読めそうで読めない! 難読漢字で脳トレ

【難読漢字】「仰」は何種類の読み方がある!?

公開日:2021.11.13

更新日:2024.03.15

「仰る」「仰仰しい」「仰山」……何と読むかわかりますか? 難読漢字で脳トレにトライ! 今回は、「仰」という漢字に注目しました。「言う」の尊敬語としての「仰る」(おっしゃる)だけではないさまざまな読み方をご紹介します。

【仰】1文字ではどう読む?はじめ、最初にという意味

最初にご紹介するのはこちら。

「仰」

仰

「仰」という漢字。1文字ではどう読むでしょうか?

多くの場合は「仰から」の形で副詞的に使われることが多い言葉。「仰けから」とも書くようです。正解は……

「のっけ」

のっけ

いちばんはじめ。最初という意味で、

「仰からつまずく」

といった使い方をします。

 

【仰る】おっしゃる以外の読み方は?

続いてはこちら。

「仰る」

仰る

「のっけ」と似た読み方というのがヒント。「仰け反る」と書いても同じ意味になります。

『広辞苑』によると

あおむいて後ろへそりかえる

あおむけにそる

という意味となります。わかりましたか?正解はこちら!

「のけぞる」

のけぞる

 

【仰仰しい】「おおげさ」という意味の言葉です

続いてはこちら。

「仰仰しい」

仰仰しい

「おおげさ」「ものものしい」という意味の言葉で、もともとは、「業業しい」あるいは「凝凝しい」と表現されていたようです。

「仰」は「ぎょう」と読み、

  • 「仰山」(ぎょうさん)…たくさん
  • 「仰天」(ぎょうてん)…びっくりする

などでも使われます。「仰仰しい」の読み方、わかりましたね。正解はこちら!

「ぎょうぎょうしい」

ぎょうぎょうしい

 

「仰」の読み方は他にも、次のようなものがあります。

「仰ぐ」…あおぐ

上を向くという意味で「天を仰ぐ」などの使い方があります。尊敬するという意味で「師と仰ぐ」という使い方も。

「仰向け」…あおむけ

仰ぐと同様に「あお」と読み、上を向いた状態のこと。

「仰せ」…おおせ

目上の人の言いつけという意味で「仰せの通り」「仰せ付かる」という言葉で知られていますね。

「仰」という漢字には、見上げる、尊敬してしたう、言いつけといった意味があり、読み方のバリエーションも豊富。ぜひこの機会に覚えておきたいですね。


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古田綾子

出版社、IT企業勤務を経て、2015年よりフリーランスの編集・ライターとして独立。 雑誌やwebメディアの ディレクション 、取材・執筆など、興味の赴くままに健康・美容・暮らし・教育・住まいなどのジャンルで活動中。三重生まれ、神奈川在住。2男児の母。現在、お金の勉強中。  

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