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公開日:2025年02月27日
花粉はくしゃみや鼻のムズムズだけでなく、顔のかゆみや赤みの原因にもなります。春の肌荒れ対策では、アレルギー症状を和らげる内側からのケアと、花粉の刺激から肌を守る外側からのケアが必要。医学博士の福島忍さんに、春の肌荒れ対策について伺います。
春が近づいてくると、顔のかゆみや赤みといった肌トラブルに悩まされる人が増えてきます。「季節の変わり目だから…」と思うかもしれませんが、その原因は花粉かもしれません。
花粉症の症状では、鼻のムズムズやくしゃみ、目のかゆみなどが知られますが、花粉が顔に付着することで、肌のかゆみや赤みといった肌トラブルを起こすことがあります。
そうなる理由の一つが、肌のバリア機能の低下です。皮膚には外部の刺激から肌を守るバリア機能がありますが、花粉シーズンの2月~4月は空気の乾燥によって肌も乾燥しやすく、バリア機能が低下しやすい時期です。
肌のバリア機能が低下すると花粉の刺激にも敏感になり、アレルギー反応が起こりやすくなります。その結果、顔のかゆみや赤みといった症状が表れるのです。
花粉による春の肌荒れ対策では、アレルギー反応を和らげるための体の内側からのケアと、肌のバリア機能を高めるための外側からのケアの両方が大切になります。
体の内側からのケアで取り入れたいのは、花粉症のアレルギー症状を緩和させると言われる食べ物です。
医学博士の福島さんによると、身近な食材にも花粉による肌荒れ対策に役立つものが多くあるのだそう。上手に取り入れて、春の肌トラブルをやわらげていきましょう。
1.乳酸菌を含む食べ物
アレルギー反応を起こす体内の物質は、免疫機能が花粉に過剰に反応することで放出されます。そこで意識したいのが、免疫細胞の約60%が集まっている腸の環境を整えること。腸内環境がよくなれば、おのずと免疫システムも整いやすくなり、アレルギー症状の緩和につながります。
そのために取り入れたいのが乳酸菌。乳酸菌には、腸の善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがあります。手軽に乳酸菌を取れるのは、ヨーグルトや発酵食品、乳酸菌飲料などの食べ物。乳酸菌は酸に弱いので、胃酸の影響を受けにくい食後や夜に取るとより効果的です。
2.ビタミンDが豊富な食べ物
ビタミンDには免疫システムを調整する働きがあります。そのため、ビタミンDが不足すると花粉症のような過剰な免疫反応を招くと言われています。
ビタミンDが豊富な食べ物は、干ししいたけやイワシ、シラス、紅鮭などです。身近な食品から摂取できるので、毎日の献立にうまく取り入れていきましょう。
3.カテキンが取れるお茶
緑茶や紅茶に含まれるカテキンには、アレルギーの抑制効果があると言われています。
緑茶も紅茶も加熱しすぎるとカテキンの量が減ってしまうので、飲むときはパッケージに書かれている目安の加熱時間を守って淹れるのがポイントです。
なお、ミツバチ産品の効果に詳しい医学博士の福島さんによると、プロポリスも花粉症対策として注目されているのだそう。
「プロポリスにはアレルギー症状を起こすロイコトリエンという物質の放出を抑え、花粉による鼻症状を軽減させる効果が報告されています。さらに、アレルギー性のかゆみを引き起こすヒスタミンに対してもプロポリスを与えることで放出を抑えたというデータがあるんですよ。この試験では、プロポリスを1回与えてもかゆみを抑えることがわかりましたが、さらに予防的に継続して与えることで、より強くかゆみを抑えることがわかりました」(福島さん)
花粉によるアレルギー反応をゆるめる効果が期待できる食べ物を取り入れて、体の内側から顔のかゆみや赤みを和らげていきましょう。
春の肌荒れ対策では、肌のバリア機能を高めるための外側からのケアも大切です。お手入れのポイントは大きく4つ。どれも少しの心掛けで実践できるので、毎日の生活で意識してみてくださいね。
1.摩擦などの刺激を避ける
バリア機能を守るには、肌への刺激をできるだけ少なくすることが大切。クレンジングや洗顔のときは、肌をこすらず優しく撫でるように洗いましょう。洗顔後にタオルで顔を拭くときも、ゴシゴシこすらずにそっとタオルを押し当てるようにして水分を拭き取って。
2.十分な保湿をする
乾燥は肌のバリア機能を低下させます。肌の乾燥を防ぐために、洗顔後のスキンケアでは十分な保湿を心掛けましょう。特に春先は空気の乾燥がピークを迎えるので、保湿効果の高い化粧水や乳液、クリームを選ぶのがおすすめです。
スキンケアの際は、肌をこすらず手のひらで包みこむようにして浸透させるのがポイントですよ。
3.外出時は日焼け止めやメイクで花粉をブロック
外出時は、花粉が直接顔や首に付かないよう、日焼け止めやファンデーションを塗るようにしましょう。さらに、眼鏡やマスクなども付ければなお安心。花粉をブロックすることが、肌のバリア機能を守ることにつながります。
4.帰宅したら洗顔で花粉を洗い流す
帰宅したら、なるべく早く肌に付着した花粉を洗い流します。入浴やシャワーで全身を洗い流すのがベストですが、難しいときは洗顔だけでもすませるのがおすすめ。花粉が肌に残る時間をできるだけ減らすことで、バリア機能へのダメージを減らせます。洗顔後はしっかり保湿するのをお忘れなく。
花粉シーズンになると増えてくる顔のかゆみや赤み。体の内側、外側の両方からのケアを心掛けて、花粉による春の肌荒れ対策をしていきましょう。
■取材協力:山田養蜂場 健康科学研究所
山田養蜂場 健康科学研究所 学術情報担当。入社以来、最先端の研究学術情報を集約・発信する業務に従事する他、10年間、全国各地の大学との共同研究や自社の臨床研究などにも携わり、ミツバチ産品の効果を明らかにしてきた。医学博士。
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