かたまり肉をおいしく焼くコツ

日本よ、これがアメリカのバーベキューだ。

公開日:2019.05.28

更新日:2019.05.28

雑誌「ハルメク」6月号でご紹介中のアメリカン・ビーフ。鉄分とたんぱく質が豊富なのに脂質やカロリーは控えめなお肉です。都内で行われたBBQイベントに編集部員が参加! かたまり肉をおいしく焼くコツや肉料理に合うソースのレシピをお伝えします。

青空の下で楽しく味わうお肉は最高!

「赤身のかたまり肉をバーベキューして、食べられるイベントがある」

編集部員が、そう聞きつけてやってきたのは、JR山手線・目黒駅直通のアトレ目黒の屋上にある「BBQPIT」。都心でバーベキュー(BBQ)を楽しむことができる施設です。

ここで、米国食肉輸出連合会が主催するイベント、「スタイリッシュに楽しむ! American URBAN BBQ(アーバンバーベキュー)」が開催されました。

「日本のBBQといえば、薄い肉を焼くことが多いですよね。でも、それでは焼肉です。本当のバーベキューとは言えません」。そう話すのは、「BBQPIT」を提供する株式会社ヒーローのシェフ・高田さん。

私が今まで体験してきたバーベキューは、焼肉だった……。そんな衝撃の事実を知り、俄然アメリカの本場のバーベキューの味に期待が高まります。

アメリカン・ビーフとポークをおいしく焼く秘訣!

中目黒PITで行われた肉イベント

 会場には、BBQグリルの世界ナンバー1シェアを誇る、「weber」の蓋つきガスグリルと、本日の材料が並べられています。
 

・アメリカン・ビーフ(1枚約500g) ・アメリカン・ポーク(1枚約300g) ・パプリカ2個 ・ズッキーニ1個 ・玉ねぎ1個

用意されていた材料はこちら

・玉ねぎ1個
・パプリカ2個
・ズッキーニ1個
・アメリカン・ビーフ(1枚約500g)
・アメリカン・ポーク(1枚約300g)

さっそく、高田さんがお肉をおいしく焼く秘訣をレクチャーしてくれました。

まず、玉ねぎ。表面が黒く焦げるまで焼き上げます。40分以上かかるので、皮が付いたまま丸ごとグリルに入れておきます。次は、肉に下味を付けていきます。

肉に塩で下味をつける高田さん

アメリカン・ビーフとポークに、塩・こしょうをまぶします。そしてオリーブオイルを肉にかけて、まんべんなくコーティングします。

オリーブオイルを肉にかけて下味をつける

下味をつけたポークをグリルに投入。3分ほど経ったら、90度回転させて格子状に焼き目を付け、また3分したら裏返します。ポークは全部で10分ほどしっかり火を通します。

アメリカン・ビーフの焼き具合は、ミディアムレアが一番おすすめ。ポークと同様に下味をつけたら、グリルに投入。ふたをして2分後に90度回転させ、また2分経ったら裏返して、約3分~4分焼きます。

ズッキーニは、約15分。パプリカは約10分グリルをします。パプリカはヘタを下に向けて入れるのが、おいしさの秘訣だそう。

パプリカはヘタを下に向けて入れるのが、おいしさの秘訣

おいしそうに焼き上がりました。

美味しそうな牛肉

 ここで、おいしく仕上げる大事なポイントが! グリルから肉を下ろして、すぐにカットしてしまうとおいしい肉汁が流れ出てしまいます。2分ほど冷ましてから、カットするのがコツだそう。

かたまり肉を切る

厚さ2センチほどにカット。 

パプリカのカットの仕方

パプリカは、種のある軸を避けてカットしていきます。

アメリカン・ポークにぴったりのハニーマスタードソースのレシピ

アメリカン・ビーフとポークの盛り付け

 焼き上がった食材を盛り付けて、色どり豊かに完成! チェリーレッド色のビーフの赤身とポークの肉厚感がたまりません。手前にあるのは、ハニーマスタードです。

今回、感動的においしかったのがハニーマスタードをかけた、アメリカン・ポーク。日本のバーベキューだとあまりなじみのないソースですが、ポークのおいしさを見事に引き出してくれます。

用意するものはこちら。
・粒マスタード
・はちみつ
・白ワイン

作り方もとっても簡単です。市販の粒マスタードとはちみつをお好みの配分で混ぜ合わせるだけ。そして仕上げに白ワインを少々加えます。

「白ワインを加えることで、おつまみ感が出ますよ」と高田さん。

これにしょうゆを混ぜ合わせるだけで、ごはんにも合う味わいになるそう。さらに、味を変えたい方におすすめと教えてくれたのが「ミントハニーマスタード」です。

豚肉にかけたミントハニーマスタード

用意するものは、
・ペースト状のマスタード
・はちみつ
・白ワイン
・スペアミント適量

今度は、マスタード2に対して、はちみつを1加え、白ワインを少々加えます。そこに細かく刻んだスペアミントをお好みの配分で加えます。

「ミントは肉の臭みを消してくれるので、マトンのスペアリブによく使われます。ポークにもバッチリ合いますよ。ミントは、多めに加えるのがおすすめです」と高田さん。

試食をすると、ミントがアメリカン・ポークのぎっしりとしたうま味を引き出していました。ソースで風味を変えると箸もすすみますね。
 

アメリカン・ビーフとポークのおいしさの秘訣

アメリカン・ビーフもいざ試食。くせのない赤身肉でとても食べやすい! こちらも、うま味が凝縮されています。塩コショウの味付けだけで何枚も食べられます。ひと通り味を楽しんだら、わさび醤油を付けていただくのもいいでしょう。

 

アメリカの農務長官のソニー・パーデューさん

この日のイベントには、アメリカ農務長官のソニー・パーデューさんも登場。アメリカン・ポークとビーフのおいしさの理由を教えてくれた上で、焼き上がった肉をふるまってくれました。

アメリカン・ポークは、低脂肪・低カロリーで、良質なたんぱく質、ビタミンB群、ミネラルなどが豊富でとってもヘルシー。暑さと湿気でバテがちなこれからの季節にピッタリですね。しかもアメリカならではの、おいしいお話が。アメリカン・ポークの養豚場では、エサとなる飼料もともに栽培しているので、飼料のコストが日本の3分の1程度に抑えられているそう。だから、アメリカン・ポークはお安く日本の家庭まで届けられるのですね。

また、アメリカン・ビーフは、サシが多い和牛に比べて、脂質、コレステロールが少なく、たんぱく質やビタミンB群が豊富。貧血や体力低下の予防に欠かせない鉄分も、なんと和牛の約1.5~2倍多く含まれているのだとか。

また「食べてみたい!」とお思いになられた方は、お近くのスーパーや肉屋で「米国産」「アメリカ産」「US」産と書かれた牛肉、豚肉を探してみてください。アメリカン・ビーフ&アメリカン・ポーク公式サイトでも販売店が調べられます。

今年の夏は、スタイリッシュなかたまり肉のバーベキューを、楽しんでみては?

 

ミネアポリスでアメリカン・ビーフを食べたい!」では、アメリカン・ビーフを、アメリカまで食べに行った編集部員の食レポをまとめた記事を掲載しているので、読んでみてくださいね。

 

取材・文=竹上久恵(ハルメクWEB編集部)
 

ハルメク365編集部

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