美容家・美木ちがやさんが使っているアイテムを紹介

50代からの目ヂカラの要!まつ毛メイクとまつ育ケア

公開日:2021.12.28

更新日:2022.07.23

年を重ねると段々と寂しくなる目元。でも大丈夫、まつ毛のケアとメイク次第で目ヂカラはUPします。トータルビューティーサロンを主宰、美容家でパーソナルスタイリストとしても活躍する美木ちがやさんが“大人の女性の美の秘策”をお伝えする連載です。

抜けていくけど…まつ毛は私の命です!

年を重ねるごとに、どこか顔が寂しく感じる方も多いのではないでしょうか?

ずばり、顔を印象付けるのは目ヂカラ。目ヂカラを出すためには、特にまつ毛は私にとって命ともいえるパーツです。まつ毛にボリュームがあって、しっかりと上がっていれば、多少のまぶたのたるみもカバーできますよ。

私も実感していますが、50代を過ぎるとまつ毛も年々少なくなってしまいます。自分のまつ毛は貴重になっていきますから、まつ毛のボリュームをアップする地道なケアを続けていきましょう。

生徒さんたちにお伝えしていることや、自分自身でも良い結果を出している方法をお伝えします。

50代のまつ毛メイクはマスカラ下地で十分

50代のまつ毛メイクはマスカラ下地で十分

まず、簡単に目ヂカラをアップさせることができるメイクの方法からお伝えします。使うアイテムは、「カールキープ力が強いマスカラ下地」と「ビューラー」の2点です。

実は私、普段のメイクではマスカラ下地だけを使っています。ビューラーを使ってまつ毛を上げたら、カールキープ力が強い透明のマスカラ下地を使って仕上げれば十分。朝から晩まで、しっかりとまつ毛は上向きのままで目ヂカラを保てますよ。

使用しているのは、エテュセ 「アイエディション (マスカラベース)」
使用しているのは、エテュセ 「アイエディション (マスカラベース)」

繊維が入っているマスカラ下地なので、まつ毛の長さが伸びて一本一本にコシが出る上に、上向きのまつ毛のまましっかり固定されます。塗りやすいコームも気に入っています。アットコスメのベストコスメアワードにも殿堂入りしている商品です。

「まつ育」のためには丁寧なメイクオフが大事

愛用しているのは、プライバシーの「マスカラリムーバー」

愛用しているのは、プライバシーの「マスカラリムーバー」

まつ毛にマスカラを塗ったら、メイクオフではマスカラリムーバーを使ってしっかりと汚れを落とすようにしましょう。

一つのクレンジングで、アイメイクもファンデーションも、まとめて落としているという方は要注意。アイメイクは落としづらく、汚れが残りやすいです。落ち切らなかったアイメイクを落とそうとゴシゴシこすったりするのはNG。まつ毛が抜けてしまうだけでなく、目元のたるみやしわにつながります。

私が使っているのは、ドラッグストアで購入したリムーバー。プチプラコスメです。刷毛でしっかりリムーバーをまつ毛に塗ってから、綿棒で一本一本汚れをからめ取った後に、クレンジング乳液などでアイメイク全体をオフしています。

細かい作業なので、しっかりと手元が見えるように拡大鏡を使うのがおすすめです。

デパコスなら、THREEの「アイラッシュケアアンドトリートメントリムーバー」

デパコスなら、THREEの「アイラッシュケアアンドトリートメントリムーバー」です。クレンジング成分とトリートメント成分を配合しているので、汚れを落としながらまつ毛ケアもかないます。

「まつ育」のための必須アイテム:私が試したまつ毛美容液

まつ毛を育てるための必須アイテムといえば、まつ毛美容液です。私も、まつ毛美容液を塗ることを毎日のルーティンにしています。

使い方は簡単。メイクオフと洗顔後の清潔で乾いた状態のまつ毛に、太目のアイラインを引くように塗ります。次にまつ毛の下から上へ引き上げるように塗り、下まつ毛も同じように丁寧に塗り込みます。

これまで、各社から出されている種類をさまざま試してきましたが、確実にまつ毛が伸びているのを実感しています。びっくりするのが、下まぶたの目尻あたりの産毛も濃くなること。それで、育毛効果を感じています。ちなみに濃くなった産毛は、顔用のシェーバーでたまにケアしています。

