心安らぐ演奏会を紹介します

60代からの心のゆとり。お雛様と箏・三味線・ハープが奏でる春の調べ

60代からの心のゆとり。お雛様と箏・三味線・ハープが奏でる春の調べ

公開日:2026年03月26日

柳川三味線と箏

昨年より体調不良や人生の大きな節目が重なり、毎日仕事へ行くのが精一杯の日々が続いていました。お雛様飾りに彩られた空間で出合ったのは、箏・三味線・ハープという和洋の音色でした。

町家の日 in 大津

3月となり、精神的にも環境的にも少しは落ち着きはじめ、ようやく休日に出掛けようという気持ちになってきました。

そんなとき、さまざまな手続きのために立ち寄った支所で久しぶりに「町家の日 in 大津」のパンフレットを見つけました。

お雛様飾りと箏・京三味線&ハープの調べ」という催しが落ち着いた町家で行われるというもので、日程的にも大丈夫だし、弦楽器&アイルランド音楽が好きな私としては「これは行かねば!」と早速予約の連絡を入れました。

当日のプログラムです

催しは3月8日、町家の日

交通の便を調べ、楽しみに心待ちにしていましたが、当日は冬の寒さに逆戻りしたかのような寒い日でした。風邪をひかぬように1枚多くウールのセーターを着込み、腹巻&貼るカイロで暖かくして目的地に到着すると一番乗り。

一番前の席に陣取り、演奏して下さる方や主催者の方に少しお話を聞くこともできました。そうこうするうちに皆さまお越しになり、こじんまりとしたコンサートが始まりました。

美しいアイリッシュハープ

建物は、和風の素敵なお家で前庭も美しく手入れされ、内部は戦後にリフォーム、内装は戦前からのモノを使用されたとのことで、とても雰囲気のあるお家でした(住宅として現在もお住まいなので、特定できる外観の撮影は不可。「雲客庵」として、催事が行われているとの事で日が合えば、またお邪魔したいと思います)。

雰囲気のある前庭
会場から見える中庭の一部

箏と三味線、そしてハープ。和洋が奏でる癒やしの調べ

お雛様をバックに箏の演奏

眼前で箏の弦を弾かれたときに思わずゾクゾクと感動し、ダイレクトに体で感じる音の震え、箏の音。

こちらはアイリッシュハープです
お二人の演奏

これはもう、来た甲斐がありました。アイリッシュハープの音色と共に、和の曲だけでなく洋の曲も演奏され、和風の建物の中で、素敵な着物を着用されたお二人の美しい調べをうっとりと聴いていました。

アイリッシュハープとお雛様

初めて地歌も聴き、これもまた「いいなぁ~♪」と思えるものでした。

京三味線の準備中にいろいろと穏やかにお話しされていましたが、地歌が始まるときりりとした表情で、目の前1m位の所で唄われていました。

以前にも京都で三味線の小規模なコンサートに行ったこともありますが、雰囲気が異なりとても良い体験となりました(準備中に三味線の楽器としてのお話があり、絹の弦については以前にNHKで放映された番組、滋賀県の木ノ本町での生産の様子を見ましたので面白く聞けました)。

絹糸の弦です

演奏がすべて終わり、お茶とお菓子を用意されている間、いろいろなお話を伺えました(三味線の胴の部分は動物の皮からできていますが、今後は入手困難になるだろうから和紙の利用もされているというお話や、木ノ本での工房見学・体験など)。

皆さま熱心に質問をされていました
お菓子と箏

最後に主催者や出演者の方に掲載許可を頂いて、素敵な催しを後にしました。

余談ですが、ハープはアイルランドの国章にも使われており、ギネスビールのマークにも使用されている事を、この催しの後から知りました。

黄緑・緑・青緑
黄緑・緑・青緑

もともと自分のブログ「黄緑・緑・青緑の日々徒然」で、ファッションやアート、まちあるき、狂言、お酒、漫画、産業、等々。脈絡もなく時々の興味のある事や好きな事・モノについて拙い文章ではありますが、ぼちぼちと書いています。ハルメクWEBでも、好奇心の向くままに書いていきたいと思っています。HALMEKupアンバサダー。インスタグラム