素朴な疑問野菜ジュースの栄養って?

公開日:2020/04/14 更新日:2020/10/08

 

市販の野菜ジュースだけで1日分の栄養は取れるの?
野菜ジュースの栄養って?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

最近ビタミン不足を感じていたので、1日分の野菜が取れると書いてあった野菜ジュースを購入しました。早速家に帰って飲んでいたのですが、本当に市販の野菜ジュースで栄養が取れるのでしょうか? 野菜ジュースの栄養について、気になったので調べてみました!

 

1日に必要な野菜の量はどれくらい?

そもそも、私たちが1日に必要な野菜はどれくらいの量なのでしょうか?

厚生労働省が提唱する健康づくりの指標「健康日本21」で記載された目標値によると、大人1人当たり、1日350gの野菜を取る必要があるようです。内訳は、緑黄色野菜120g、淡色野菜230gとのこと。

うーん、重さで言われてもピンと来ない……。そこで、野菜の種類別に100gがどれくらいの量なのかを調べた結果、以下のようになりました。

 

それぞれの野菜の100gの目安量

緑黄色野菜

  • ホウレン草:2分の1束
  • トマト:小1個
  • ニンジン:小1本
  • カボチャ:10分の1個

など

淡色野菜

  • キュウリ:1本
  • レタス:小2分の1個
  • もやし:2分の1袋
  • 玉ネギ:中2分の1個

など

1日350gの野菜を取るためには、かなりの量が必要みたい。それでいうと、野菜ジュース1本で必要な栄養がしっかり取れるなら、手軽でいいわね。でも、野菜ジュースは野菜を絞って作るみたいだけど、生野菜に含まれる栄養はすべてそのままなのかしら?

 

作り方と野菜ジュースの栄養を調べてみた!

野菜ジュースは、原料となる野菜や果物からジュースを搾汁した後、濃縮して水分を除き、再度水分を加えて元の濃度「濃縮還元」方式で作られます。最も一般的な濃縮法は「真空蒸発濃縮法」と呼ばれる方法で、減圧した装置内で果汁を加熱して水分を蒸発させる方法です。

この過程で、水溶性のビタミンCや熱に弱い食物繊維などの成分は失われてしまいますが、必要な量が不足しないように調整したり、後から食品添加物で追加したりしているそう。また、熱に影響を受けないビタミンA、ビタミンE、ミネラル類(カリウム、マグネシウムなど)はしっかり残っています。

野菜ジュースには、ビタミン以外にもたくさんの栄養が詰まっているんですね!

β-カロテンやリコピンなど、生の野菜から取るよりも野菜ジュースで取るほうが吸収率がいい栄養素もあるそう。パッケージに栄養成分が記載されているので、チェックしてから買うようにしたいわね。

野菜ジュースでさまざまな栄養成分を手軽に取れることはわかりましたが、あくまで野菜ジュースは野菜摂取の補助的なもの。普段の食事で野菜を取るように心掛けつつ、栄養が不足しがちなときは、野菜ジュースを上手に活用したいですね。


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参照:農林水産省 野菜の1日の摂取目標「350g」とは

   カゴメ株式会社

   株式会社伊藤園

   からだカルテ

   東洋経済ONLINE

 

忙しい朝は野菜ジュースが便利です♪

 

イラスト:飛田冬子

 


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