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2021年03月16日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
自宅で過ごす時間が増えているものの、時には喫茶店でコーヒーを飲みながら、ゆったりした気分を過ごすのが大好きなワタシです。
ワタシたちが若いときに比べたら、コーヒーチェーン店の数も種類もずいぶん増えたし、喫茶店に使うお金って、みんな割と増えていそうですよね。一年にいくらくらい使っているのかしら? 気になったので調べてみました。
総務省統計局のデータに、面白い調査結果を見つけました! 「家計調査通信第520号」によると、2014(平成26)年~2016(平成28)年の平均額で比べた場合の、一世帯(二人以上)当たりの喫茶代への年間支出金額の全国平均は、6045円とのこと。
さらに「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(※)」の、2018年(平成30年)~2020年(令和2年)平均では、喫茶代への年間支出金額の全国平均は、6705円。増えてますね。
※参照:https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
そして、都道府県庁所在地別に見てみると、以下のような結果に。
一世帯当たりの喫茶代の年間支出金額(※)
第1位 岐阜市 1万3564円
第2位 東京都区部 1万1470円
第3位 名古屋市 1万962円
第4位 川崎市 9697円
第5位 神戸市 9001円
※2018年(平成30年)~2020年(令和2年)平均
これを見ると、トップ5に大都市が多いのは、やっぱり喫茶店の数が多くて気軽に入れる環境だからこそなのでしょうね。
それにしても、岐阜市のみなさんは全国平均の2.5倍近くも喫茶代にお金をかけていることに驚きです! そんなに頻繁に喫茶店に行っているのかしら?
調べてみると、岐阜県や愛知県は、人口当たりの喫茶店の数が多くて、多くの人々に喫茶店を利用する習慣が根づいているようです。そして、朝の時間帯にコーヒーなどのドリンクを1杯注文するだけで、トーストやサラダなどの「おまけ」が無料で付いてくるという「モーニング」サービスが充実していることも、岐阜県や愛知県に喫茶店文化が根付いている理由のようです。
モーニングは、チェーン店ではトーストにゆで卵といったシンプルなセットが多いようですが、個人経営の喫茶店になると、おにぎりとみそ汁や、カレーライス、お寿司など、ボリュームたっぷりな独自のサービスがあるようです。
さらには、岐阜県や愛知県の喫茶店は、座り心地のいいソファーに、たくさんの雑誌や新聞などがあり、気取らず自分の家にいるような感じでのんびりと過ごせる店が多いのが特徴。
その居心地のよさから、地元の方たちにはそれぞれ行きつけのお店があって、ついつい足を運んでしまうのでしょうね。
ああ、朝から喫茶店でゆっくり過ごすなんて、想像しただけでいいわねえ。
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参照:総務省統計局
イラスト:飛田冬子