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- 山本ふみこさんエッセー通信講座第2回参加者の4作品
随筆家の山本ふみこさんが講師を務めるハルメクのエッセー通信講座。参加者の作品から山本さんが選んだエッセーを紹介します。今月の作品のテーマは「風」。力作がそろいました。山本さんの動画も必見です。
山本ふみこさんが選んだ4つのエッセー
クリックすると、作品と山本ふみこさんの講評をお読みいただけます。
「キチキチの日」あべれみさん
「きちっきちっきちっ」。先頭を歩く小学1年生のさきちゃんは……
「流れ星新幹線」池田しげこさん
健康のために毎朝5000歩を目標に散歩している。近くにオレンジ……
「凧(たこ)」たまねぎくるくるさん
中国吉林省長春。かつての満州国の帝都だ。37年前初めて……
「助手席から」三澤モナさん
3月3日。今朝の雪はふわふわと舞い、しーんとしていて、穏やかだ……
■もっと知りたい■
エッセーに関する質問・お悩みに動画で回答
通信制エッセー講座の参加者から寄せられた質問やお悩みに、山本ふみこさんが動画で回答します。
第2期が始まって1か月。今回もたくさんの質問が寄せられました。
1つ目の質問は「読みたくなる題名(タイトル)がわかりません」。
(山本さんは、タイトルをつけてから書き始めるそうですが)全然違うかもと思って途中で変えたり、最後に変えたりすることも時には起こります。ちょっとワクワクするような題名、弾むような題名をつけたいと思っています。
タイトルには、作品を要約するタイトルと「何、これ?」と気をひくタイトルとがあります。どちらもいいけれど、あまり内容を語り過ぎない方がいいかな。作品の中でちょっとしか登場しない面白い言葉をタイトルにするのもありです。
2つ目の質問は「語尾に変化をつけるのが難しい」。
音読しながら書くと、同じ語尾が続くということにはならないはずです。「体言止め」も文章に変化をつける魅力的なやり口ですが、あまり続くと投げやりな感じになってしまうので、要所要所でぴりりと使うこと。
3つ目の質問は「(書いている内容が)他の人にとってはどうでもいい話題に思えてしまう」というもの。
このお悩みにはちょっと共感します。たいていどの作品(エッセーも小説も詩も)もどうでもいいことなんです。でも、それでも書くんです、私たちは。そこには自信を持っていただきたいと思います。
どうでもいいことなのに読まされる。何だか心に残る。励まされた。つい泣いてしまった。そんな経験を読者としてもしてきていますから。
今から自分が書こうと思うことを信じてください。
動画では、さらに「相手について、どのあたりまで具体的に書いていいのか」という質問にもお答えしています。山本さんの答えは「登場人物を作品上でやっつけない」ということ。
詳しく知りたい方は、ぜひ動画をご覧ください。
随筆家・山本ふみこさんのプロフィール
1958(昭和33)年生まれ。出版社勤務を経て随筆家に。ハルメクでは連載「だから、好きな先輩」やエッセー講座(会場開催と通信制)の講師でおなじみ。著書に『朝ごはんからはじまる』『まないた手帖』(ともに毎日新聞社刊)『おとな時間の、つくりかた』(PHP文庫刊)『暮らしと台所の歳時記 旬の野菜で感じる七十二候』(PHP研究所)『こぎれい、こざっぱり』『台所から子どもたちへ』(ともにオレンジページ刊)『家のしごと』(ミシマ社刊)ほか多数。公式ブログは http://fumimushi.cocolog-nifty.com/
ハルメクの通信制エッセー講座とは?
全国どこでも、自宅でエッセーの書き方を学べる通信制エッセー講座。参加者は毎月1回出されたテーマについて書き、講師で随筆家の山本ふみこさんから添削やアドバイスを受けます。講座の受講期間は半年間。
次回第3期の参加者の募集は、2021年6月に雑誌「ハルメク」の誌上とハルメク旅と講座サイトで開始予定。募集開始のご案内は、ハルメクWEBメールマガジンでもお送りします。ご登録は、こちらから。
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