横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾・17

冬ファッションを明るく元気に!色使い&小ワザで変身

公開日:2021.11.10

更新日:2023.01.27

ファッションデザイナー・横森美奈子さんが50代からのおしゃれのコツをアドバイスする連載企画。今回のテーマは、冬のファッションを明るく元気にするポイントです。冬は重たく元気のないコーデになりがち。明るく刷新する色使いや小ワザを教わります。

横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾・17
横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾・17

黒のトップスは小ワザを効かせると素敵

■挑戦した人:読者モデル・齋藤美砂さん (60歳)

60代を迎えたのを機に、読者モデルに応募したという齋藤美砂さん。「年のせいなのか、なんだかおしゃれがキマらなくなってきた」と話します。

齋藤さんの冬の定番色は黒。「コートやセーターは、無難で落ち着く黒が基本。ただ黒一色だと暗く見えると思って、明るいピンクやブルーの服を合わせることもあります」

黒のトップスは小ワザを効かせると素敵
【Before】黒のトップスでいつもの着こなし(左)→【After】小ワザで元気な印象に(右)

そんな齋藤さんのいつもの着こなし(写真左)を見て、「せっかく明るい色を着ても、元気に見えません」と横森さん。「齋藤さんは“上品きれい”でおとなしい顔立ちなので、強い色をただ着るだけだと、洋服の方が目立ってしまう。結果的に顔の印象が薄くなり、かえって寂しく見えてしまっています」と分析。

そこで軽快なバランスにするために、まずは髪をアップスタイルにし、コーラル系のリップで明るさをプラス。さらにパンツの丈を短くするなど小ワザを効かせた結果、ご覧の通り、上品きれいさを残しつつ、元気な印象に(写真右)!

「一気に垢抜けて感激です。無難に服を着るだけでは、素敵に見えないんですね」と齋藤さん。「その通り! 無難から脱すれば、おしゃれはもっと楽しくなりますよ」と横森さんはアドバイスします。

黒のコートはジャケット感覚で着るのが今風...

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ハルメク365とは?

横森 美奈子

よこもり・みなこ 1949(昭和24)年生まれ。BIGIで「MELROSE」等のチーフデザイナーを歴任。2002年「smart pink」ブランドディレクター、13年にはショップチャンネルで「MINAKO★YOKOMORI」を開始。おしゃれに関する本も多数出版。

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