やる気が起きないときの対処法は?ストレスと脳の状態
2024.06.252019年08月05日
頭疲れと肉体疲労で入浴剤を変えてリセット!
疲れを取る!半身浴のやり方とおすすめ入浴剤
今気になる、50代以上の女性にぴったりの美容アイテムを、同年代の美容ライター・中尾慧里さんがご紹介します。毎日の入浴。ただお湯に浸かるだけじゃもったいない! その日の疲れに合わせて入浴アイテムを選ぶと、気持ちもカラダもすっきり整いますよ。
半身浴が健康のためにいいという理由は?
忙しいから、暑いからと理由をつけては、ついシャワーだけで済ませていませんか? 昔から、湯船に浸かることは健康の上で大切だといわれています。
理由としてはいくつかありますが、シャワーだけだと体が芯から温まりません。温める=全身の血行がよくなる。血液やリンパの流れが促されることで、冷えてコリ固まった部分を和らげることができるし、むくみも取れてダイエットにも効果的。さらに、水圧がかかることでも新陳代謝や血流を促進します。また、毛穴が開くので汚れもしっかり落とせます。
では、全身しっかり浸かるのと、みぞおちあたりまでの半身浴はどちらがいいのか?
全身浴のほうが早く体が温まりますが、水圧を考えると半身浴のほうが肺や心臓への負担が軽くなります。血圧が急に上昇することもないので、50歳くらいからは健康のために半身浴のほうがいいと思います。
上手な半身浴のやり方で1日をリセットしよう!
体にいい半身浴。そのやり方としては、まず大切なのがお湯の温度です。38~40℃くらいのぬるめのお湯が基本。入ってみるとわかりますが、結構ぬるいです。
日本人は熱めのお湯が好きという傾向がありますし、お風呂というと熱いイメージがあるので、最初はびっくりするかも。でも、ずっと入っていると結構汗が出てきます。夏は38℃くらいで、冬は40℃くらいがおすすめ。しかも、冬は室内を22~24℃くらいに温めておくと安心です。
浸かる部位は胸、みぞおちあたりから下です。上半身が寒いと感じたらTシャツやタオルを羽織ってもOK。20~30分ほど浸かることになるので、そのうち全身に汗をかいてきます。
20~30分というとけっこう長い時間。その間は暇なので本を持ち込んだり、DVDを見たり、パックやマッサージをするなど有意義に。キャンドルをつけて、何もせずボーっと過ごすのもリラックス感が高まります。ただ、あまり長湯をすると逆に体に負担になるので、30分を目安にしておきましょう。
お気に入りの入浴剤を見つけて!
お風呂に入るときは、さら湯よりも入浴剤を入れた方が肌にいいといわれています。昔からゆずや菖蒲などをお湯に入れる習慣がありましたが、ただのさら湯だとカルシウムやマグネシウムなどの成分が肌を刺激したり、体に必要なミネラルを奪ってしまうからだそうです。肌も乾燥しやすくなるので、皮脂が減っていく世代としては入浴剤を上手に使いたいですね。
入浴剤といっても、今やいろいろなタイプが揃っています。乾燥、冷え性、ダイエット、腰痛などの悩み・目的や気分によって使い分けているという人も多いようです。
今回は、「今日はけっこう頭を使って疲れた~」という日と、「しっかり体を動かしたから肉体疲労がすごい」という日の2パターンでご紹介します。
頭の疲れには、エッセンシャルオイルの贅沢な香りを!
リラックスする香りの好みによって人それぞれ違うかもしれませんが、温泉に行くと癒されるのは万人共通かも?
忙しくて温泉には行けないという人は、香りでその雰囲気だけでも家庭で再現しては。厳選したオーガニックハーブや精油などを扱う生活の木が作る「ブレンドバスオイル お宿気分」は、檜や赤松など天然の芳香成分を配合。自然なウッディの香りに包まれて、疲れた頭と心をじんわりとときほぐしてくれます。
パワフルな炭酸力で体の疲れを吹き飛ばす!
すごく歩いた、1日中立ち仕事だった、ジムでがんばったなど、体を使った日に入りたいのが、炭酸泉。炭酸ガスが溶け込んだ炭酸泉は、筋肉疲労の緩和や疲労回復に効果があるといわれています。
炭酸ガスが溶け込んだお湯に浸かると、皮膚から炭酸ガスが浸透し、血管を広げて血流を促します。そうすることで疲労物質の回収がスムーズになるそう。半身浴するぬるめのお湯でも温かく感じるので、ゆっくりと心地よく浸かって疲れを取りたいですね。
炭酸泉と同じような効果をもたらしてくれるのが、炭酸ガス入浴剤の元祖ともいえる、花王の「バブ」。さまざまな「バブ」が揃っていますが、つらい疲労には「バブ メディキュア ほぐ軽スッキリ」を。高濃度炭酸や温泉成分配合で、筋肉を和らげます。
炭酸ガスがお湯に均一に溶け込んだ状態が効果的なので、炭酸のシュワシュワを体に当てるよりも、完全に溶けてから入浴するのがおすすめです。
撮影=山下コウ太