向かっていました。遺跡近くの駐車スペースからバスはいっぱいで、入口の広場も人があふれています。
![マチュピチュ遺跡への入り口は観光客で混雑](https://halmek.co.jp/media/uploads/08640bc653e18412de6ec5f00f5f07761558342581.8561.jpg)
トイレを済ませ、いよいよガイドの方と入口から遺跡へ。細い道を歩くこと1時間余り、標高2300m独特の形をした「ワイナピチュ」と呼ばれる山と遺跡と緑の草原が青空の下に現れました。「こんな空は、1年に3日ほどしかない」とガイドさんが驚くほどの晴天でした。
![市門 後方にワイナピチュ(2720m)が見えています](https://halmek.co.jp/media/uploads/f84315586c63b3092aa0e320a10359321558342646.656.jpg)
それは写真や映像で見るよりはるか強烈に目と心に飛び込み、皆ウワーと言う歓声の後 「凄い!」 「やっと来たね!」等と言い合いながらベストショットを狙って写真を撮り合いました。
リャマもトコトコと数頭現れ、青空と遺跡とリャマと私の構図は最高のプレゼントでした。
![遺跡とリャマ](https://halmek.co.jp/media/uploads/f0c27fbaa184a87594b78a5bdb8ef1491558342691.2874.jpg)
石作りの遺跡の中は迷路のようにいくつにも分かれていました。「太陽の神殿」 「コンドルの神殿」「牢獄」等、石積の美しさと緻密な技術に圧倒されました。
![コンドルの宮殿と牢獄 石積の美しさは特別です](https://halmek.co.jp/media/uploads/023bf80fc0d0972e408fc0d1f4384e831558342735.3819.jpg)
もう少しこの空気に馴染んでいたいと思いつつ、入口前のレストランまで来た道を戻り昼食を取り、バスでオリャンタンボ駅へ。列車待ちの間に、駅周辺に連なる雑多なみやげ物店をぶらついて、思い出にと、Tシャツやアルパカのストラップ等を買い求め、3時間余り列車に乗り標高2600mのウルバンバへ。今日はウルバンバ泊。
リマで市内観光
4日目 6月28日(水) 午前中バス移動でクスコへ、その後空路(1時間20分)でリマへ。
リマは教職員のデモがあり物々しい厳戒態勢でしたが、私達はリマ旧市街のサンフランシスコ大聖堂やリマ歴史地区のアルマス広場の大聖堂など、少し時間に余裕をもって見学してホテル泊。
![生活苦から教職員のデモが有り、警戒中の警察官と教会](https://halmek.co.jp/media/uploads/2406b8b4b103a0e5283ec76030a47b8c1558342779.5892.jpg)
5日目 6月29日(木) この日はリマからサンサルバドルへ空路移動(所要時間10時間) 着後ホテル泊。
![サンサルバドル・シェラトンホテルにて、マチュピチュで買ったTシャツでY氏とS氏と](https://halmek.co.jp/media/uploads/4b1dd9adc835d774fc8797e46c9a54a81558342814.5468.jpg)
6日目 6月30日(金) サンサルバドル市内のシェラトンホテルは出発時間まで時間があり、朝食後ホテル内を散策したり、庭で完熟マンゴーを3個いただいて(ホテルスタッフに了解済み)市内観光に出発。
![サンサルバドル・シェラトンホテルにて。完熟マンゴー・ゲット!](https://halmek.co.jp/media/uploads/29ac8a0b6e1e4cfd7acee4f278f7861d1558342851.227.jpg)
![こんな大きなバナナの花を見たことありますか?](https://halmek.co.jp/media/uploads/96fa73bc1bd4a211af743a9ffe7345811558342873.7362.jpg)
ホヤ・デ・セレン遺跡・国立人類博物館・ロザリオ教会・国立宮殿等を見学。昼食をはさんで、少し怪しげな街中も緊張しながら歩いて見学して地元のスーパーで買い物もして、アカフトラにてピースボートに帰船しました。
赤いマストのピースボートが妙に懐かしく「ただいまー!」と乗り込むと見慣れたスタッフの笑顔に、我が家に帰ったかのような懐かしさでハグ!
たった6日間離れただけなのに、懐かしい6068号室と我がベッド、同室の友「ただいまー!」「お帰り―!」で、また明日からクルーズの残り3分の1の旅が始まります。
憧れ続けた空中都市「マチュピチュ」は強烈な存在感で今も私の心に残っています。
24寄港地すべて素晴らしく思い出深いものがありますが、夢をかなえた達成感はNo.1です。
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