グレイヘアは、大人のおしゃれの第二ステージ
2019.10.182019年07月24日
白髪染めから解放された魅力ある髪型の作り方
自宅で1000円以内でできる!グレイヘアへの移行法
ステキなグレイヘアスタイルの女性に、移行期や白髪との付き合い方などを聞くインタビュー連載。今回は、詩人の宮尾節子さん。美しいロングヘアのグラデーションカラーは、ドラッグストアで1000円以下で買えるアイテムを使ってキープしていました。
【宮尾節子さん 60代】美髪の秘訣は手を掛けすぎないこと
詩人として活動している宮尾さん。緩やかなウェーブがかかったシャンパンゴールドのこの美しいロングヘアは、“詩人・宮尾節子”のトレードマークでもあります。「ポエトリーリーディング」と呼ばれる詩のライブイベントでは、ときには髪をかき上げながら抒情的に、ときには髪を揺らしながら激しく、観客の心へと言葉を届けます。
「グレイヘアになってから、街で子どもに『ねぇ、なにじん?』なんて聞かれることもあるんですが、『しじん』と答えています(笑)。『なにじん?』と聞かれるような髪色になったので、国境も年齢も超えられるような自由なファッションを楽しんでいます」
この日着ていたブラウスも海外の古着……のように着こなしていますが、実は90歳の義母のおさがりなのだそう。「昔1000円で買った生地で作ったらしいの。このブラウスで写真を撮ってもらえるなんて、きっとママも喜んでくれるだろうな」と笑います。
豊かな美しいロングヘアをキープするために、さぞ入念にお手入れをしているかと思いきや、「ケアは椿オイルを使っているくらいで、ほとんどしていないの。このパーマも7か月前に美容院でかけてもらったきりです。美容院は年1、2回ぐらいかな。美容師さんが達人なので。あとはセルフケア!」と意外な答えが返ってきました。
ウェーブを美しく出すためのスタイリング剤も使っていないとのこと。「寝る前ではなく出掛ける前に髪を洗うようにすれば、トリートメントするぐらいでスタイリング剤に頼らずともきれいにウェーブが出てくるものですよ」。この手を掛けすぎない“ありのまま”が、宮尾さん流の美髪の秘訣のようです。
「白髪もがんばって生きているんだ!」
高校生の頃からいわゆる“若白髪”で、そのことをコンプレックスに感じていたという宮尾さん。「『若いうちから白髪になる人はいずれ黒くなるよ』なんて言う人がいたけれど、そんなの大ウソ!(笑) 私の白髪は順調に育っていきました」...