実践! きれいになるちょっとのコツ

新しいメイクに挑戦してみませんか?

公開日:2019.08.07

雑誌「ハルメク」編集部の児玉が、撮影の合間に見つけたちょっと素敵で役に立つ情報をピックアップ! 今回は、若々しい顔に見せるためのメイク術をご紹介します。

顔はおしゃれの一部!

今回のコラムは、私が担当している連載「横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾」の現場から、ヘアメイクアップアーティストの木村三喜さんを先生に迎えて、若々しい顔に見せるためのメイクをテーマにお届けします。

まずは木村さんに、大人世代はメイクとどう向き合えばいいのかお話をお聞きしました。

「メイクは上手に取り入れれば必ず結果を出してくれるツール。何十年と親しんできた自分の顔も、普段のメイクを少し変えるだけでマイナス5歳に見えることも夢じゃありません。大人世代はメイクに対して一途な方が多いので、若い頃のメイクや好きな色などをずっと使い続けている方が多いように思います。でも、実はリップの色ひとつ変えるだけで今っぽい顔に見せてくれます。好きな色やテイストは守りつつ、時代によってアップデートすることがエイジレスな顔に見せるコツです」

では、メイクによって実際に見え方はどう変わるのか? 今回モデルになっていただいたのはハルメク読者モデルの山田恵理さん(60歳)です。
 

 

長身を生かしてモードな装いもうまく着こなしています。
もともと派手目な顔立ちなので濃くなりすぎないよう、ラフなメイクがスタンダードだそう

おしゃれに関しては、ユニクロをはじめとするお手頃価格の服を取り入れてトレンドを上手に楽しんでいる山田さん。ですが話題がメイクになると、「おしゃれと比べるとメイクはあまり興味が湧かなくて……。好きな色も変わらないので20代の頃からずっと同じ色のリップを愛用しています」と一気にトーンダウン。

よくよくお話をお聞きしたところ、十数年前に受けたカラー診断で「黒や濃紺など強い色が似合う。赤を身に着けるなら深みのある赤がいい」と言われてからというもの、洋服は基本的にモノトーン。メイクも濃いボルドー色一筋。普段のメイクはファンデーションに、眉、リップ、目元はマスカラをサッと塗る程度だそう。「今のままでも素敵ですが、より今っぽく若々しい顔に見せるためにはリップと眉を押さえましょう」と木村さん。 

ポイントは2つ! 今すぐできる、眉とリップのメイクポイント

実際に木村さんにメイクのポイントをレッスンしていただきました! 

【ポイント1】リップは明るいオレンジ系や赤にすると、肌の透明度アップ

大人世代は唇の輪郭がぼやけがち。唇のラインが曖昧だと顔の印象もぼやけたままになってしまうので、必ず筆を使ってオーバーリップ気味に色を乗せて。リップは濃すぎる色ではなく、オレンジ系や赤など明るさを感じる色がベター。ほどよい艶が肌の透明度も上げてくれます。
 

【ポイント2】 眉は「太くしっかり」でハツラツ顔に!

眉毛は顔を引き締める大事なフレーム。太くしっかり描くことでハツラツとした顔に仕上げてくれます。よく眉尻が消えてしまっている方がいますが、トンボ尻だとだらしのない顔になるので眉尻までしっかり描きましょう。

「大人世代は“しっかり”と“ラフ”。緩急をつけることがポイントになってきます。例えば、エイジングによるシミやシワを隠すためにカバー力の高いファンデーションを塗りがちですが、厚塗りに見えるのでNG」と木村さん。

メイク×ファッションの相乗効果で新しい自分を発見しましょう♪

ポイントはリップと眉のたった2つだけ。セルフメイクと比べるとその差は歴然です。

顔はおしゃれの一部。装いが決まっていても、メイクがおざなりだとおしゃれも半減します。

メイクとファッションの相乗効果で、新しい自分を見つけましょう。

「ハルメク」9月号掲載の連載「横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾」では、おしゃれの色選びをテーマにじっくり解説しています。

ぜひ、チェックしてみてくださいね。

今まで身に着けてこなかったサーモンピンク色のニットを着た山田さん。
メイクの効果もあり、これまで以上に素敵になりました

今回ヘアメイクを教えてくれた先生!

木村三喜(きむら・みき)さん
ヘアメイクアップアーティスト。1978年大阪市生まれ。大阪で下積みを経て東京の事務所に所属
2013年に独立しフリーランスへ主に雑誌・広告・カタログなどで活躍中。

児玉 志穂

2019年、雑誌「ハルメク」に仲間入り 。ハルメクに入社する前は女性誌や男性誌の編集部に在籍。新しいもの、ラジオ、映画に目がないカルチャーミーハー! 我が子の寝顔を愛でながらのネットショッピングと、Netflixで海外ドラマを観る時間がなにより幸せ♡

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