50代からの女性のための人生相談・201
人生相談:53歳・夫の世話が無理!でも嫌われたくなくて本音が言えない…
人生相談:53歳・夫の世話が無理!でも嫌われたくなくて本音が言えない…
更新日:2025年02月14日
公開日:2025年01月30日
53歳女性「夫の世話をしたくない」というお悩み
夫の食事を作りたくありません。なんなら、掃除や洗濯、食事の後片付けなどもひっくるめ、自分のことはすべて自分でやってほしいと思っています。
けど、嫌われたくないので言えません……。
これまで家のことは、すべて私がやってきました。それもよくなかったのでしょう。
「家のことは、私がやって当たり前」。そんな空気を、変えられるはずがないと、最近はもう諦めムードです。
今からでも夫に動いてもらうことは可能なものでしょうか? その場合、どのように伝えれば険悪にならないかも知りたいです。
(53歳・やさいさん)
岡野さんの回答:頼みにくいことを伝えるための根回しをしておく
夫婦問題カウンセラーの岡野あつこです。
結婚生活が長くなると いろんな不満が生まれてきますよね。特に子どもが小さい頃の育児や、毎日の家事に参加してくれなかった夫に対しての不平不満は、時がたっても思い出されるものです。
労いや感謝があればいいのですが、日々が当たり前に何事もなく過ぎてきた場合、ふと過去の不満が思い起こされ、今の不満がよりクローズアップしてしまったりするものです。
というのも、子どもの手が離れた頃になると、自分のことを考える時間ができるから。
それゆえに「自分の存在が大事にされていない」とモヤモヤしたり、爆発したりして、熟年離婚を考える人が増えていくわけです。
熟年離婚というのは結婚生活20年以上、そして子どもがある程度大きくなって手がはなれている、そんな人たちです。
53歳のやさいさんは、まさにその熟年に差しかかっています。
今のところは爆発前の諦めモードでありつつも、「夫になんとかわかってもらえないか」という期待を持ちながら、毎日を過ごしておられたのでしょう。
やさいさんの言葉の中に、「はっきり言ったら嫌われてしまうので言えません」というフレーズがありました。
「嫌われたくない……」この言葉から夫婦のこれまでと、あなた自身のいろいろな想いが垣間見れました。
このひと言から想像できるのは、やさいさんは夫の他の面、例えば経済力とか、父親としての存在は認めてはいるけれど、自分の不満(妻のやっていることが当たり前に思われていること)をわかってもらえないことに、がっかりしてイラつくのではないでしょうか。
そして長年ともに暮らしてきた夫の性格をよくわかっているから、そんなことをストレートに言ったら大変なことになると予感できるのでしょう。
世の中、パートナーにストレートに自分の思いを伝えても、藪蛇のごとく気分の悪い結果になることはよくあります。
やさいさんは、はっきり言ってしまえば嫌われて、自分のことは自分でやってくれるどころか、夫婦関係がうまくいかなくなるのが予測できている。だから、言えないのですね。
臆せず優しく、お願いしたいことを伝え続けて
言い方、伝え方はとても大切です。私の近著『なぜ妻の一言はカチンと来るのか』でもたくさん取り上げています。
ここからは、やさいさんが夫から感謝や労いの言葉をもらい、夫が自分のことは自分でやってくれるようになるためのアイデアをご紹介します。
1.夫のがんばりや、いいところを普段から(今からでもいいので)褒めたり感謝して、頼みにくいことをこれから伝える根回しをしておく。
2.その根回しが浸透した頃(1、2か月かかるかも)改めて「私のがんばりもわかってほしい」「評価してほしい」「自分のことは自分でやってもらえるとすごく助かる」と正直にお願いする。
1回でうまくいかなくても、時間を少し空けながら1と2を繰り返していけば、だんだんと相手も変わっていくでしょう。
やさいさんが言い方、頼み方を工夫し、臆せず優しく伝えていけば、夫も自分のことは自分でやってくれるようになると思います。
がんばってください。
回答者プロフィール:岡野あつこさん

おかの・あつこ 夫婦問題研究家、公認心理師。離婚診断士(R)。NPO日本家族問題相談連盟理事長。
自らの離婚経験を生かし、夫婦の問題に悩み苦しむ人を一人でも多く救いたいという思いから、離婚カウンセリングという前人未踏の分野を確立。34年間で4万件以上の相談を受け、その成功事例ノウハウを数多く持つ。近著に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』(サンマーク出版)、『なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか? 夫婦関係を改善する「伝え方」教室』(講談社)がある。
・離婚相談救急隊運営
・YouTube「岡野あつこチャンネル」
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