まつ毛美容液とひと言でいっても、美容液を塗る筆先の形がそれぞれ異なります。

・スポンジ状のチップタイプ
・マスカラのようなブラシタイプ
・アイライナーのような筆タイプ
・まぶたケアもできるクリームタイプ

それぞれのタイプ別に、私が使ってみたまつ毛美容液と使用感をお伝えしますね。

スポンジ状のチップタイプとマスカラタイプ

まつ毛美容液スポンジ状のチップタイプとマスカラタイプ

(写真左から)
・ドクタースカルプ「アイラッシュエッセンスエクセレンスVEGF」。毛髪の研究成果から生まれたまつ毛美容液。
・ルジュ「 アイラッシュセラム」ヒト脂肪間質細胞エクソソーム配合のまつ毛美容液。
・グランフィクサー「アイズワイズクリエイター」マスカラタイプなので、生え際から毛先まで塗りやすい、まつげ&眉毛美容液。

FTC の「FFアイラッシュセラム クリスタリュクス」

使い切って新たに購入したのが、FTC の「FFアイラッシュセラム クリスタリュクス」。君島十和子さんが開発を手掛けているまつ毛美容液です。

アイライナーのような筆タイプ

アイライナーのような筆タイプ

(写真左から)
・リバイタラッシュ「アドバンスジャパン」まつげ美容液の中でも、老舗的存在のまつげ美容液
・ベリタス「ラピッド ラッシュ(R)」傷んだまつ毛を補修する独自の成分が配合されています。

アイクリームのタイプ

isteme(エピステーム) のアイクリーム

ロート製薬の目の研究を応用した、episteme(エピステーム) のアイクリーム。大きい方は夜用の「アイパーフェクトショットa」。手前の小さい方は朝用の「アイクリアエッセンス」です。まつ毛だけでなく、目元全体に使います。

すべて使用して、印象に残っているものは、リバイタラッシュの「アドバンスジャパン」。

お値段も1万円を超えますが、まつ毛美容液の先駆け的存在ということでもあって確かに効果を感じました。目にあまり刺激を感じなかったものとしては、ルジュの「アイラッシュセラム」。目にしみないので、刺激が気になる人におすすめです。

筆先の形状の違いでいうと、スポンジタイプのものはよく薬剤を吸い込むので、一回塗布しただけで目の中に入ってしまうほど。自分でしごいて調節してから載せた方がいいと思います。

まつ毛ケアに加えて目元ケアも大切です

まつ毛ケアに加えて目元ケアも大切です

これまで、私なりのまつ毛のケアをお伝えしましたが、ぜひおススメなのが目元のケアも、一緒に行うことです。目元が疲れていると、目ヂカラも落ちてきてしまいますし、一日の終わりにがんばった自分と目元を労わる時間を作ると、心もリフレッシュできると思います。

私が使っている目元ケアアイテム1つ目は、YA-MANの美顔器です。皮膚がデリケートな目元のまわりにも使えて、目元のたるみケアにもつながります。

2つ目は、「蒸気でホットアイマスク」。使い捨てで、手軽に目元を温めることができて便利です。

3つ目が、米ぬかが詰まったアイピロー。モデルさんからのいただきものです。ずっしりとした米ぬかは、水分を放出しながら温める「湿熱」効果があるので、「蒸気でホットアイマスク」と同様に目元を潤わせながら温めてくれます。

以上が、私の目ヂカラアップのための目元のケア方法です。

  • まつ毛の育毛
  • マスカラ選びとメイクオフの重要性
  • まぶたのケア

これら3点のポイントを同時に行うことにより、少しでも目元のエイジングを緩やかにしましょう。なるべくメイクに頼らずに、ナチュラルに目元を演出するためには日々の努力が必要です。

多少の手間はかかりますが、必ず良い結果につながるので、面倒がらずに行うことをおすすめします。

美木ちがや
みき・ちがや 1963(昭和38)年東京生まれ。ヘアメイクアップアーティストとして雑誌等で活躍。東京都・渋谷で完全予約制サロン「KAWABE LAB」を運営。母サチコさんとともにヘアメイク、ファッションのトータルアドバイスも行う。▶Instagram
著書に『あの人が着ると、 パーカーがなぜ おしゃれに見えるのか』(主婦と生活社刊)、『HAPPY AGEING これからの私に合うおしゃれ』(日本文芸社刊)

人物撮影=鈴木宏

■もっと知りたい■

 

美木ちがや

みき・ちがや 1963(昭和38)年東京生まれ。ヘアメイクアップアーティストとして雑誌等で活躍。東京都・渋谷で完全予約制サロン「KAWABE LAB」を運営。母サチコさんとともにヘアメイク、ファッションのトータルアドバイスも行う。 Instagram

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