- ハルメク365トップ
- 素朴な疑問
- 抗菌、除菌、滅菌、殺菌の違いって何?
素朴な疑問抗菌、除菌、滅菌、殺菌の違いって何?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
まだまだ新型コロナウイルスの感染が心配です。しっかり感染予防をしたいですね。特に手洗いや手指の消毒は欠かせません。
手洗い・消毒といえば、ハンドソープやウエットティッシュに「抗菌」「除菌」「滅菌」「殺菌」などの表示がありますよね。でも、この4つの違いがイマイチよくわかりません。気になったので、調べてみることにしました!
抗菌・除菌・滅菌・殺菌の定義
手や物の表面に着いた細菌は、何も対策をしなければどんどん増殖してしまいます。抗菌・除菌・滅菌・殺菌は、付着した細菌にどう働きかけるかという違いです。
- 抗菌は「細菌の増殖を防ぐ」。
- 除菌は「細菌を排除する・取り除く」。
- 滅菌は「細菌を完全に殺す」。
- 殺菌は「細菌を殺すこと」。殺菌の中には、「滅菌(めっきん)」「消毒」という分類がある。
病原性の有無に関わらず、「すべての微生物を殺すこと」を滅菌といって、高圧水蒸気や強い消毒薬で処理するなどして完全に微生物を死滅させます。消毒は、病原性のある細菌(病原菌)を、感染症を防げる程度まで殺すことです。
ただし、滅菌・消毒・殺菌という効果・効能を表示できるのは、薬事法(現・医薬品医療機器法)に基づいて厚生労働省によって承認されたもののみ。消毒剤などの「医薬品」や、薬用石けんなどの「医薬部外品」がそれに当たります。
滅菌や殺菌の効果があるハンドソープやウエットティッシュでも、承認を受けていなければ、除菌と表示されます。
まとめると、抗菌・除菌は細菌を殺しませんが、増殖を防ぎます。一方、殺菌(滅菌・消毒)は細菌を殺します。
菌に作用する強さは、抗菌<除菌<消毒<滅菌ということになります。
※殺菌には消毒と滅菌が含まれる。
抗菌・除菌効果のあるウエットティッシュで手を拭いても、完全に細菌を取り除いて安心だという状態にはならないということになります。感染予防には、やはり丁寧な手洗いが欠かせません。
新型コロナ感染予防のための手洗い法
新型コロナウイルスの感染を予防するために、帰宅後、調理前、食事前に、しっかりと手洗いをしましょう。ここで、厚生労働省が示す正しい手洗いを説明しますね。
まず指輪や時計などを外します。次に、流水で手を濡らしてから、せっけんを泡立て、手のひら、手の甲、指先・爪の間、指の間を、順にこすり洗いします。さらに、親指と手のひらをねじり洗いし、手首を洗いましょう。最後にせっけんを十分に水で洗い流したら、すぐに清潔なタオルでしっかりと水分を拭き取ります。これで、正しい手洗いは完了です。
また、お店や施設に入るとき、入り口に用意されているアルコールがあれば、しっかり手指を消毒しましょう。
手洗いや手の消毒だけでなく。空気の密閉・人の密集・密接する場面という「3つの密」を避け、外出する際はできるだけマスクをしましょう。感染予防の基本ルールをしっかり守って、自分の、他の人の身を守りましょう。
■人気記事はこちら!
- 「生ビール」と「瓶ビール」はどう違う?
- 「あした」と「あす」と「みょうにち」は意味が違う?
- 盛りそばとざるそばは何が違う?
- スパゲッティとパスタはどう違うの?
- ビーガンとベジタリアンの違いって何?
- 知ってるようで実は知らない?素朴な疑問ランキング ベスト100
参照:朝日新聞デジタル
イラスト:飛田冬子
- いいね 1
- びっくり 0
- 役に立つ 0
- 泣ける 0
\ この記事をみんなに伝えよう /
-
スマホで医師に健康相談
24時間365日OK!30秒以内に医師・看護師・薬剤師などの医療チームがあなたの「健康相談」に応答してくれる♪ -
最高のワイナリーツアー♥
家族・友だちと!雰囲気バツグンの熟成庫見学・高価な貴腐ワインのテイスティングはいかが?お得なクーポンも! -
やばっ、冬の尿モレ
寒い冬、なぜ尿モレが増える…?3つの原因&4つの「効果的な尿モレ対策」を専門医に教えてもらいました! -
人生で1度は訪れたい場所
ミネラル豊富な美人の湯、最高のオーシャンビューなど、心もカラダも癒やされる魅力が盛りだくさん!人生で1度は訪れたい名所をcheck -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
体験談:50代やって正解
銀行は断然「紙の通帳」派!そんな「デジタル嫌い」の私が 銀行アプリを使ってみたら想像よりもはるかに便利すぎて… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
認知症リスクに40%も差
最近、驚きの研究結果が…!「犬を飼っている人」は「飼っていない人」に比べて認知症リスクが… -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
自分に似合う「眼鏡」は?
見た目の印象が若返る♥「自分に似合う眼鏡」を知って、ワンランク上のおしゃれを!