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素朴な疑問東京五輪のボランティアに応募するには?
国際オリンピック委員会総会で「2020年オリンピック開催地はトウキョ―」と発表されてはや5年。2020年なんてまだまだ先ね、楽しみだわ~なんてのんびり構えていたけれど、気づけば東京オリンピックまであと2年を切っているんですね! やれロゴが盗作だ、会場が足りないなどすったもんだありましたが、会場整備やチケット販売など準備は着々と進んでいるようです。
この先もう2度とめぐってこないだろう、地元開催のオリンピック。一生の思い出になるように、私も何かの形で参加したいわ! そういえばニュースでよくオリンピックのボランティアが話題になっているけれど、私でも今から応募できるのかしら?
スタッフのウエアやシューズなどもいただけるらしいし、成功に向けて貢献したいので、東京オリンピックボランティアの公式サイトで調べてみました。
結論からいうと、大丈夫。東京オリンピックで活動する「大会ボランティア」の登録受付は2018年9月26日13時から12月上旬まで。先着順ではないので、まだまだ間に合います!(よっしゃーっ!)
ここで、ボランティアの条件と仕事内容について整理しておきましょう。大会ボランティアは、東京オリンピック・パラリンピック開催期間中、または、その前後の期間に競技会場などで活動する人のこと。原則として1日8時間(休憩時間含む)程度、10日間以上(連続勤務は5日以内)働ける人が対象となります。(大丈夫だわ)
応募資格は2002年4月1日以前に生まれた人で、活動期間中に日本国籍か在留資格を持っていること。つまり18歳以上で2020年7月24日~8月9日のオリンピック、8月25日~9月6日のパラリンピックの開催期間を中心にボランティアとして活動できる人なら、誰でもOK! 年齢の上限は特に設けられていませんので、ハルメク世代でも参加は可能です。
そうなってくると気になるのが、必要なスキル。オリンピックボランティアは、最低でも英語ができないといけない、という噂を聞いたけれど……。
大会ボランティアの募集人員はおよそ8万人、東京都の都市ボランティア3万人、計11万人。そのうち最も多いのが、会場および周辺エリアでの案内スタッフで、会場誘導やセキュリティチェックなどを行います。ほかにも競技の備品を管理したり競技の運営そのものをサポートする運営スタッフや、関係者が移動する際の運転スタッフ、海外選手や関係者のサポートをするアテンドスタッフ、医務室への搬送や検査のサポートを行うヘルスケアスタッフなど多岐にわたります。
専門知識が生かされる仕事もあれば、誰でも参加できる仕事もあり、語学力も必須でというわけではないようです(ホッ)。オリンピックまでにはボランティアを対象としたオリエンテーションや研修も行われるので、初めての人でも安心して参加できるようです。
ただし、大会ボランティアに報酬は……ございません! それどころか活動中の宿泊費や滞在費などは自己負担となりますので、地方から参加するとかなりの持ち出しになりそうです。お金を払って真夏の炎天下で1日8時間働くわけですから「都合がよすぎる」「ボランティアをあてにし過ぎる」という声が上がるのもしかたないのかも。
それでも、選手としてオリンピックに参加することはかなわなくても、ボランティアならできる! と考えれば絶好のチャンスかも。お友だちやご家族を誘って参加してみるのも楽しそうですね。
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イラスト:飛田冬子
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