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- 阿佐ヶ谷姉妹のTVドラマに学ぶ、幸せのカタチ
2020年3月、新卒で勤めた会社を早期退職。時間と心に余裕ができたことで、見える景色が変わりました。以来、50代のセカンドステージで体験したことや感じたことを綴っています。2022年最初のテーマは、あるドラマを通して得た気づきについてです。
新しい1年を前に
2021年は年明け早々に緊急事態宣言、新しい職場でもテレワークが増え、体重も増え(笑)、東京オリンピックの無観客開催、自身のワクチン接種など、前年に続きコロナに明け暮れた1年でした。
それでも「宣言」の合間を縫うように、演劇やプチ旅行、ヨガ、手話など楽しい想い出も増やせたことは、今年(2022年)3年目に突入した「5年日記」が教えてくれています。
一方で、ますます先行き不透明な時代、私自身も「毎年無事に年を越せるのはあたりまえではない」と感じる年齢になりました。そんな昨年末(2021年)、「あたりまえの日常が愛おしい」と思えるドラマに出会いました。
阿佐ヶ谷姉妹に学ぶ、幸せを呼ぶ3つのチカラ
2021年11月から放送されたNHKドラマ『阿佐ヶ谷姉妹のほほんふたり暮らし』。ご覧になった方も多いかもしれませんね。私はとてもハマってしまいました。それは彼女たちの3つのチカラに共感したから。
1つめ「小さな幸せを見出すチカラ」
ドラマでは売れっ子になる少し前、古い6畳間のアパートで2人が暮らす様子がコミカルに描かれます。時には互いの布団のスペースを巡って小競り合い、仕事をがんばったご褒美にスーパーで一番高いお寿司を買ったことで言い争い、そうかと思えば、行きつけの町中華で大好物のニラ玉を前に2人でニンマリ。
本当は裏でいろいろ悩んでいても、ちょっとしたことですぐに「幸せ」と感じられる心があれば、実はそれだけで幸せなのだと気づかされます。
2つめ「人と比べないチカラ」
知名度が上がって収入が増えた後も、ザ・昭和な古びたアパートをこよなく愛し、周囲の「結婚しないの?」圧力にも動じず(笑)、「今が最高に幸せ」と2人でお茶をすすってほっこり。こちらまで幸せな気持ちになります。
ちなみに阿佐ヶ谷姉妹、実際は他人同士で、2人の方が楽しいし寂しくないからという理由で同居(現在は同じアパートの隣の部屋同士)を決めたそうです。
年齢を気にせず、自らの信念を曲げない芯の強さ=鈍感力?=のほほん力。これこそ、人生を生きやすくするチカラだな~と。その結果、
3つめ「周囲の人に恵まれるチカラ」
もついてくるんですね。これも幸せに欠かせない要素です。
2022年の心の持ちようは……
「幸せは心のありようで決まる」と改めて教えくれたこのドラマ。世代の近いアラフィフシングルで親近感も絶大な阿佐ヶ谷姉妹(笑)のことは、これからも応援し続けます。
最後にもう一つ、心に留めておきたいフレーズがありました。
「自分が嬉しいだけじゃなく、みんなも嬉しいのが一番」
NHK大河ドラマ『青天を衝け』の中で、主人公・澁澤栄一のお母さんが幼少期の息子に言い聞かせていた言葉です。
幸せは自分の心の持ち方次第、自分だけでなく、ささやかでも誰かのためにもなることを。2022年はこの2つを幸せのカタチとして胸に刻み、小さなチャレンジを重ねていきます。
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