昭和の呪縛か?バブルの狂乱を引きずるか?

バブルの申し子?50代女性の「5つの性格タイプ」

公開日:2019/12/07

更新日:2020/04/26

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50代女性に見られる「5つの性格タイプ」の概要について考える。50代と言えば人生折り返し地点で、更年期も気になる時期。そのタイプ形成には、「バブル時代を享受したか」が、大きな鍵と言えそうだ。

50代女性に見られる5つの性格タイプ

女性に立ちはだかる「年齢の壁」

長い間、さまざまな年代の女性たちに恋愛観や人生観を聞いては書く仕事をしている。

一般論だが、女性には「年齢の壁」、正しくは「年齢からくるイメージによる呪縛」のようなものがあるように思う。

30歳は結婚、40歳は出産、そして50歳が女として最大の壁である「閉経」。

女性の平均閉経年齢は51歳だが、その前後5年の45歳から55歳あたりの約10年間が、いわゆる「更年期」と言われている。

更年期は「失われた10年」である

更年期は「失われた10年」である

この更年期期間は、「失われた10年」とも言える。婚活パーティーなどに行こうとすると、案外、この年代だけがはずされているのだ。

(子どもを希望する男性にとっては)現役ドンピシャの婚活相手でもなければ、シニア世代とも言えない不確定な年代なのだろう。

人生100年と言われている現在、完全な折り返し地点である50歳、そして健康年齢を考えればあと20年か30年か……。

かつて、人間の平均寿命は50歳代だった。閉経すればあっという間に人生を終えた。だが今は、それから何十年も生きなければならない。

閉経したところで女は女。だが、「閉経=女でなくなる」というイメージは根強い。女性たちが揺れ動いてしまうのも不思議ではない。

50代女性に見られる5つのタイプ

50代女性に見られる5つのタイプ

ひと口に50代と言っても、さまざまなタイプの女性がいる。そこは1986年から1991年にかけておきた「バブル景気」の影響も大きい。

バブル全盛期に恩恵を受けながらさんざん遊んだか、あるいはその時代にすでに子育てに疲弊していたか。男女雇用機会均等法の世代でもあるから、そこに向かって邁進したか、あるいは親から過大な期待をかけて育てられ,親の価値観を受け継いだ「いい子」でいたのか。

人をタイプ別にするのは無理があるが、この世代ならではと考えると、いくつかのタイプには分かれそうだ。もちろん、どのタイプがいいとか悪いとかいう評価はいっさいない。
 

■50代女性に見られる5つの性格タイプ

1.バブルひきずり型
2.女は損という呪縛型
3.昭和の価値観型
4.我が道を行く型
5.ナチュラル礼賛型

あなたの周りにも居る?5タイプの女性の特徴は?

まず今回は、5タイプの女性の簡単な特徴を伝えていこう。

5タイプの女性

 【1 バブルひきずり型】
1980年代後半のバブル期に20代半ばから後半だった人が多いのではないだろうか。1960年から東京オリンピックが開催された64年あたりに産まれた人たちが、若い時期にバブルを目の当たりにしているはずだ。

この世代、ひと言でいうと「人生を享楽するタイプ」といえるだろうか。長く生きていればいろいろなことがあるのだが、それでもなお、「いやあ、生きてるって楽しいよね」と言ってしまう。

なにはさておき、生きていることだけでじゅうぶんラッキーだと感じているのだ。若いころ、バブル時代を謳歌しただけのことはあるたくましさが、人生観にも恋愛観にも表れている。


【2 女は損という呪縛型】
アラフィフ及び50代が育ってきた時代は,今よりまだ女の子への縛りがきつかった。「女の子なんだから」「女のくせに」という言葉も日常的に使われてきた。

一方で、戦前から戦後を大変な思いで生き抜いてきた親からは、「女であっても仕事をもっていたほうがいい」と言われたり、昔ながらの母親像の期待を背負わされたりと、ダブルスタンダードの嵐の中で育ったともいえる。

その結果、「やっぱり女は損よね」を口癖のように唱えている女性もいる。女性に産まれたことを肯定できず、苦しんできて、更年期を迎えた今もつらさを抱えているようだ。



【3 昭和の価値観型】
昭和の価値観から抜けられない女たちは、「主人は一家の大黒柱。私は専業主婦として夫を立てながら家庭を守ってきた」ことに誇りを抱いている。夫に尽くし、家族のためにすべてを捧げることに少し違和感を覚えながらも、今さら体制を変えることもできない。

「親たちの世代がしてきたことを継承しなければ」と思うので、結婚する娘に対しても「あなたはもう、あちらの家の人間なんだから」などと言ってしまう。

セクハラ、モラハラなどに対しても「女性の寛容度が低いんじゃないかしら」と内心、思っていたりする。

5タイプの女性

【4 我が道を行く型】
バブル崩壊を目の当たりにして、より現実主義になったタイプ。自分の価値観がはっきりしていて周りの価値観には惑わされず、「我が道を行く」と決めている。離婚率が高いタイプかもしれない。

わがままという意味ではなく、「人生は自分だけのものだから、自分なりの充実を目指したい」と思っている。世間でいうところの「幸せ」には、あまり関心がない。 


【5 ナチュラル礼賛型】
社会的な意識が高く、環境問題やフェミニズム問題などにも関心を寄せる。「人も自然の一部だから、自然と共生していかなければいけない」と思っているのだ。

新しい理論が出てきたりすると、揺れることもあるが、同志や仲間もいるのでこの道を貫こうと考えている。

バブルの反動があるのかもしれない。正論をストレートに言うこともあるので、周りは反論できない。


実際には、どのタイプも人間性に満ちている。次回からは、各タイプの女性たちの人生観や恋愛観をさらに詳細に,証言を交えて記していく。
 

文=亀山早苗  構成=鳥居史(ハルメクWEB編集部)



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亀山早苗

東京生まれ。明治大学卒業後、フリーランスのライターとして雑誌記事、書籍の執筆を手がける。おもな著書に『不倫の恋で苦しむ男たち』『復活不倫』『人はなぜ不倫をするのか』など。最新刊は小説『人生の秋に恋に落ちたら』。歌舞伎や落語が大好き、くまモンの熱烈ファンでもある。

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