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2021年02月26日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
何かと穏やかではないご時世なので、娘や息子の将来が不安になるこの頃です。親としては安定した職に就いて苦労しませんように……と思っているので、ブラック企業や過労死などのニュースを聞くたびに、子どもたちの将来が心配になります。本人たちは特に気にしていなさそうなんですけどね。
先日もリビングでダンナさんとそんな話をしていると、「バリキャリになる気はこれっぽっちもないし、ゆるキャリで楽しく生きていきたいから」と背後から娘の声。
バリキャリ? ゆるキャリ? そういえば、このところニュースでもときどき耳にする単語だわ。いい機会なので、早速調べてみましょう!
「バリキャリ」とは、バリバリ働くキャリアウーマンの略。男性と対等またはそれ以上に熱心に仕事をこなし、常にスキルアップと自分磨きを怠らず、出世・昇進していくポジティブな女性たちのことを指します。年収500万円以上がバリキャリと呼ばれるかどうかのボーダーといわれ、仕事ができて美しく、経済力もあるバリキャリは、多くの女性が憧れる存在のようです。
ただし、仕事を充実させたいバリキャリは、プライベートより仕事を優先する傾向が強いため、家庭との両立に悩む人が多いようです。婚期が遅れてしまったり、結婚や妊娠、出産を機にキャリアを断念してしまう女性も少なくないんだとか。
そこで、仕事が優先のバリキャリの反対語として生まれたのが「ゆるキャリ」です。家庭や趣味などプライベートな時間を大切にしながら、マイペースに働きたいと考える女性を指します。ゆるキャリも、働きたいという意欲は強く、仕事はきっちりこなしますが、そのためにプライベートを犠牲にすることをよしとしないタイプ。うちの娘もそんなふうに働いていきたいってことなのね。
仕事と家庭のバランスを重視するゆるキャリ志向の女性の方が多いようですが、自分の時間は確保できるものの、仕事に物足りなさを感じることもあるみたい。バランスを取るのって難しいわねえ。
政治の世界では「女性が活躍する時代」などといわれていますが、企業では女性管理職がなかなか増えないことや、バリキャリさんが出産などを機にキャリアを断念するケースもあり、現実はまだ厳しいということがわかります。
しかし、最近では、能力のある人材には長く働いてほしいという考えもあり、産休や育休、時短勤務や在宅ワークを導入し、女性が長く働ける環境を整えている企業も増えてきているようです。
バリキャリ、ゆるキャリ、どちらを選ぶかはその人次第だけど、自分なりの働き方ができる職場が見つけられるといいわよね。
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参照:キャリチェン
イラスト:飛田冬子