公開日:2019/10/14
更新日:2022/02/22
アラフィフ女性にぴったりの美容アイテムを、同年代の美容ライター・中尾慧里さんがご紹介します。ぱっちりとした目を印象づけるアイライン。でも、シワやたるみが出てきた目尻に引くのは難しいし、すぐヨレる。そんな悩みはアイテム選びとコツで解消です。
悲しいことに、年齢を重ねるとフェイスラインがゆるんできて、目尻も口角も落ちて、メリハリのないしぼんだ顔になってきます。そんな状態を脱却してくれる手立てが「アイライン」。アイラインを引くだけで、パッと黒目が大きく見えて、若々しさも演出できますよね。
しかしながら、シワやたるみが出てきた目尻にアイラインを引こうとすると、ガタガタになってしまいませんか? 「アイラインは目尻までスーッと引いて」なんて雑誌には書いてあるけど、スーッとなんて引けません!
なんとか目尻までアイラインを引けたとしても、時間が経つとヨレていたり、消えていたり、パンダのように目の下まで黒ずんでいたり。どうにかして1日中きれいにアイラインをキープしたいものですよね。
目元のたるみが気になる人は、アイラインをスーッと引けなかったのだから、引かなくていいんです。コツは「ゆっくりちょこちょこ」。
まずは、黒目の上あたりからスタートします。シワやたるみで引きにくい場合は、片手で目尻の少し上を軽くひっぱり上げると引きやすくなります。
アイラインのペン先は、できるだけまつ毛のキワに当てましょう。目を開けた時にまつ毛とラインの間に隙間があるとキレイじゃないので。まつ毛の間を埋めていく気持ちで引くといいですね。こわくなければ、まつ毛の下からペン先を入れて引いていくとラクです。
黒目の上からゆっくり目尻に向かって、小さく左右に動かしながらちょこちょこと塗りつぶしていく感じで引いていきます。目尻まで引いたら、下目のラインの延長線と上目のラインが交わる辺りまで、少しだけ伸ばします。その際、下向きに引くのではなく、上のほうへ意識して。目を閉じて見て、少しはね上がっているような仕上がりにします。
どうしても手が震えてガタついちゃう、という人は、ひじをテーブルに固定して引くと楽ですよ。
1度引いただけだとラインが細いので、再度黒目の上から先に引いたラインに重ねるように目尻まで引きます。ライン上がガタガタしているかもしれないので、そこを修正するような気持ちで。目尻まで引いたら、延長線で交わった目尻部分が三角形に残っていると思うので、そこを埋めるように塗りつぶします。
かなり太くなってハデじゃない?と思うかもしれませんが、まぶたもたれてきていることが多いので、意外にも目を開けるとちょうどいい具合に。しかも、ラインがはっきり見えないとメリハリがつきにくいので、細いと意味がありません。
再度目を閉じて見て、長さや太さ、ガタガタになっていないかをチェック。かなりはみ出していたら、少し乳液をつけた綿棒(できれば先がとがっているタイプ)で軽くこすると修正可能です。
せっかく引いたアイラインが夕方までもたない、という声も。気づいたら、パンダのように目の下が黒くなっているケースも多々あります。アイラインを引く前にパウダーファンデーションやお粉などを軽くはたいておくと、余分な油分が取れて引きやすくなります。
あるいは、アイラインを仕上げたら、特に落ちやすい目尻にはパールの入ったパウダーアイシャドウをのせておきましょう。パウダーがアイラインをカバーしてヨレにくくしてくれます。シャンパンゴールドや明るいベージュ系を選ぶと、ハイライト効果も出て明るい目元に仕上がります。
また、アイラインの上から濃い目ブラウンなどのアイシャドウでラインを描くようにすると、グラデーションにもなるし、ラインも落ちにくくなります。
少しずつちょこちょことアイラインを引くなら、やはり先端が細くしっかりと描けるリキッド系のアイライナーがおすすめ。落ちにくい、ヨレにくいものが揃っています。まつ毛の間も埋めやすいし、最後の目尻の三角地帯を塗りつぶすのも簡単です。個人的に愛用しているリキッドアイライナーを2種類ご紹介します。
肌にやさしい描き心地。炭インクで目立ちすぎないソフトマットな質感。
発色がソフトマットで秀逸。色素沈着しにくい紀州備長炭インクを採用していて、保湿成分もたっぷり配合されているので、デリケートな目元にやさしい描き心地です。超極細毛はしなやかでコシがあり、引いているそばからぴたりと肌に密着してヨレにくいのも嬉しい。ナチュラルブラウンもあります。
エトヴォス ミネラルスムースリキッドアイライナー 全2色 2970円 etvos.com/
カラーバリエが豊富! ニュアンスのある目元で表情を変える!
圧巻の全13色! ウズ アイオープニングライナーは、皮脂や湿気に強いインクを採用し、色素沈着しないピグメントフリー。筆は伝統的な職人技で作られる「大和匠筆」で、なめらかなタッチを実現。ツヤ感のあるブラックはもちろん、カーキやネイビーも目元を上品に彩り、パープルやオレンジ、ピンクなどビビッドなカラーは使い方次第でアイメイクが楽しくなります。
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