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2021年01月25日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
セーターの毛玉を取っていたら、ふと疑問が浮かびました。そういえば、ニットとセーターの違いって何? ニットの方が、おしゃれな響きだけれど……。早速調べてみましょう。
ニットとは、よった1本、もしくは2本の糸で、ループを作りながら編まれた生地です。縦や横によく伸びるのが特徴とされています。
ニットで作られた衣類には、セーターやカーディガン、ベストなどがあります。手袋、マフラーといったアイテムも、ニットと総称されます。つまり、ニットは生地の名称で、セーターは衣類の形状のことです。
ニットにする糸の繊維は、動物性天然繊維、植物性天然繊維、化学繊維に分類できます。
軽く暖かく、吸湿性と保温性に優れていますが、縮みやすく、害虫に好まれるのが特徴。動物の生育環境、職人の技術などで品質が決まり、着心地で値段がランク付けされます。
蚕(かいこ)の繭から作られます。動物性天然素材の中では、最も細い繊維。しなやかで光沢があり、肌触りがよいです。注意点は、色落ちしやすく、シミになりやすいこと。
羊の産毛から作られます。シワになりにくく、長持ちしますが、毛玉ができやすいのが弱点。コットンに次いで大量生産されている素材です。
カシミヤゴートという山羊の産毛から作られます。型崩れしにくく光沢があり、肌触りがよいです。こちらも毛玉ができやすいのが弱点。
ラクダ科のアルパカの産毛から作られます。柔らかい肌触りで、保温性に優れ、熱くなると余分な熱を発散します。また、毛玉ができにくく、繊維に油を含んでいるため防水性に優れています。
シワになりやすく、防寒性は動物性の天然繊維に劣りますが、吸湿性が高く、素肌に優しい柔らかな着心地が特徴です。
カットソーなど、ニット以外にもよく使われます。吸水性・通気性に優れ、肌触りがいいのが特徴です。
植物から採取されます。通気性が高いため、サマーニットによく使用されます。繊維は硬く太く、摩擦でけば立ちやすいです。
人工的に作られるのが化学繊維。天然繊維と変わらない品質で、手頃な値段です。レーヨン、アクリル、ポリエステルなどがあります。
ニットに毛玉ができる主な原因は、繊維の摩擦です。連続して着ると、摩擦を受ける機会も増えるため、一日着たら数日休ませるようにしましょう。
脱いだら、洋服ブラシをかけましょう。繊維をほぐして、毛並みをそろえると、毛玉ができにくくなります。ブラッシングのコツは、こすらずに払うこと。
脱いだニットは、一度ハンガーに吊るして、体温や湿気を取ってから収納しましょう。ただし、長時間吊るすと型崩れするので、注意が必要です。
毛玉が目立ったら、繊維が絡まっている部分から切り離しましょう。手で毛玉を引っ張らず、ガムテープを使って優しく毛玉を引っ張って、切る部分を見つけてカットしましょう。
ニットのことがよくわかってスッキリしました。お気に入りのニットはケアしながら、長く大切に着たいと思います。
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参照:Cashbianco
イラスト:飛田冬子