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2021.02.052020年04月14日
素朴な疑問
野菜ジュースの栄養って?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近ビタミン不足を感じていたので、1日分の野菜が取れると書いてあった野菜ジュースを購入しました。早速家に帰って飲んでいたのですが、本当に市販の野菜ジュースで栄養が取れるのでしょうか? 野菜ジュースの栄養について、気になったので調べてみました!
1日に必要な野菜の量はどれくらい?
そもそも、私たちが1日に必要な野菜はどれくらいの量なのでしょうか?
厚生労働省が提唱する健康づくりの指標「健康日本21」で記載された目標値によると、大人1人当たり、1日350gの野菜を取る必要があるようです。内訳は、緑黄色野菜120g、淡色野菜230gとのこと。
うーん、重さで言われてもピンと来ない……。そこで、野菜の種類別に100gがどれくらいの量なのかを調べた結果、以下のようになりました。
それぞれの野菜の100gの目安量
緑黄色野菜
- ホウレン草:2分の1束
- トマト:小1個
- ニンジン:小1本
- カボチャ:10分の1個
など
淡色野菜
- キュウリ:1本
- レタス:小2分の1個
- もやし:2分の1袋
- 玉ネギ:中2分の1個
など
1日350gの野菜を取るためには、かなりの量が必要みたい。それでいうと、野菜ジュース1本で必要な栄養がしっかり取れるなら、手軽でいいわね。でも、野菜ジュースは野菜を絞って作るみたいだけど、生野菜に含まれる栄養はすべてそのままなのかしら?
作り方と野菜ジュースの栄養を調べてみた!
野菜ジュースは、原料となる野菜や果物からジュースを搾汁した後、濃縮して水分を除き、再度水分を加えて元の濃度「濃縮還元」方式で作られます。最も一般的な濃縮法は「真空蒸発濃縮法」と呼ばれる方法で、減圧した装置内で果汁を加熱して水分を蒸発させる方法です。
この過程で、水溶性のビタミンCや熱に弱い食物繊維などの成分は失われてしまいますが、必要な量が不足しないように調整したり、後から食品添加物で追加したりしているそう。また、熱に影響を受けないビタミンA、ビタミンE、ミネラル類(カリウム、マグネシウムなど)はしっかり残っています。
野菜ジュースには、ビタミン以外にもたくさんの栄養が詰まっているんですね!
β-カロテンやリコピンなど、生の野菜から取るよりも野菜ジュースで取るほうが吸収率がいい栄養素もあるそう。パッケージに栄養成分が記載されているので、チェックしてから買うようにしたいわね。
野菜ジュースでさまざまな栄養成分を手軽に取れることはわかりましたが、あくまで野菜ジュースは野菜摂取の補助的なもの。普段の食事で野菜を取るように心掛けつつ、栄養が不足しがちなときは、野菜ジュースを上手に活用したいですね。
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イラスト:飛田冬子