50代からの女性のための人生相談・105

人生相談:傷つく言葉で口撃してくる夫が許せない

人生相談:傷つく言葉で口撃してくる夫が許せない

更新日:2024年11月04日

公開日:2022年11月27日

人生相談:傷つく言葉で口撃してくる夫が許せない

読者のお悩みに専門家が答えるQ&A連載。55歳女性の「人には厳しく口撃するのに、自分の非は認めない夫。傷つく言葉を平気で言うことが許せない」というお悩みに、夫婦問題カウンセラーの岡野あつこさんが回答します。

岡野あつこ
監修者
岡野あつこ
監修者 岡野あつこ 夫婦問題研究家

55歳女性の「傷つく言葉を平気で言う夫が許せない」というお悩み

冗談でも、私が傷つく言葉を平気で言う夫が許せないことが多々あります。人の弱点は鋭く口撃するけれど、自分の非を認めない性格の夫を、私はこの先ずっと我慢していくしかないのでしょうか?

お互い55歳、子どもたちは独立して今は二人暮らし。私は実家の母の介護に週2回通う専業主婦です。メンタルがやられるたびに悲しい思いで、つらい気持ちになります。

この先、何回も起きることだと思います。夫に私が傷付いていることをわかってもらうのか、私が気持ちを切り替えて、事あるごとに我慢するのか……。

アドバイスをよろしくお願いいたします。

(55歳女性・銭湯育ちさん)

岡野さんの回答:言葉をかわしつつ、感謝を伝えて関係改善を

岡野さんの回答:言葉をかわしつつ、感謝を伝えて関係改善を

 子どもたちが成人して、親としての責任も軽くなり、夫婦二人の生活に入ったタイミングなのでしょうか。夫婦二人だけの生活だからこそ、今まではスルーできたことも気になってしまうのだと思います。

きっと銭湯育ちさんは専業主婦としてがんばってきて、子育てを全うし、子どもたちが自立した寂しさも含めて、今までの人生を振り返っているところなのだと思います。

そんな中で、夫は相変わらず人のことをきつく言ってくる。それなのに、何かあっても自分の非は認めない。そのたびに「またか」とメンタルをやられて、傷ついてきた銭湯育ちさんのやるせなさが、よくわかります。

さらにお母様の介護の疲れも混じって、夫とのこれまでの結婚生活から将来を予測し、どうしても不安で、今後の幸せな自分の姿が見えないのだと思います。

子育てが終わり夫の定年まで5年、10年。昼間の自由を得て、これから自由な時間をどう使おうか、と考えている時期なのかもしれません。

ただ銭湯育ちさんは、今、お母様の介護も大変で負担なのだと思います。親の介護は誰もが通る道です。これから訪れる大切なお母様とのお別れの時に後悔しないよう、今は寄り添って差し上げてください。

「かわす」「逃げる」も重要な対応方法

「かわす」「逃げる」も重要な対応方法

子どもたちの母として、働く夫をサポートする妻として生きてきたステージを終え、これからはもう一度、人として、一人の女性として新たな人生を歩みたいと思う人も多くいます。離婚や別居に踏み切る人もいます。

しかし銭湯育ちさんの場合は、今の状況でも自分の見方や、考え方を変えてみるだけで状況は大きく変わると思います。

我慢は美徳ではなく、積もり積もって内外で爆発することがあり、体にも悪いですし、今後の生活を台無しにしかねません。だから我慢するのではなく、今の環境で、少しでも自分の気持ちを変えられるようにしていきましょう。

まずは、自分を守れるよう、理不尽な夫を変えようとせず、上手に振る舞ったり、面と向かわず「かわす」「逃げる」などの対応をしていくことも重要です。

「こちらの常識、気持ちのわからない人に、いくらわからせようと反論しても無駄な努力」と考え、この人はこういう人だからと違いを受け入れてしまうことでも、気持ちを切り替えられます。

気付いた方から行動することで夫婦仲を改善

気付いた方から行動することで夫婦仲を改善

銭湯育ちさんの「ずっと我慢だった」という考えは、きっと一家の経済を担ってきた夫への感謝や労いの気持ちがあるからこその考えだと思います。しかし、その感謝や労いを上手に伝えられなかったのではないでしょうか?

その気持ちがパートナーにうまく伝わらないと、どうせ自分は感謝もされてないんだと受け取って意固地になり、自分の非を認められなくなるケースはよくあります。

夫婦というものは一人だけで変えられるものではありません。どちらかが先に気付いて行動し、パートナーの振りを見て感じ取ってもらい、こちらが変わればあちらも変わるというように相乗効果で関係改善することが望ましいのです。

どんなにこちらが変わっても熟年になってくると、不安や自信のなさでかたくなになって変わらない人もいます。そういうパートナーへの見極めをしっかりとして、夫との付き合い方を決めていきましょう。

そして何より自分に目を向けて、勇気を持ってこれからの自分はどう生きていくかを我慢するのではなく、前向きに描いて「素敵な55歳」を作り上げてください。

女性は男性よりは長生きで、そして100歳まで生きるのも想定内のことになってる時代です。「今までの人生」「これからの人生」を後悔しないように生きていきましょう。

回答者プロフィール:岡野あつこさん

岡野あつこさん

おかの・あつこ 夫婦問題研究家。離婚診断士(R)。NPO日本家族問題相談連盟理事長。
自らの離婚経験を生かし、夫婦の問題に悩み苦しむ人を一人でも多く救いたいという思いから、離婚カウンセリングという前人未踏の分野を確立。30年間で3万5000件以上の相談を受け、その成功事例ノウハウを数多く持つ。近著に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』(サンマーク出版)がある。

離婚相談救急隊運営
・「離婚診断士(R)養成オンライン講座」開講
・YouTube「岡野あつこチャンネル


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HALMEK up編集部
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