話題の幹細胞コスメとは?抗老化の効果は
2020.11.122018年10月07日
素朴な疑問
化粧品って消費期限はないの?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日亡くなられた樹木希林さんが、終活として「1日1つ、お皿やものを捨てるようにしている」という発言をされていたのをご存知でしょうか。
「ものを大切にする」という気持ちは大切だけれど、いらないものをたくさんため込むことは自分のため以上に、残す家族にも迷惑をかけることになる。そうはわかっていても、なかなか捨てることができない人って、多いのではないでしょうか。(ワタシはそうです)「1日に1つ捨てる」のなら、できそうな気がします。
そこで、まず、化粧品から「捨てるモノ」を探してみようと思いました。
みなさん、化粧品て、どのくらい持っていますか? 化粧水、乳液、保湿クリーム、アイクリーム、下地クリーム、BBクリーム、コンシーラー、ファンデーション(粉、クリーム、いろいろあり)、アイシャドウ、チーク、マスカラ、アイブロウ、アイライナー、リップクリーム、リップグロス、口紅……。いやあ、ありますねぇ。
「あ、これは海外旅行に行ったときに免税店で買ってきたメイクパレットだ!」
「これは日焼け止め効果があるっていうので、夏に買ったんだっけ」
「テレビのコマーシャルを見て、つい、欲しくなったんだよね、これ」なんて、ひとつひとつに思い出や思い入れがあったりするけれど、それって、いつのことだったかしら?
「えーと、海外旅行に行ったのは……10年くらい前? 夏休みをとって、3年くらい前のこと? この色が流行ったのは?」
化粧品て、食品と違って「消費期限」が書いてないので、ずっととっておいてしまうなんていうこと、ありますよね。いつまで安心して使えるか気になったので、調べてみました。
なぜ消費期限が書いていないかというと、これは薬機法(正確には「医薬品医療機器等法」と言います)で認められているからなのだそうです。メーカーで、適切な製造・保存状態で3年以上経過したときに製品の品質が安定しているものについては使用期限を明記しなくてよいということになっています(3年以内に変質する恐れのあるものは、使用期限を明記しなくてはならないとあります)。
これらのことから、使用期限が書いてない化粧品は3年が目安であると考えられますが、これはあくまでも開封していない状態のうえでの期限。開封したら、ホコリや雑菌が入ってくるし、保存方法によっても条件が変わってきます。口紅などで油臭くなっていたりしたら、その時点でアウトです。色や匂い、にごりなどがあったら、それは変質している証拠なので、すぐさま捨てましょう。
化粧品は、直射日光が当たらない常温の場所で、温度変化が少ないところに保存するのが基本。冷蔵庫に入れる人もいるようですが、ものによっては温度変化で成分が分離したり、品質の安定性が損なわれることもあるので、注意が必要です。夏用のジェルタイプなどは冷やしても品質変化がないので、野菜室やドアの内側などに置くとよいそうです。
また、化粧品に雑菌を入れないためには、パフやブラシなどもこまめに洗い、クリームなどはスパチュラを使うよう心掛けることも大切ですね。
なお、最近ファンが増えている韓国コスメでは、製造年月日と開封してからの使用期限が書いてあるのをご存知でしょうか? MFDが製造年月日。使用期限はEXP。開封してから何か月、というのはイラストで明記してありますが、だいたい半年から12か月くらいとなっています。
日本の製品も、製造過程は法律で定められているため安心といえますが、1年をワンサイクルとして、「もったいない」と思っても捨てるほうがお肌のためによいかも。「まだ使える」という気持ちをぐっと抑えて、ワタシは処分するわ。
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イラスト:飛田冬子