「自分自身」に向き合うためのグリーフケア
2025.01.10
公開日:2025年02月10日
「おひとり様終活」で自分らしく人生を彩る~シニアライフを輝かせるヒント
「おひとり様終活」が静かなブームです。自分らしい生き方を最後まで貫くために何を準備すればよいか、人生をより豊かにするヒントをお伝えします。
吉原友美(よしはら・ともみ)プロフィール
東上セレモサービス常務取締役、終活コーディネーター。一般社団法人ライフ・パートナーズ理事。
自身の家族が早くから他界。その経験から死生観を育成して生きていくことの大切さを知る。終活セミナーでは絵本を使い、死生観育成について伝えている。また、最新の終活事情・葬儀・お墓・相続についてもわかりやすく解説する。セミナーの参加数は累計2万人以上の人気を誇り、自社では3万件以上の葬儀を承っている。
「おひとり様終活」が静かなブームに
シニアライフは、これからの自分をじっくり楽しめる魅力的なステージです。
特に、したたかに、そして賢く生きる女性たちの間で「おひとり様終活」という新しい生き方が静かなブームとなっています。
終活というと人生の締めくくりを意識した言葉と受け取られがちですが、実は自分の人生をより豊かに、より美しく彩るチャンスなのです。
今回は、よりスタイリッシュで心豊かな人生にするのための「おひとり様終活」のヒントを伝えていきたいと思います。
「おひとり様終活」の本質とは、残された人々への配慮だけでなく、自分らしい生き方を最後まで貫くための準備です。自分の意思で人生を組み立てる自由があるほうが、実はしっかりとした準備が必要になります。
自分の望む暮らしを実現するための素敵なライフデザインとして捉えていただきたいです。
「おひとり様終活」の具体的な進め方
1.住まいのスタイリングからまずは始めて、現在の住まいを見直してみましょう。家具や持ち物を整理し、本当に大切なものだけを残します。これは一旦の片付けではなく、自分らしい空間づくりの始まりです。
素敵なカフェのような居心地の良い空間を目指すことで、日々の暮らしがより心地よいものになります。 また、将来的な住み替えを考える際にも、身軽に動けるメリットがあります。
2.人とのつながりを育む一人暮らしだからこそ、質の高い人間関係を築くことができます。 趣味のサークルやコミュニティ活動への参加は、生活に彩りを添えるだけでなく、もしもの時の支え合いにつながります。
3.自分らしい「エンディングノート」作りは、自分の人生を振り返り、自分の想いを綴る自分史として活用できます。好きな写真や思い出の品々を整理しながら、これまでの人生を素敵なストーリーとして紡いでいきましょう。
4.資産管理とライフプランにもとづく経済的な自立は、おひとり様の豊かな暮らしの基盤になります。定期的な資産の棚卸しと、将来の生活設計を行うことで、より自由度の高い生活を実現できます。
専門家に相談しながら、自分に合った資産運用や保険の見直しを行うことをおすすめします。
新しい生き方のスタイルとして
「おひとり様終活」は、寂しいものではありません。
例えば、長年の夢だった習い事を始めたり、思い立って海外留学にチャレンジしたり。
また、デジタル技術を活用することで、離れて暮らす家族や友人とも、より密接なコミュニケーションが得られます。素敵ですね。
大切なのは、「一人」を「寂しい」と孤独に感じるのではなく、「自由」で「豊か」な選択肢として考えること。 そして、その選択に誇りを持ち、自分らしく輝き続けることです。
終活は、人生の締めくくりではなく、新たな扉を開く機会です。
みなさまも、ぜひご自身の「おひとり様終活」を、ワクワクしながら始めてみませんか?
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自分が居心地の良い生活環境を少しずつ 整えたいです。やりたい事も躊躇せず、 思い切って始めたいと思います。